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試作詩作  作者: 時雨良明
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血は思いのほか輝くもの

血の感慨を私は求めた

味わいたい

その一言が胸に残って


血の味を感じる

血の色を感じる

血の重みを感じる

そんな毎日のこと


血の味は芳醇だ

自分の血なのに味わい深い

呪いがかかったように

いつまでも啜っていたくなる


血の色は真紅だ

吸い込まれるような紅い色

僕の目はそれに釘付けになり

あの真紅だけを僕は追い求めて


血は重い

自分の血だからなおのこと

出て来た血には常に重みがある

そしてそんな重みがあるからあの真紅を追い求めて


血、血、血がほしい

あの鼻をつく匂いが私の心を震わせる

いつまでも血を、血を飲み続けていたい

私に血を注いでください

グラス一杯の血を

プール一杯の血を

海一杯の血を

星一杯の血を

私に注いでください


私はそれを飲み干して

血の輝きをみんなに伝えるから

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