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バーンエンドグラディエーター 煉獄のアルケミスト  作者: なつみかん
第1章《煉獄のアルケミスト》
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マジュワ2

リュカとピカルはシェラを探し

マジュワへ…

「ここがマジュワ。」

原生林というべきかあまりにも大きい植物達の幹や枝を使ってさまざまな建物が作られている。


「ここがマジュワーーーー。楽しみな。」

「ここがマジュワーーーー。楽しみな。」


「まて!」

「まて!」


「おまえ…妖怪か。 しかし我々は拒まないー。」

「おまえ…妖怪か。 しかし我々は拒まないー。」

にかにかと笑う門番に通されあまりにも広すぎる木の王国へと踏み入れた、門番は言ったわれわれと。


「すまんな。」

『まぁこの国に妖怪の被害は無かったからな

ただ気をつけろ、観光客の奴らはどうかはしらねぇぜ』


『まずはアシュラのやろうを見つけるこったな

俺様の用事はそれからでいい。』


『そうか感謝する。』


『それなら俺は少し寝るぜ見つけたら教えてくれ』


「それにしてもどこから探せばいいのか。」


あまりにも広い土地にどこから手をつければ良いか判断がつかなかった。


「お兄さん、そこのお兄さん!

旅の人でしょう?!

ならばこのデカンボトンボ!

早いし安いよ〜 一日2Gゲニーどうだい?」


「そいつを使えばこの国の端までどれくらいだ?」


「そうさなぁ

半日かければ行けねぇとこはねぇぜ

おまけにこいつは賢いどこでも

待っててくれる!お得だぜ。」


珍しく人間の行商人だった。


「わかったレンタルしよう。」


「まいどーーーー、

さぁこいつをお貸ししますぜ。」


緑の巨体に大きな二つの目力強いその羽は何処までも連れて行ってくれそうだった。しかし


「おいおいおいおい、どこへ行くんだぁぁ。」


デカンボトンボの性格はやんちゃだったらしい。

好き勝手に飛ぶこいつを制御するのを諦めたリュカは一日中振り回され、上空の木々から漏れる明かりで目を覚ました時には木の上で寝ていた。


もちろんデカンボトンボの姿はどこにもなかった。

「あの商売人め許さんぞ。」


リュカの1日目はこうして幕を閉じた。


『おい、リュカ進展はあったか?』


「ピカルかこちら進展なしだ、

そして一日無駄にした。 」


『そりゃ御苦労なこった、

やはり俺様が助けてやらねーとな』


「何か手がかりがあるのか?」


『こんなときゃ酒場だ!』


「まぁそうなると思ったぞ。行こう。」


2人は手かがりを求めすがるように酒場に向かった。

酒場はドワーフや観光客でごった返していた。


「おい!おめぇ妖怪だな!

