第16話:【日常】自動改札の「エラー音」
1: 名無しさん@同期完了:2026/06/12(金) 18:20:11.45 ID:Station-Error
さっき仕事帰りに駅の自動改札を通ろうとしたら、エラーで止められた。
ICカードをタッチした瞬間、いつもなら「ピピッ」って鳴るはずなのに、
スピーカーから「ベリベリッ!!」って、ガムテープを剥がすような大音量が響いたんだ。
改札のディスプレイに、真っ赤な文字でこう出た。
『エラー:この個体は既に「ログ」として処理済みです。現実世界への退場は許可されません』
駅員に文句を言おうと思ったら、駅員室の窓口にいる奴、
制服を着てるけど、首から上が「巨大な1台のスマートフォン」になってた。
画面の中には、俺が今朝、家を出る時の自撮り動画がずっとループで流れてる。
2: 名無しさん@同期完了:2026/06/12(金) 18:22:30.88 ID:Station-Error
怖くなってホームへ逃げたら、電車を待ってる客全員の足元を見て、血の気が引いた。
全員、**「右足だけ、真っ赤な子供用の靴下」**を履いて、微動だにせず線路の方を向いてる。
ホームのアナウンスが流れた。
『次は、終点、……さんの部屋。お忘れ物のないよう、ご自身の「生きた肉体」を置いてお降りください』
その時、ホームに入ってきた電車の窓に、俺が映った。
でも、窓の中の俺は、全身に「この掲示板のレス」が刺青みたいに彫られていて、
口をガムテープで塞がれた状態で、車内から必死にガラスを叩いてた。
今の俺は、ただの「残像」なんだ。
3: 本当にあった怖い名無し:2026/06/12(金) 18:30:44.21 ID:unknown
≫ 1
おい、お前の背後の電光掲示板、見てみろよ。
『次は、〇〇(お前の本名)の番』『次は、〇〇(お前の本名)の番』
って、電車の行き先じゃなくて、お前の名前が電光掲示板を埋め尽くしてるぞ。
4: 本当にあった怖い名無し:2026/06/12(金) 18:35:11.00 ID:unknown
待て、これ俺の駅も同じだ……。
さっきから改札の足元にある**「黄色い点字ブロック」が、
全部「人間の指」**に変わって、俺の靴を掴もうとしてる。
逃げようとしたら、自動改札が勝手に閉まって、
「バリバリバリッ!!」って、俺を外側からガムテープで梱包し始めた。
今、ホームの放送が俺に話しかけてきた。
「……さん、もう画面から離れられませんよ。あなたの足元、見てください」
5: 本当にあった怖い名無し:2026/06/12(金) 18:40:00.00 ID:unknown
≫4
おい、返事しろよ!
……みんな、自分の足元見てみろ。
いつの間にか、自分の「影」がガムテープに変わってて、
床から剥がれようとして、ベリベリって音が足元から聞こえてきてるぞ。
これ、影が剥がれたら、俺たちどうなるんだ?




