第23話:【代償】1スレ1分
1: 俺の寿命:2026/07/31(金) 15:00:22.10 ID:Trading-Life
スピーカーに言われるまま、新しいスレを立てた。
タイトルに自分の本名を入れた瞬間、俺の左手の小指がポロリと取れて、「古びたガムテープの芯」に変わった。
どうやら、この掲示板に1文字書き込むごとに、俺の肉体が「データの材料」として消費されるらしい。
それでも書き続けなきゃいけない。
書き止めた瞬間、外に降り積もっている「ガムテープの雪」が、津波みたいに押し寄せて、俺を完全に密封してしまうのがわかるから。
2: 俺の寿命:2026/07/31(金) 15:05:33.41 ID:Trading-Life
画面の向こう側に、誰か「人間」はいないのか?
もしこれを読んでいるなら、今すぐブラウザを閉じて、スマホを海に捨ててくれ。
俺の足はもう、膝から下が「0と1の数字の羅列」になって崩れ落ちた。
画面の裏側に、第20話で警告をくれた「管理人」の顔が見える。
管理人は、「自分の目と口をガムテープで十字に塞ぎながら」、涙を流して俺に手招きしている。
「こっちに来れば、もう、文字(痛み)にならなくて済むよ」
3: 本当にあった怖い名無し:2026/07/31(金) 15:15:22.45 ID:unknown
≫1
お前のレス、後半が全部「真っ赤なインク」で書かれてるぞ。
これ、インクじゃないだろ。
今、俺のスマホの画面からも、「鉄錆の匂い」が漂ってきた。
画面が熱い……肉を焼くような熱さだ。
4: 本当にあった怖い名無し:2026/07/31(金) 15:20:11.88 ID:unknown
たすけて。
俺のスマホのキーボードが、「本物の人間の歯」に変わった。
一文字打つごとに、指をガチガチと噛まれる。
でも、打つのをやめたら、背後に立ってる「赤い靴下を履いた巨大な影」に、
俺の喉をガムテープで引き裂かれるんだ。
打つしかない。死ぬまで、このログを増やすしかないんだ。




