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殺奪  作者: 夏野
学園対抗戦編

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お試し実戦②

ブクマ、いいね、評価ありがとうございます。

「さぁ、来い!」


「〈陰陽分裂〉、【影纏】、【光纏】、【神速】、【思考加速】、〈光の聖剣〉!」


はやっ!?


『おい、サータ!無属性のスキルは使えないんじゃなかったのかよ!』


『【矛盾之王(インコンシステンシー)】の〈矛盾〉と〈反転〉にて属性の変更をしました。それによりほぼ全てのスキルが使えます。』


『……あの、生きて帰れますか?』


『大丈夫です。この空間はマスターのテリトリーです。全ての権限はマスターの許可が必要です。』


『お、おう。頑張ってくれよ。』


ミレアの剣の白い方の刀に光のオーラが、黒い方に影のオーラが付き光の速さで迫ってくる。


「〈聖牙破断〉、〈魔龍召喚(イビルドラゴン)〉、〈神駆〉!」


俺も漆黒の龍を纏い一気に跳躍する。


俺の聖剣とミレアの聖剣がぶつかり合う。


「〈闇の魔剣〉、〈連続斬撃(オーバーラッシュ)〉!」


ミレアの魔剣の方も力が増し、連続で攻撃をしてくる。


「〈龍牙〉!」


魔剣の方で奥義を使い|俺《サータ〉も聖剣と魔剣の2つで攻撃に対応していく。


途中からミレアの剣の威力が上がっていってる。


『〈混沌の侵食〉を逆手に取られました。その存在を蝕むという性質を反転し自身の糧にしてます。』


そういえばスキルは唱える必要ないんだもんね。


ミレアの連続の斬撃は30回も続いた。


お互いに距離をとる。


「【影移動】。」


ミレアが影に潜る。


『あの、勝てるんですか?』


『マスターが本気を出せば余裕です。手加減してるので互角ですが全てのスキルを使って戦えば勝てます。』


本当かな…。


「【致命必殺】。」


背後から心臓辺りを刺され、(サータ)は倒れる。…フリをする。


〈聖魔分裂〉解除、〈神駆〉、〈致命必殺〉。


ミレアの背後に回りカオスを振り下ろす。


「ッ!?」


驚きつつも自然な動作で俺の剣を受け止める。


『エクストラスキル:【反撃】です。致命攻撃を自動で受け止め、反撃をするスキルです。』


『そんなのもあるんだ。』


ミレアは受け止めると同時に後ろに跳ぶ。


「カイン死んだんじゃなかったの?」


「おい、俺を殺すな。やっぱりみんな俺を殺しにかかってるよね?…とにかくさっきのはフェイクだよ。俺のスキルで死を回避したんだ。…やっぱり殺しにかかってるよね?」


「ここの中なら死なないんでしょ?練習とはいえ本気で戦わないと。【影分身】。」


ミレアが15人に増える。


『あ、あのサータさん?平気なんですよね?』


『た、多分大丈夫です。』


凄い不安だけど信じよう。


15人が1度に襲いかかってくる。


上手くカオスで対応しているがたまに攻撃が当たり僅かにHPが減少する。


スタミナも1、2%ほど下がっている。


「〈神威大爆発セイクリッド・エクスプロージョン〉!」


赤の白の魔方陣と共に大爆発が起こり5体の分身が消えた。


くそ、まだ10人か。


ミレア本人を除いても9人…。


「〈陰陽合一〉、【猛毒】、【致命必殺】。」


「〈聖魔覚醒〉、〈混沌之龍牙(りゅうが・カオス)〉ッ!!」


おぉ!ついに反撃に出た!


ミレアの剣と俺のカオスがぶつかり合う。


「〈神威力向上セイクリッド・パワード〉!このまま押し切る!」


やばい、ステータスで圧倒的に勝ってるのにミレアに力で負けそう。


「〈神威力向上セイクリッド・パワード〉。」


(サータ)も〈支援魔法〉使ったけどまだ力負けしてる。


「〈限界超越〉!」


一気にステータスを上昇させる。


「〈神威力向上セイクリッド・パワード〉、〈神威力向上セイクリッド・パワード〉、〈神威力向上セイクリッド・パワード〉!」


やばっ。


『サータさん!頑張って下さい!』


『もちろんです。』


現在(サータ)は片膝をついてなんとか剣を抑えてる状態だ。


「〈変動する秩序〉、〈混沌への(いざな)い〉、〈混沌の神〉!」


おぉ?


