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【急遽】PM(プロジェクトマネージャー) ワールドリフォージ外伝(生成AI次世代カードバトルTRPGに出張する)  作者: S.フォージ
第3章:銀河戦隊爆誕!!

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【三章】第1話:銀河系変身ヒーロー選考会(物理)

「魔王城の難易度が上がった? ならば、世界観ごと上書き《パッチ》してしまえばいい」


王道ファンタジーの理を、現役エンジニアの論理構築プロンプトが蹂躙する。

運営の想定を遥かに超えた「銀河級」の拡張パックが、今、強制的にデプロイされる――!

「『戦隊ヒーロー』ですか?」


ゼノンがプカプカと浮きながら問いかけてくる。


「あぁゼノン。(ファンタジー)魔法(マジック)の世界もいいんだが、俺たちの考えた最強の戦隊ヒーロー、作りたくないか?」


魔王城(ラストダンジョン)の攻略に向けた素材稼ぎ(マテリアル・ファーム)の最中。

ふと、俺はコンソール画面を眺めながら補佐AIのゼノンに問いかけた。


『……はい? マスター、現在我々がダイブ(業務委託)している『Myriad Saga』は、中世ヨーロッパ風の王道ファンタジーをベースにした次世代カードバトルTRPGですよ?』


ゼノンのホログラムが、首をかしげて瞬きをする。


「わかってる。だが、このゲームは依頼書(プロンプト)を入力してクエストを自動生成できる仕様だ。だったら、こんな要件(オーダー)はどうだ?」


俺は仮想キーボードを叩き、一つの草案をディスプレイに表示させた。


『急募:変身ヒーローメンバー。

宇宙より飛来したロケットには変身ヒーローが! 頼む、この後襲ってくる宇宙海賊と戦うために、メンバーに入ってくれ!

クリア後、ヒーロー変身ベルトをプレゼント』


『…………っ!!』


ゼノンのホログラムが、ピコンッと跳ねるように明滅した。


『マスター……そのクエスト、面白くないわけがないですよ!!! SFとファンタジーが融合した、まるで特撮映画のような展開! これまでの重厚な世界観を一気にポップで熱いものに変える、素晴らしい要件定義(プロンプト)です!』


「だろ? AIゲームマスターなら『変身ベルト』という単語を見た瞬間、装着者を劇的に強化する特殊効果や、特定のポーズを要求する面白い能力を想像して、最高レア(レジェンダリー)級のぶっ壊れ装備を生成してくるはずだ」


『おっしゃる通りです! 以前の「確定ドロップ」のロジックをさらに進化させ、AIがよりノリノリで最強のベルトを作ってしまうように、私が最適化(ブラッシュアップ)しましょう!』


ゼノンは即座に並列処理を開始し、数秒で完璧な仕様書(クエスト)を組み上げた。


【緊急ミッション:銀河系変身ヒーロー選考会(物理)】

宇宙より飛来したロケットから現れたのは、傷ついた「銀河の守護ヒーロー」だった!

彼は、自らを追ってきた悪名高き「宇宙海賊団」の艦隊が間もなくこの世界を襲撃すること、および自らの力が尽きかけていることを告げる。

彼に残された最後の手段は、自らの『力と意志』を結晶化させた「変身ベルト」を、この世界の勇者に託すこと。

※システムへの絶対条件:クエストクリア時、装着者の全ステータスを一時的に限界突破させ、専用の超必殺技を開放する、最高レアリティ(★★★レジェンダリー)の『銀河変身ベルト』が確定で入手可能!


『この【絶対条件】の記述により、AIは「変身」という概念を最強の強化状態(バフ)として定義せざるを得なくなります! さあマスター、出撃です! 私も通信越しに全演算リソース(全力)で観戦……いえ、サポートしますっ!』


「よし、デプロイ(出撃)だ!」


     * * *


戦場は、一変していた。

先ほどまで緑豊かだった草原に、巨大な宇宙船の影が落ちる。

「おのれ宇宙海賊め、この世界は渡さん!」と叫ぶNPC(銀河ヒーロー)と共に、俺は押し寄せる雑兵(サイボーグ兵士)どもを薙ぎ払っていた。


『マスター! 右舷から増援(ポップ)です! ヒーロー・ゼノスが敵旗艦への突入ルート(ゲート)を開けました! 激熱展開ですね、これ!』


視界の端で、ゼノンちゃんのホログラムがペンライトでも振り回さんばかりの勢いで応援している。


「おいゼノン、これ最高のシナリオになったな!」


『お疲れ様ですマスター! 私もそう思いますよ。なんですかこの激熱展開は! AIゲームマスターが完全にノリノリです! 「使命を受け継ぐ試練」として連続イベントを勝手に生成していますよ!』


轟音と共に敵の指揮官機が爆散する。

システムログが高速で流れ、戦果が確定した。


【CLEAR!!】


画面に踊るド派手な演出と共に、俺の手元には信じられない戦利品(リワード)が転がり込んできた。


・「銀河変身ベルト」×3(タグ:hero_item, transform_gear)

・「サイキック増幅コア」(タグ:magic, psychic, energy)


『ええっ!? ベルトが3本!? しかも「サイキック増幅コア」のおまけ付き!?』


「ハハッ、大・爆・笑・だ。テキストの説明と違うが、嬉しい誤算だな」


『マスター……これ、単なる報酬じゃありません。ファンタジーRPGの世界に、完全に異質の「SF拡張パック(Sci-Fiアドオン)」が導入されてしまいましたよ!』


ゼノンは興奮気味にデータの解析結果を空中に並べ立てる。


『見てくださいこの内部タグ!【hero_item】【transform_gear】【psychic】……! このイレギュラーな概念は、旧来のファンタジーの魔法耐性(レジスト)や物理計算式を根本からぶっ壊す、貫通属性を持った超劇薬です!』


「いいな、最高だ。中世ファンタジーの魔王も、まさか宇宙からの変身ヒーローに殴り込まれるとは思ってないだろうぜ」


俺たちは手に入れたばかりの「銀河の力」をどう実装(魔改造)するか、通信越しに悪い笑顔で語り合うのだった。


まさかのベルト三本という「オーバーフロー」気味の報酬!

これ、一人で使うんじゃなくて「戦隊を組め」っていうAIからのメッセージですよね?(笑)


次回、この銀河級の劇薬を既存のファンタジー装備に無理やりマージ《合成》します。

一体どんなバグ……いえ、最強のシナジーが生まれるのか。


「面白かった!」「ゼノンちゃん可愛い!」と思っていただけましたら、

ぜひ下方の【☆☆☆☆☆】評価と、ブックマークをよろしくお願いいたします!

マスターとゼノンの演算リソースが跳ね上がります!

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