森へ
改稿済みです。
レベル上げしたい。
元(自称)プロゲーマーとして本能がレベルを上げろと訴えてくる。
「父さん、森に行きたいんですけど暗くなる前には帰るので行ってはダメですか?」
と、目を潤ませつつ父さんに交渉をする。
その1、情に訴える作戦。
「ぐっ…そんなに甘えてもだめだ!森は危険なんだ。」
チッ、ちょっとバカ親だからいけると思ったんだけどな。
「森に行きたい理由は皆を守るためなんです。僕の才能は人と比べても平均レベル。だからもっと強くなりたいんです!」
作戦その2、適当な理由を言う。
「そうなのか?うーーん、森の奥に入っちゃだめだぞ?森の中で魔物にあったらすぐ助けを呼ぶこと!これだけは守ってくれ。」
チョロいぜ。
やっぱりバカ親だな。
もちろん、低知能という意味ではなく、子供に甘いという意味で。
「ありがとうございます。」
翌日
森ではなくいつも棒を振ったりしてた林みたいなところだ。
何故かって?
剣が無い。
お小遣いなんてこんな子供に渡すはずもないし剣は高いからねだるのは無理だ。
だから石で木を削って木刀みたいなのを作れば武器になるし加工スキルとか手に入ったらいいなーって。
で、今は棒を串みたいにして簡易槍を作ってる。
大体形が整ってきたところで…
『【木材加工】、【岩石応用】を獲得しました。』
望んでいたのとは少し違うけどしゃあ!
さらに謎スキル、【岩石応用】も手に入れたぜ。
それから三日間くらい簡易槍を作り【木材加工】を4レベルまで【岩石応用】を3まで上げた。
ふっふっふ…とうとう初魔物との戦闘だ。
その三日で鑑定の仕方も身につけた。
簡易槍を鑑定したらすぐ壊れやすく攻撃の低い槍と出て、スキルも宿ってなかった。
ゲームメニューの鑑定でヤバそうだったら逃げる。兎に角逃げる予定だ。
いざ出陣!
木材加工▽
レべル4
木の加工方法が自然とわかるようになる。
木の状態が自然とわかるようになる。
木材加工の技術が身につきやすくなる。
岩石応用▽
レベル3
石系統の使い方が上手くなる。
使っている石系統の物の耐久値が少し上がる。
使っている石系統の物の鋭さなどが少し上がる。
俺は森を歩きつつ考えていた。
そういえば爆発魔法は危険だから試してないんだよね。
試しに魔力50くらいでやってみるか。
「〈爆発〉!」
……発動しねぇ。
そうだ、詠唱がないんだ。
それっぽいのを言うか。
「爆発よ全てを蹂躙せよ、全てを飲み込む爆炎よ燃え盛れ。〈爆発〉!!」
やっぱり発動しねぇ。
そうだ、いきなり強いのを撃つからダメなんだ。
「〈小爆発〉!」
起きねぇ。
あっ、詠唱。
「小さき爆発は岩をも砕く。〈小爆発〉!!」
ーボンッー
「よっしゃぁぁぁ!
『【魔力回復速度上昇】と〈火魔法〉を獲得しました。』
試験管の水素に火を入れた時のあの実験の100倍くらいの爆発だ!
これが〈火魔法〉だったら〈火炎地獄〉とか〈火炎球〉と出来るのかもしれないけど今は無理だな。
ん?
〈火魔法〉?
さっき……あぁぁぁぁぁ獲得してる!
取り敢えず情報を……。
魔力回復速度上昇▽
レベル1
魔力回復速度が通常の1.05倍で回復する。
火魔法▽
火属性の魔法を使える。
ーガサッー
草むらが揺れる。
試しに火魔法を使ってみるか。
「着火せよ、〈着火〉!」
草むらが燃えていく。
「ガオォォォ。」
???
なんかライオンみたいな魔物が出たんですけど?
運のステータスは信じちゃいけないな。
取り敢えず鑑定!
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ノーネーム
年齢 14
性別 男
種族 百獣王
ランク A+
状態 猛毒 弱体の呪い 大怪我 瀕死
レベル 43
HP 1279/37091
SP 37091/37091
魔力 4386/13793
スタミナ 100%
力 47095
俊敏 46983
防御 38254
器用 37998
運 38013
[スキル]
噛み砕き
爪術
威圧
咆哮
俊敏
剛力
[エクストラスキル]
縮地
絶対貫通
破壊者
[ユニークスキル]
百獣之王
[魔法]
火魔法
雷魔法
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ランクはこの体の知識によるとGFEDCBASとありそれぞれ+-もある。
で、弱ってそうだけどA+……。
逃げてもいいっすかね?
