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殺奪  作者: 夏野
領地運営編

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島民

ブクマ、評価、いいねありがとうございます。

総合pt600を超えました!ありがとうございます!!

暴食の試(ベルゼブブ)(さん)】のダンジョンの方はサータに任せてるのでそろそろ父さんと母さんを迎えに行こう。


のんびりしてたのであれから5日は経っている。


転移。


町の近くの森に跳んだ。


今の装備はミミックセットだ。


カオスセットの方が見た目はいいが勇者バレしたくない。


そもそも何で勇者になったんだよ!


過去の自分ふざけるな!!


過去は変えられないし……ん?ミーアは時空間跳躍というスキルがあった。


過去は変えられるんじゃね?


けどまぁ大変だろうし取り敢えずは町に入ろう。


森を抜け町の塀に沿って門に向かい門番の人に声をかけて中に入った。


実家に向かい歩く。


扉を開けて入ると荷物を持った両親と家具1つない家があった。


「もう準備終わったんですか?」


「えぇ。お父さんが帰ってきてからすぐに準備を始めたの。」


「家具もないようですけどどうしたんですか?」


「ちょーっとばかし高くついたが私が魔法道具(マジックアイテム)を買ってきたのさ。」


「父さん、一応聞きますけど借金はしてませんよね?」


「勿論だ。全財産を使ったが空間拡張の付与されたカバンだ。」


魔力の感じるカバンを父さんが持っていたのでそれだろう。


「もう近所の人とかと別れは済ましたんですか?」


「あぁ。この家は売るが偶に帰ってくるとな。」


「え、売っちゃうんですか?」


「カインの家に住まわせてもらうんだから問題ないだろう?」


「問題ないはないですけど僕の生まれ育った家ですし…。」


記憶があるだけで別人格みたいなもんだけど。


「そ、それは悪いことをしたな。すまなかった。」


「いえ。それはいいんですけどまだ僕の領地は人の呼び込みもしてないので収入がないので下手したら全員で放浪することになりますからね。」


「カインなら大丈夫よ。」


「母さんの言う通りだ。私たちの自慢の子だからな。」


もし、俺が転生者で本当の子の命は消えてると分かったらどうするんだろうか。


…あくまで俺は偽物なんだから。


「ありがとうございます!では、転移しますね。」


俺は両親と共に城の5階に転移した。


俺が使う予定の部屋の隣に案内する。


部屋割りとしては□の上側がアペタイト一行で右側が俺と父さんと母さん、下側がミレアやミーア、ウリエルにフレン達で左側が風呂やゲーム部屋などの公共施設みたいなものだ。


部屋の数は余裕で余ってる。


あ、今度ゲーム作ろうかな。


大きいやつじゃなくて人天堂のゲーム機などだ。


後普通のスマホも作ろ。


おっと、話がずれた。


「部屋はこその2つを使ってください。詳しくはこれを見といてください。」


創造魔法でこの階の造りや避難経路などいろいろ書いてある。


アペタイトに関しては説明が(だる)いので軽く経緯(いきさつ)を書いている。


「わかった。(分かったわ。)」


「あ、幼馴染のミレアも住む予定なんでその時はよろしくお願いします。」


「カイン、お前はミレアちゃんとどういう関係なんだ?」


「え?別に普通にクラスメイトで友達ですけど。」


「今も一緒に住んでるの?」


「あ、はい。学園の近くで住んでますけど。」


「お母さん、交際を許した覚えがないんだけど?」


「別に付き合ってませんよ!ミレアが宿代が高いとか家を買う金がないっていうから空いてる部屋を貸し出してるだけです。」


「ほんとー?」


「そうですよ。それと紙にも書いてますけどアペタイトさんっていう人も住んでるので喧嘩しないでくださいね。」


「了解よ。(了解した。)」


「では、まだ仕事があるので。」


シャーベットのホテルに転移する。


そろそろホテルもチェックアウトしなきゃ。


……何円になるん…何ビーケになるんだろ。


◇◇◇


今は王宮の応接間にいる。


値段?


知らんな。


「待たせたな。」


「シャルドさん、お久しぶりです。」


「元気そうで何よりだ。こちらで募集していた方は1万人程集まった。」


ほうほう、1万人…って、多!


政治を全く知らない一般人にそんな人数まとめられん!


「多過ぎませんか?」


「そうか?そこそこの貴族ならこれぐらい当たり前だぞ?」


「そもそも僕って貴族扱いになるんですか?」


「難しいとこだな。強いて言うならば王じゃないか?余の国の領地ではあるが貴族ではないし国に縛られているわけでもないからな。周辺国の許可が出ればカインも立派な国王だな。」


「嬉しくないんですけど…。」


「そうか?普通は王族になれるのは嬉しいことだと思うのだが。まぁいい、これを見てくれ。」


表に纏まっている紙を渡される。


なになに?集まった住人の名簿だな。


名前に階級(奴隷、農民、平民、貴族など)に職業やステータスの方の職業か。


ステータスの方の職業はあくまでオススメというだけだしお金のない農民なんかは教会に行けないので職業を得られない。


そんなに高くはないが…というか俺の時は0円だったがどっちにしろ銀貨でワンコインくらいなので少し貯金をすればいける。


俺の感覚だが階級が農民でステータスの職業が剣士で職業が主婦とかになる人もいるわけでそういう人は凄いわかりにくいシステムだと思う。


まぁ農民は基本的に職業も農民でステータスの職業も適性職業の頃から農民の人が大半らしい。


…俺やミレアにメラスは一体なんなんだ。


平民は農民以外の大半の職業についている。


ステータスの職業も様々で職業も剣士や魔法使い、商人と色々だ。


平民で功績を残したりものすごい大金を積むと騎士爵の貴族になれるらしい。


それ以外の貴族は英雄と呼ばれる者やその家系の者しかなれない。


で、使用人が50人いること以外はバランスがいい。


「これでオッケーです。各自にこれを渡しておいてもらえますか?」


創造魔法で担当の農地や職場、仕事内容などを書いた冊子を作り上げる。


もちろんサータに任せたので間違いはない。


最近はサータの出番が多くて助かる。


戦闘中は何をしてるのかわからないためノーカンだ。


『戦闘中は敵の弱点分析から行動パターンの解析などをしてます。』


本当かなぁ。


いっつもアドバイスくれないし。


くれることにはくれるが敵の弱点なんて教えられた覚えがない。


「流石はドームスの生徒。やることが違うなぁ。」


「ところで、シャルドさんは先生と知り合いみたいですけどどんな仲なんですか?」


「そんな大したことないさ。昔の学友ってだけだ。」


「それは気になりますねぇ。」


「……。」


「まぁいいです。これからゼーベストに行くのでその時に先生から直接聴きますよ。」


「ドームスによろしく伝えてくれ。」


「了解です。では、また今度。」


転移でザーベストの屋敷に行った。


◇◇◇


ミーアも海底城に引っ越してきたからこの屋敷は生活感がないな。


ミレアはまだ帰ってこないのかな。


『ミレアなら今はバハムス学園のSクラスの教室にいます。』


『え?帰ってきてたの。』


『つい先程に。』


うーん、神山から歩いて帰ってくるには早過ぎるな。


仕方ないし一度学園に行くか。


先生にもシャルドさんのことや領地について相談したいことがあったし。


そうして俺は学園に向かった。

次は明後日です。


前に固有名詞は平気とか言いましたけどダメとか書いてあるサイトもあったので結果としてはボカすことにしました。

ちょくちょく変更してすみません。

あ、沖縄とかの単語はボカしようがないので変えてません。

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