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キラメキDaughters(ドーターズ)  作者: 千賢光太郎
9話 姉妹と一緒に、惑星シリウスで感謝祭イベントに招かれた、まさか
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35/55

姉と妹が俺の恋話で盛り上がって、しつこいよ(クイズつき)

語り手は明日谷大和組んで、一人称は「俺」です。

人と話をするときは「僕」になります。


前回の予告で「大和と愛良がデートをする」と書いていながら、

全く違う話になってしまいました。ごめんなさい。


では今日もいい1日をお過ごしください。

いつもお読みいただき、誠に感謝です。

挿絵(By みてみん)


「大和、これを解いてみて」


姉の留奈が一枚の紙を渡した。7つの漢字と1つの■、それぞれに色がついている。


「姉ちゃん、何これ」

「国語の授業に、うちの友達とクイズを出し合って遊んでいたの。大和、美鈴、解ける?」


俺と美鈴はじいっと見る。何かひっかかる。


「留奈姉、わからない。それよりやまにぃ、見たよ、見たよ。女の人とデートをしていたところを」


妹が白い歯を見せて笑い、俺の心臓が揺れた。


「やまにぃ、いつの間に彼女ができたの? やまにぃと一緒にいた女の人は頭がいいの?」

「もちろん」


力強く答える。


「スーパーであったあの子でしょ。まだ告白していないの?」

「せ、急かさないでよ」


ニヤニヤ微笑む姉、ニタニタ笑う妹。部屋に逃げなければ。


「大和、もう少し聞かせてよ。愛良ちゃんだっけ、何が好きなの?」

「ぽえぽえ7とか、赤ちゃんとか、アクセサリー……わ、わからないよ」


愛良ちゃんの名前を出すのも恥ずかしい。話題をそらさないと!


「美鈴や姉ちゃんには彼氏、いないの?」


「いないよ、男友達にはよく声をかけられるけれど、彼氏と思ったこともない。ま、彼氏になる人だったら、心をきゅうう~んとさせてくれる人でないと無理」


無鈴は首を横に振った。


「私はいる」

「留奈姉、家に連れてきていないじゃん」

「いいの。家はまだ、まだなんだから」


姉は目が左によって、鼻が赤く染まり、枝毛をいじる。


「留奈姉に彼氏はいないでしょ」


今だ。俺はゆっくり歩いて、自室に入る。


「あ、閉じこもるなあ、もっと聞きたいのに」


両親がまだ仕事中でよかった。母さんが加わると深く聞かれ、父さんは――


「交尾をやる前に、病院や保健所でHIV検査を行え。コンドームを購入し、避妊対策をとれ。妊娠は結婚してからだ。できちゃっただけは絶対に避けろ」


あんたの家庭はどうだい?


――あなたが一言


へえ、あんたのお父さん、お母さんはそういう人なのか。あんたがお父さん、あるいはお母さんになって、子供が生まれ、成長して彼氏・彼女ができたら、父親・母親として子供にどうアドバイスするのか、気になるわあ。


「大和君」


由良が窓を開けて入ってきた。雲が重なり、月や虹は見えない。


「由良」

「誰、由良って」


美鈴がドアを開けた。由良は俺の手を握っている。


「誰? 弟をどこへ連れていくつもり?」


姉は震えた声で尋ねる。由良の姿が見えているのか。


「アルムの世界へ連れていくんだけど。用事が終わったら返すよ。お姉さんたちも行きたい?」


由良が俺の手を強く握り、姉と妹に尋ねた。美鈴は手を上げ、飛び跳ねる。


「二人とも、こなくていいよ」


俺がキラナデシコに化ける姿を、姉と妹に見られたくない。


「行くわ、弟が心配だし、なんか隠し事をしているっぽいしぃ」


にた~りと俺の顔を見て微笑む姉。


「じゃあ決まり、二人とも大和君ほどではないけれど、キラメキの力があるからおいで。お姉さん、君、名前は」


留奈(るな)

美鈴(みすず)だよ」


由良は俺と姉の手を、姉は妹の手を握る。月に向かって飛んだと思ったら、アルムの世界にたどり着いた。桜の花びらが散って、青々とした草が生えてある。姉と妹はぐるぐる回りながら、緑からシアンに変わった空を見ている。


「大和様」


愛良が走り、手を振る。


「ああ、あの人、やまにぃと一緒に歩いていた人だ」

「今、大和を様って言ってなかった。あの子を奴隷にでもしたの?」


俺は首を横に振る。奴隷ってなんだよ。


「由良、これはどういうこと。どうして大和様のお姉さんと妹ちゃんを連れてきたの?」


愛良は由良に詰め寄った。由良は視線を美鈴にそらし、頭をなでる。


「だって見つかっちゃったんだもん」

「ああもう。大和様と違って、何かあったら二度と地球に戻ってこれないのよ。あ、初めまして。留奈さん、美鈴ちゃん。私は愛良」


愛良は頭を下げる。美鈴が白い歯を見せて、俺に目を向ける。


「はじめまして、やまにぃの彼女さん」

「まあ、うれしい」


愛良が美鈴を抱きしめた。


「ちょっと、美鈴ちゃん、大和君の彼女は私なんだからね」

「いいえ、私です。この世界では私です。あちらでは須田愛良ですけれど」

「あちら?」


姉が尋ねる。


「私はこの世界でしか活動できません。あちらには須田愛良という子がいて、大和様に恋心を抱いてますの」


姉が由良の肩を叩き、胸を触る。


「じゃあ、あなたたちは地球に来れないのね。この子以外は……あなた、胸が大きいわね」

「あは、留奈ちゃん、くすぐったいって。きゃ、ああぁ」


ぐ~いぐい、ぷ~にぷに、ふ~わふわな音が聞こえる。


「ねえ、ねえ、愛良ちゃん、由良ちゃん、二人は双子なの? 体格がそっくりなんだけど」


美鈴は二人を何度も見比べる。


「違うよ」

「違いますよ、バスト、ヒップ、ウェスト、身長、体重はすべて同じですけれど、全く違いますよ」


何か、気になる。


「大変だあ~」

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

クイズの答え、わかりましたか?

答えは後日発表です。


次回はキラメキドーターズが骨になるほど○○攻めを食らいます。


おかえりいただく前に、下記ランキングボタンを押していただくと、

今後の励みになります。お読みいただきありがとうございました。

今も明日もあなたに良いことが訪れるよう、祈っておきます。

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