しんちょくほーこく!刹那トラッカー発動編②
あーん!
やっぱり液タブだとじょうずに描けない!
ヒロイン九人ぶんの!
水着!!!
iPhoneだとむずかし!
あーん!
せつめい!
「いらっしゃいませおきゃくさま…いえ、ナインさまこんにちはー!作者のおおとろべふこですー!」
新着通知に表示される作品群へ目を通していた「あなた」の目の前で、猫耳のウェイトレスがぱたぱたと早足で寄って来る。
「実はですね!挿し絵をいつもタブレットで描いてたんですけど!調子がよくなくて!パソコンに繋いで使ってたんですけどかんぜんに動かなくなっちゃったんですよー!」
彼女は「あなた」の足にしがみついて、顔をこすりつけて涙を拭いた。
A、「そういうのやめてね。」
その言葉に耳と尻尾を跳ねさせた彼女は「あなた」を見上げる。
A、─「そんな!がんばって液晶タブレットで描いたりもしたんですけど間に合わなくって、けっきょくスマートフォンで、指先で描くことにしたら腱鞘炎が再発しちゃったわたしになんてあたたかいおことば!」
混乱しているようで立ち上がった彼女は「あなた」の胸元に手を当てる。
「次回は水着回だって予告をしました!「あなた」のパートナーとなるヒロイン九人の水着をデザインして、やっとしっかり描き始めたところだたんです!主人公の「あなた」がモテモテにゃんにゃかハーレムに前回なったので、初期メンバーのガルデニアやカランコエにナナカマドから描いて「あなた」と夏のビーチだいさくせん!描いてたんですよー!それに、追加ヒロインのフィンネルにヒヤシンス、一番「あなた」の近くにいて「あなた」を支えていたアロエとももちろんきゃっきゃうふふを!」
そして早口で男の子の水着はすらりとした筋肉のラインが美しいと語り始めた彼女を、ロータス2が店舗カウンターの奥へ引きずっていった。
「それにもちろん、「あなた」と別の選択肢を選び続けたナイン2ちゃんもー!」
ってゆーわけで、ちょっと難航しますー!




