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友人たち視点

「華、おめでとう~!」

「すっごい綺麗だよ!」

「そうそう!このドレス、後ろ姿も可愛いよね!所々に刺繍が入っているのも素敵!」

「3人ともありがとう。」



華の披露宴に参列し、高砂に華との写真をとりにいく。

もっともっと話したかったが、花嫁はただでさえ忙しいのだから、私たちが独占するわけにはいかない。

それぞれのデシカメやスマホで写真をとってもらった後は、素早く席に戻る。


「華、幸せそう。」

「旦那さんもイケメンでお似合いだよね。」

「ね~!あやかりたい!」


口々に、華の幸せを祝い、お互いの知っているラブラブ話を暴露しあい、お色直しに歓声をあげる。




式場から出たあとも、まだ幸せの余韻が残っていた。

だが、このあとも二次会があり、その幹事になっていたので急いで行動しなければならない。

挙式と披露宴は、華と旦那さんの会社関連の人も多かったので、来れなかった友人たちも多い。

はしゃぐのは二次会からだと、準備も頑張ったので華にも楽しんでもらいたい。


会場につくと、まずは動きやすい服装に着替える。

ドレスとそれにあった髪型は、楽しいし気分もあがるけれど、長時間だと辛くなってくる。

そこで、少し髪型を崩し、きれいめのワンピースに着替えることになっていたのだ。

そこで話ながら着替えていると、華の挙式では絶対に出てこなかった話題が出てきた。


「華、本当に幸せそうでよかった。」

「そうだよね。旦那さんも素敵な人だし。あんな男と結婚しなくてよかったぐらいだよ!」

「夏帆~!こんなおめでたい日にそんな話は無し!」

「そうだね。ごめんごめん。」


夏帆が謝り、話題は華と旦那さんのことに移っていったが、私の中ではあのバカ男のことが思い返される。

華に、変な要求をしたきた後、あのバカ男の悪評がものすごい勢いで流れ出したのだ。

どうやら、いろいろな会社に面接を受けに行って、落ちると、わざわざその会社に出向いて罵倒し暴れ、大変なことをしでかしていたようだ。

そもそも、その面接もかなり高圧的な態度で望んでいたそうで、何故それで受かると思うのか不思議なぐらいだったそうだ。

さらに、あれだけ『真実の愛』とか抜かしてたバカ女とも離婚の危機だそうだ。

別居状態になり、産まれたばかりの赤ちゃんは、バカ男の両親が面倒を見ているようだ。

無職のバカ男に愛想を尽かしたバカ女から別れを切り出したそうだが、バカ男はそれを認めずストーカーと化しているそうだ。

それを思うと、華の対応は正しかったのだろう。

あのバカ男の変なプライドを刺激しなかったおかげで、無事にすんだのだから。

まあ、『華……俺の結婚がショックだったのか……あんな男と結婚するなんて。ごめんな。幸せを祈っているよ。』とかいうバカ男には腸が煮えくり返ったけど。連絡絶ってあったのにはわざわざ実家にハガキ送ってきたのよ!?見た瞬間ビリビリに破いてやったけど。

華はもう苦笑するだけで、全然気にしていない様子だった。

そうだよね。忘れて幸せになるのが一番なんだろう。

私も、とっととあんなバカ男のことは忘れて、幸せにならないと!

取り合えず今は、華の幸せのお手伝いだね!

よし!着替えも終わったし、最終打ち合わせ頑張るぞ~!

ひとまず、これで完結とさせていただきます。

矛盾点、回収し損ねた話、誤字脱字は、少しずつ手直ししていきたいと思います。


この作品で始めての日刊一位など、思い出に残る作品になりました。

皆様の応援のおかげです。

最後までお付き合い、本当にありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 気持ち良いくらいのざまあ 自業自得なざまあだったので良かった だよねって納得のお話しでお伽話感が無くってよかった(^^)
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