まだ襲って来る気はなさそうだし急いで鑑定の続きを……。
スキルのレベルは全て7くらいと。
化け物じゃん。
「ガオォォ!!」
やべっ、こっちに走ってきた。
効果を読む時間はないな。
取り敢えず【百獣之王】だけでも…。
百獣之王▽
レベル8
自分に忠誠を誓っているもののスキルを貸し受ける事が出来、ステータスの一部も上納される。
部下が自動的に強化され部下の視界を使うこともできる。
「ガオォォォ!」
奴が爪で引っ掻いてくる。
避けられない!
簡易槍で受け止めようとするも勿論耐えきれ……た?
「グルッ」
槍がギリギリ折れずに耐えライオン?がジャンプして一歩退く。
この百獣王だったか?
俺がこのライオンもどき攻撃に耐えられたのはこいつが弱っていて毒状態だからか?
取り敢えず簡易槍を投げてみて躱せなかったら本当に弱っているのだろう。
「えい!」
【投擲】の恩恵によりライオンもどきに向かって一直線に飛んでいく。
ライオンもどきは躱そうとするも躱しきれずに左足に槍が刺さる。
「グルゥゥゥ。」
当たった!
「ガオォォ!」
ライオンもどきがそう吠えると、黄色の魔法陣が現れた。
空が曇っていく。
ちょっとピリピリしてきてる。
つまり静電気……あっ!?
空の雲がゴロゴロ鳴り始める。
一か八か残りの全魔力を入れ、詠唱を唱える。
赤の魔法陣が現れる。
「小さき爆発よ敵を消し飛ばせ!〈小爆散〉!」
ーボンッー
魔法陣から爆発が現れ、ライオンもどきを襲う。
そこで魔力枯渇による脱力感に襲われる。
俺は地面に倒れる。
ゴロゴロという音が増えてきて今にも落ちそうだ。
雷の対処法は確か足を閉じて屈み込む……。
怠い体を無理やり動かす。
ードカーンー
雷が僅かにずれ、俺の数メートル隣に落ちる。
「いって!」
「グルゥゥゥ」
俺に電気が走るが、ライオンもどきには雷が直撃したらしい。
自爆とかダサっ。
そうはいうものの俺も近くに雷が落ちてるため、俺のステータスに〈感電〉がつく。
ステータスを見るとライオンもどきのHPは362、俺は60だ。
しかし、ライオンもどきの状態に〈麻痺〉、〈感電〉、〈硬直〉の3つがある。
その時、雷が止んだ。
ライオンもどきは複数の異常状態を受け動けないらしい。
俺は何とか落とした槍を取り奴に向けて全力で投げる。
「死ねっ!」
「グォッ」
槍はライオの頭に直撃する。
ーバタンー
『レベルが5に上がりました。』
『【成長補正】がレベル2になりました。』
『レベルが13に上がりました。』
『【成長補正】がレベル3になりました。』
『レベルが23に上がりました。』
『【成長補正】がレベル4になりました。』
『レベルが29に上がりました。』
『【成長補正】がレベル5になりました。』
『レベルが36に上がりました。』
『〈雷魔法〉を獲得しました。』
『〈殺奪〉がレベル2になりました。』
魔法もスキル扱いなんだな。
雷魔法▽
レベル1
雷属性の魔法を使える。
成長補正▽
レベル5
成長速度が3.5倍になる。
殺奪▽
レベル2
相手からスキルをランダムで1~2個奪う。スキルレベルは相手のレベルに関係なく1〜2にランダムで下がる。
スキルが増えてステータスがわかりにくくなってきたな。
というわけで【ゲームメニュー】の設定機能からスキルを実技系、バフ系、その他系で分けることにした。
【ゲームメニュー】が何気に強い。
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カイン
年齢 5
性別 男
種族 人
職業 サラリーマン
状態 感電 成長途中
レベル 36
経験値 283/1047
HP 60/3268
SP 3268/3268
魔力 0/3516
スタミナ 100%
力 2730
敏捷 2348
防御 2357
精神 2488
知力 2583
器用 2672
運 2695
[スキル]
{実技系}
岩石応用
{バフ系}
投擲
棒術
剣術
木材加工
魔力回復速度上昇
[エクストラスキル]
{その他}
偽装
[ユニークスキル]
{バフ系}
殺奪
{その他}
ゲームメニュー
魔法
火魔法
爆発魔法
雷魔法
スキルポイント 560
獲得可能スキル
・
・
・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スキルポイントはランダムっぽいな。
で、だ。
すっごい強くなってないか?
成長途中という点を含めて3000くらいって…。
あぁ、成長補正の効果か。
3000÷35=80くらいか。
80÷7/2で30。
大雑把に計算して1レベルアップ30上昇か。
スキルポイントは余ってるけど空間魔法とか時間魔法に使いたいんだよな。
カッコいいから。
毒状態だったとはいえA+とかいう化け物を仕留められたのは超幸運だったな。
…やることもないし帰るか。




