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試作詩作  作者: 時雨良明
85/400

ひとりよりも

ひとり

さみしい


けど

ひとりがいい


ふたり

たのしい


けど

ひとりがいい


さんにん

やかましい


だから

ひとりがいい


ひとり

つらいよ

つらいよ

辛いよ


つよがるのはやめました

ふたりがいい

さみしくないしやかましくもない


ああでもふたりきりじゃあつまらないな


そっか

いなくなればいいんだ


ひとりもいない

一人もいない

辛く思う人もいない

誰もなんにも気にしない

ひとりきりよりもふたりきりよりも

確実に完璧に閉じた世界に

さあ行こう今すぐに


胸からは鮮血がほとばしり

手首からは血が滴り落ちる

そして彼の首は絞められた


他ならぬ彼自身の手によって

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