よくも俺の国を荒らしてくれくれたな!」


「なにぃ妖怪だとぉよく顔を出せたな!」


リュカの真っ白な顔とその妖気に気づいた客達は一斉に罵声と瓶やコップを投げつけてくる。


「ピカルここは出よう。」

『ああこりゃ聞ける様子じゃねぇよ』



「みんなさっまっ! ここは酒の場

みんなで楽しく飲めない奴は追い出しますわよ!」


最も声を荒げたのはここのママであろうか、

ドワーフ族の女店主だった。


「ごめんよぉカカーナちゃぁん。」


「わかった!喧嘩なら外だよな。」


「みんな物分かりが良くてステキよ。」


カカーナと呼ばれるドワーフの女性によって場は一旦静まった。しかしその向けられる視線が無くなった訳では無かった、


「カカーナさんこの街で最近になって髪の長い、白い髪の目が青い女の子を見ていないか?」


「さぁねこの街広いからねぇ、

あたしは知らないねぇ。」


「そうか。」

『ピカル、ピカル聞こえるか?』

『聞こえてるぜ何だよ』

『他の者には聞ける雰囲気ではない出よう』

『それがいい、

またドワーフ族に集中して聞き込みをしようぜ』


「カカーナさんどうもお代置いておきます。」


「見つかるといいわね。」


店を出ようと扉を開くと入って来た客と肩をぶつけた。

「すまない、ぼうっとしていた。」


「いや大丈夫だよお兄さん。」


「あ!!! お前昨日の商売人だな!」


「んん? おうっと

こりゃ昨日のお客様じゃねぇか。」


「よくもあんな物を売りつけたな、許さん!」


「生き物だから仕方がありませんぜ。ひっひっひ」


「きさまぁぁぁ。」

ふつふつと怒りが湧いてくる。


「今日は飲むのは辞めにしますぜぇ、

そういや今日は肉が食いてぇんだった

じゃあな旦那達者で!」

「 妖怪風情がえらそうに 」ボソッ


男は早足で逃げ去った。


「まてぇぇぇ!」


「逃げられちゃったわね。」


「カカーナさん。」


「あいつはこの街では有名な

言い訳ばかりの詐欺師よ

ただ何でも腕っぷしは相当みたいよ。」


「へぇ。

そうだ今日はすまなかった

酒場を荒らしてしまって。」


「気にしないで、いつものことよ。」




__________一方行商人


「へぇ危ねぇ何とか逃げ切ったぜ。」

『ここいらにデカンボトンボを置いて置いたはずだぜあらぁおっかしいぜ何処にもいやしやがらねぇ』


『どこだぁ』

ブゥゥゥゥンンン


「上!?」

見上げるとデカンボトンボ達は何者かに奪われている最中であった。


「てめぇら!おい!

俺のトンボを何処に連れてく気だぁ!」



「薄汚え行商人に答える義理はない。」


「おい!まちやがれぇぇ!!」

『やつらのあのマントの印!

行き先はマオーヌか、

くそ厄介な事になりやがった。

しかし相棒達を見捨てるわけにもいかねぇ…』



_____再びリュカ達


「ピカルこれからどうする?」

『そうだな手がかりがない事にはなぁ』


「リュカ=オズワルド!!」

バッッ

上空を見上げるとデカンボトンボに乗った3人の男達がよく見覚えのある人物と共に飛んでいた。




「シェラ!!!!」



「そうだアシュラは我々が預かった、返して欲しくばマオーヌの剣闘士訓練学校まで来い!」


「貴様が逃げないことを祈っている。さらば!」


「我々はユニバース!ダーティー・スター様達を崇める者!」


そう言って男達はシェラを連れて飛び去っていった。


「ピカル!!」

『仕方ねぇ行くぞマオーヌに!』



急いで門番の所まで駆ける、


「門番!出してくれ!」



「んんん?お前は昨日の。」

「んんん?お前は昨日の。」


「出れないーーー!」

「出れないーーー!」


「なぜだ!?やつらは出たではないか!」


門番達は何も反論しようともせず黙っている。


『無駄だ、この国はやつらに侵略されないことを条件にやつらの自由な行き来を認めている。』


『ピカルどうすればいい?!』


『やつらの試練をこなすか、それか荒技だ』



ブゥゥゥゥンンン

後ろから羽音が聞こえてくる。


「くそ妖怪!お先だぜ!」

そこにはあの行商人が小さいトンボに捕まって飛んで行く最中だった。


『リュカ飛びつけ!!』


リュカは男の足にしがみついた。


「おい!汚ねぇ手で触るな。」


「うるさい!絶対離さんぞ!」



「お前たちーーゆるさないーー!」

「お前たちーーゆるさないーー!」



『やりやがったぜ

リュカこれでお前の味方は

この大陸のどこにもいねえ!!』


「望むところだ!シェラは取り返す!!」


「お前その声はどこから出してやがる?」


『んんお前まさかおれの声が聞こえているのか?』


「なんだこれはつってんだろ!」


『俺様は妖精さ、

リュカには見えるがお前には見えない。

ひっひっひ』


「お前なぜピカルの声が?」


「おらぁ昔から聞こえるのさ色々と、

天才だからな。」


「なんだそれは。」


「どうでもいいから落ちやがれ!」


「暴れるな!トンボが辛そうだぞ。」


「くそ、てめぇ覚えてやがれ。」



こうして新たな仲間?を加えてリュカは

懐かしの地マオーヌに向かうのであった。



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