確か【混沌之神(カオス)】の権能だっけ。


「【紅魔眼】!」


カオスから紫のオーラが伸びてミレアの剣に絡みついていく。


「〈反転〉!…効かない!?」


『混沌の力により本気でミレアの生命力を吸収しています。混沌とは秩序の乱れ。〈反転〉も本来の効果を及ぼすことができずにいるはずです。それにより【紅魔眼】で力を減少させるデバフを付与しました。』


「どうだ、降参するか!」


「うー、私がカインに通用するか試したかったけど勝てそうにないわね。降参。」


『サータ、解除しろ。』


『…解除完了しました。続けて身体の制御権を移行しました。』


「ふぅ。本気で強かったぞ。危なく死ぬとこだった。」


独裁世界(ゲームワールド)〉を解除していつものミミックセットに戻る。


「そう?やっぱり私も強くなったのね。」


「そうだな。よし、これで一通り教えられたかな。後は…「冒険者登録をしてパーティー登録をして下さい。」ん?あ、先生。どういうことですか?」


「学園長がですね、「実戦がてらにどっかで戦うなら冒険者登録しとけばお金ももらえるし一石二鳥だからしてくれば?」とおっしゃっていたので。」


「本当は?」


「……、「資金がきついんです、最強と名高いドームスに鍛え上げられた生徒の皆さんなら魔物ごとき相手にならないはずです。どうか魔物討伐の素材や報酬のお金を少しでいいので学園に回して下さい。」と言われたので仕方なくです。」


…学園長苦労してるな。


半分以上先生のせいな気もするけど追及はしない。


したら大真面目に殺されそうなんだもん。


◇◇◇


というわけで来ました、冒険者ギルド。


久しぶりだなぁ。


そういえばギードに訊こうとしてたことがあったような。


『教えましょうか?あぁ、いいいい。分からないんなら大したことじゃないだろ。』…分かりました。』


先生はいつも通り何処かに消えていないので対抗戦に出る6人で移動中だ。


受付に行きいつものごとくメリーさんに話しかける。


「こんにちは。今日はミレアを除く4人の登録をして欲しいんですが。」


「あの、第二王子殿下な気がするんだけど気のせいだよね?」


「いえ、気のせいじゃないです。」


「その後ろにいるのはクロード公爵家のリーシヤ殿じゃありませんか?」


「はい、そうです。取り敢えず登録とパーティー登録を頼みたいんですけど。」


メリーさんが震えてる。


「あの、大丈夫ですか?」


「お手数かけてすみません。登録を頼みたいのですが。」


クロムか。


「は、はい!ただいま!!」



流石は王族と大貴族で30分ほどでカードを作ってもらえて渡された。


「これでカードの方は大丈夫です。注意事項はカイン君に教えてもらうとしてパーティーですよね?誰がリーダーですか。」


「誰にす…「カインでお願いします。」「カインね。」「カインでしょ。」「(コクッコクッ)…まかせる。」「カイン。」……僕でお願いします。」


「かしこまりました。パーティー名は何にしますか?」


「カイン、よろしく。」「任せるわ。」「決めていいよ。」「まかs……スースー。」「任せる。」


「うーん…。」


『サータってどの階級の天使なんだ?』


『…〈熾天使(セラフィム)〉です。』


『りょうかい。』


ん?サータは確か実験みたいなので俺のスキルになったような。


こんな最上位天使が実験台に?


…まぁいいか。


「パーティー名は【セラフィム】でお願いします。」


「了解です、一度みなさんのカードを渡してもらってもいいですか?」


それぞれカードを手渡す。


「えーと、ここに入れて、これでよしっ。ありがとうございます。どうぞ。」


カードを返される。


名前の 下に[所属パーティー:【セラフィム】]と出る。


俺は相変わらずのSランクなので金色…の筈だが何故か虹色になりランクがZになっている。


みんなは金色…Sランクになってる。


「ギードから特別許可をもらっていて特別にSランクスタートです。カイン君のパーティーならSに相当するはずだからね。て、カイン君のZだけど…。」


手招きされる。


近づくと…。


「それはね、ミオさんやシンヤさんみたいな最上位の隠しランクなの。カイン君と仲間の人たち、ギルド職員からは虹色に見えるけど他の人からは金色のSランクに見えるから。素材は〈神黄金(オリハルコン)〉と色々な素材を混ぜている特殊な高価な材質だから失くさないように気をつけてね。」


「了解です。じゃあ、みんな。もう夕方だし一回帰ろうか。明日からまた特訓で本番に備えよう。」

次は明後日です。


ふと思ったので補足を。 魔法の強さですが同じ魔法なら下のように強くなります。

火炎球(ファイヤーボール)〉→〈大火炎球メガ・ファイヤーボール〉→〈神威大火炎球セイクリッド・ファイヤーボール〉か〈暗黒大火炎球ダークネス・ファイヤーボール〉など

魔法によって違いはありますが基本的にこんな感じです。

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