第1章 炎(ホムラ)
王国
そこには魔王と国王夫妻の亡骸がある。
王女は王子を連れ、城門前を目指し走っていた。
「姉上!」
王女は王子を城門前へ送り出しその場に留まる。
「王子、あなただけでも逃げなさい!」
「駄目です。姉上も…!」
「いたぞ! あそこだ!」
「さあ早く!」
王女が魔王の手下にさらわれる
「姉上ェェェェェッ!」
悲痛な叫びと共に王女は連れて行かれる。
王子は王女の願いに応え、王国から脱出した。
東京
俺はクール・紅一点と観光の為浅草へ赴いた。
「アカデミーを卒業してから十数年。二人は夫々の道を行き活動している」
俺は二人に思いを馳せ、待ち合わせていた。
「おーい!」
髪型は肩迄達する長髪、ワイシャツの上にシングルRJ、手には穴なし|オープンフィンガーBG、下には東洋の龍が施されたベルトバックル付きのレザーベルト、レザーパンツ、足には膝迄あるロングブーツを着た男性が熱血の下へ行く
その後緑のライダースファッションを着た紅一点が熱血へ寄る
「よく来た」
「久しぶり」
彼はクール。
「お待たせ」
彼女は紅一点
「よし、まずは出店へ行くぞ」
この2人との関係はアカデミー時代の先輩・後輩。
出店を巡った俺達は次に射的に興じた
クールは龍の置物を落とし、紅一点は鳳凰の置物を落とし入手した。
「次は芸は鑑賞するぞ」
俺達は観光を終え、帰路へ歩く最中突然光に包まれた。
「うわっ!」
目覚めると辺りは草原だった。
「大丈夫か!」
「何とか」
「私も」
「ここは…。俺達は異世界に飛ばされたのか…?」
何処からともなく声がする
「お前達がいるのは地上とは異なる地。」
「誰だ!」
「私は導師。今のお前達では元の世界へ帰還する事は叶わない。
そこで私がお前達に魔法を授ける」
導師と名乗る人物から魔法が授けられる。
「これは…」
「熱血、お前は炎と雷。クール、お前は水と氷、紅一点、お前は風と回復魔法を授けた。これを使い熟せるかはお前達次第だ」
「魔法…。一体何なのだ…」
俺達は道中を歩んでいた。
謎の巨大猪が3人に目掛けて突進して来る
「飛べ!」
3人は左右に回避する。
謎の巨大猪ことボアは熱血目掛けて突進する。
クールは叫ぶ。
「逃げろ!」
ボアは接近する。
「(俺は逃げない! 現実世界に戻る迄は…!) ファイヤー!」
掌から巨大な炎が放たれ、ボアを焼き尽くす
「倒した…」
「あの巨大猪を…」
「それだけではない。金をドロップした」
「これが魔法…。俺達の助けになるのか…」
「大丈夫だ。君達にも魔法が使える日が来る」
斯して俺達の現実世界帰還の旅は始まった。
続く




