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試作詩作  作者: 時雨良明
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最後の手紙に

僕らの恋愛はうまくいかなかったけど

そんな理由で喧嘩したこともなかったよね

うまくいかなかったから仕方ないやって

どこか諦めてて未来を見据えていなかった


もっと喧嘩したかったなぁ

もっと分かり合いたかった

殴り合うぐらい冒涜的に

自分の心をぶつけなきゃ

そうしなきゃいけなかったんだろうけど

今はもう遅すぎるかな


つぎのとき

あなたとおなじぐらい

みりょくてきなひととあえたら

もっとけんかして

もっとはなしあって


そうして理解を深めるから

そうしたらあなたは笑ってくれるかな

これじゃあなたに恋したままみたい

そんなことじゃいけないよね


さよなら、あなた

もしも来世で会えたらなんて

未練がましい気持ちも捨てます

ほんとうに、さよなら

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