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世界への怒りと正義の鉄槌  作者: 篠原和哉
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1 ‐メディアと総理‐

「社長、この計画はいつごろからあったものですか?」


「この計画?それは秘密だ。少なくともアメリカがアルカイダを育て始めるころにはあったな」


「でわ社長、この計画は岡総理ともお話になられたそうですが、総理の反応はどうでしたか?」


「岡総理は国防について本当に興味があるとおっしゃっていた。この計画の初期から、岡総理がまだ防衛大臣になったころからずっと話していた。まぁ当時は自衛隊の予備になればとでも思っていたのだろうが、最近じゃあ自衛隊と任務を分担する話にもなっている。おっと、無駄な事を話してしまったな」


『でわ、質問のお時間を終了したいと思います。ここでメディアの皆さんに、社長から今後の計画についての発表があります。よろしくお願いします』


「でわ皆さん、本日はありがとうございました。最後に私から、この計画の今後について、発表したいと思います。この計画は、世界中の平和を守るために立てました。なぜ、軍事力で世界を平和にするのかといいますと、この地球の先進国の住民は、平和をあたりまえだと思っています。まぁ、悪く言えば、平和ボケしています。そんな先進国の住民は「話し合い」という素晴らしい方法を持っています。その方法で悪国が理解を示さなかった場合、わが社の警備隊と各国の軍が協力し、軍事力で悪国を減らしていこうという考えです。現段階で、国連に理解をいただき、国連加盟国の8割程度の国に協力をお願いしました。また、活動についてはNATO軍は全面協力でわが警備隊をバックアップしてくれるとのことなので、これからの活動がさらに充実化します。また、米軍や自衛隊との関係強化に努めています。これから先、わが警備隊が活動する地域は各国の理解を得ることで広がっていくことでしょう。これから、わが警備隊の活動は分野を広げ、世界平和に大きく貢献するよう活動していきたいと思います。そして、世界各国の皆さんにはご理解とご協力をお願いしたいと思います。でわこれで、八潮警備、発足会見を終りにします。このあと、わが警備隊の装備を公開します。どうぞ、ご自由に取材をしていってください」


『みなさま、本日はありがとうございました。このあと、社長からお話があった通り、装備を公開しますので、どうぞ、格納庫の方へお立ち寄りください』


「いいのか、篠原」


「何がだ。」


「装備なんか公開して、お前の言う悪国のスパイでもいたらどうするんだ」


「ああ、それは心配ない。銃器類や迷彩服あたりの個人装備は、すべてNATOの借りもん。活動用の車両やヘリ、航空機は形を作って色を塗り替えただけの外側のみ。まぁ、エンジンは積んであるから動くけどな。装甲は全然なしだ。」


「心配ご無用とはいかないだろ。」


「どーだか。そろそろ戻った方がいいんじゃねえか岡さんよ。記者会見での変装は見事だったよ。警備にあたらせておいてよかった。任務分担の話とかは今度にしてくれ。そんときは美味い酒でも持ってくからよ。」


「ああ。今日は体調崩したって話にして公務をけり飛ばしてきたんだ。輸送機を貸してくれ。NATO軍のジャックのところに行ってくる。」


「ああ。わかった。何使ってもい。ジャックによろしくな。今日はサービスで第三混合大隊をつけてやるよ。話をつけとくから、うちのヘリでとっとと硫黄島にいけ。いいな。」


「ああ。悪いな。美味い酒楽しみにしてるよ」


「つまみぐらい用意してくれな。」


そう言って篠原は司令部へと歩き始めた。

このあと、とんでもないことが起こることを、この時はまだ、誰も知らなかった。

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