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たくさんの声がステファニーの心を突き刺し、エドワードの声はステファニーの耳には届かなくなった。
そして、ステファニーは、エドワードの後をついていくのが精一杯になった。その時、エドワードが突然止まり、ステファニーはエドワードにぶつかってしまった。
「失礼しました。エドワード様、大丈夫ですか。」
「大丈夫だよ。さあ、君の教室に着いたよ。」
気がつくと、ステファニーの教室へと着いていた。
まさか、教室まで連れてきてもらったとは知らず、ステファニーはあわててお礼を言った。
「エドワード様、今日は案内して頂いてありがとうございました。」
「学園で何か困ったことがあったら言ってくれ。学園では、すべての生徒は平等だから。」
「ありがとうございます。」
「では、頑張って。」
ステファニーがエドワードにお礼を言うと、エドワードは自分の教室へと向かった。
ステファニーは、意を決して教室のドアを開けた。
すると、騒がしかった教室が静まり返り、みんながステファニーをみた。
「ステフ、こっち。ここがステフの席よ。」
アイリッシュが大きな声でステファニーを呼ぶと、自分の隣の席を示した。ステファニーは、急いでアイリッシュの元へと歩きだした。
すると、生徒達は、すっとステファニーが通る道をあけた。
「ステフ、ようこそ。一緒に勉強出来て嬉しいわ。」
「私も、アイルが一緒で嬉しいわ。」
ステファニーは、アイリッシュの隣の席に座るとやっと笑顔が出た。
「ちょっと僕もいるからね。」
ステファニーとアイリッシュが話していると、ブラッドリーがやってきた。
「学園は広いから、たくさん歩いただろう。大丈夫疲れてない?」
「ありがとう、ブラッド。大丈夫よ。」
ステファニー達三人が楽しそうに会話しているのを、クラスの生徒は遠巻きに不思議そうに見ていた。
初めての授業は、ステファニーにとって新鮮だった。
今まで、屋敷でも家庭教師に教えてもらうことはあったが、教師の言われたことを覚えるという一方通行のような感じだった。しかし今は、教室内では生徒が自分の意見を発言したり、相手の意見に反論したりと意見の交流がたくさん行われていた。
(学ぶって楽しいわね。エドワード様の言われた通り、ここでは爵位などに関係なく自由に発言したりしていいんだわ。)
授業内容も初めて聞くことが多く、ステファニーはとても充実した時間を送った。
「ステフ、初めての授業はどうだった?」
授業が終わると、アイリッシュが話かけてきた。
「とても、楽しかったわ。学ぶって楽しいのね。」
「本当に?ステフは変わってるわ。私は勉強嫌い。難しくて頭がいつも爆発しそう。」
「そう?知らないことを知るって楽しいわ。」
「ステフが楽しいならよかったけど。私は、教室より実技の授業が好き。早くステフにも私の魔法見せたいわ。」
「また、暴走して木を燃やすなよ。」
後ろを向くとブラッドリーがいた。
「私の力が強いからって焼きもちかしら。早くブラッドも出来るといいわね。」
「ブラッドは、今は何を練習してるの?」
ステファニーは、ブラッドリーに尋ねた。
「いまは、まだ風を使ってものを飛ばしたりかな。強くなったら水を巻き上げたり、風で壁を作ったり出来るようになるらしい。」
「すごいわね。早く見てみたい。」
ステファニーが目を輝かせて言うと、ブラッドリーは恥ずかしそうに顔を背けた。




