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第5話

酒を飲むレインの部屋に、ビビが入ってきた。

酒を飲むレインは、注意することせずビビを見る。

「どうした? おいで」

ビビはもじもじして、レインを見た。

「旦那様」

レインは眉を寄せる。

「誰かに何か言われたのか?」

「偉い人だと聞いたの」

「ただの借金取りだ」

「お父さん。旦那様に借金していたの? もう会うことはない?」

レインはああ、と答える。

「会いたいか?」

ビビは首を振る。

「会いたくない。だってご飯くれないし、殴るし、ビビのこと嫌いだって言ってたもん」

ビビはレインの元にやってくる。

「お父さんの所に連れていかないで。ビビ、旦那様といたいの」

「私といたいのか?」

ビビは頷く。

「ビビ、大人になったら旦那様と結婚する」

レインは大笑いした。

「言うに事欠いて、私との結婚か!」

だがレインは、否定することはしなかった。

ビビはレインの膝の上に上って、にっこり笑う。

レインは膝の上に上ったビビを、下ろすことはしなかった。

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