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殺奪  作者: 夏野
転生編
3/311

スキル獲得

改稿済みです。

あれから数年後………ではなく数日後


ゲームメニューの権能でスキルの説明を見れることが判明した。


偽装▽

レベル10

レベル10以下の鑑定系スキルを無効化する。ステータスの鑑定結果を変更可能。探査系スキルの情報を変更可能。


成長補正▽

レベル1

成長補正がかかる。レベルアップ時の増加ステータスが1.5倍になる。


普通に強い。


スキルレベルが上がったら、1.5倍からより増えるだろうし期待。


殺奪▽

レベル1

倒した相手のスキルをランダムで一つ奪う。奪ったスキルのレベルは相手のスキルレベルに関係なく1まで下がる。


あんまり強くないように思えてきた。


ゲームメニュー▽

レベル10

異世界転生、転移者限定スキル。ゲームのように相手の鑑定やマップ、ログなどを使える。自分のステータス、スキル、レベル、経験値、情報などが詳しくわかる。スキルレベルを調整できスキルポイントを使える。スキルポイントはスキルポイントを獲得できるスキルかレベルの上がった時のみ貰える。スキルツリーでのスキル獲得は条件を満たし解放されているスキルでのみ、スキルポイントを使って可能。


情報が多いが鑑定、マップ、レベルアップやスキル獲得をいつしたかをいつでも確認できる。


スキルポイントを使ってスキル獲得、スキルレベルアップ可能。


初めについてた10ポイントはおまけらしい。


また、スキルには書かれていないが、設定、並び替えといったその他という機能もある。


設定ではレベルアップやスキル獲得などの音を消せた。


しかし、音量の調整はできなかった。


記憶によるとレベルアップやスキルは神の力らしいので、このスキルでは声を消せても通知のシステム自体を変えることはできないのだろう。


爆発魔法▽

火属性の最上位魔法を使える。


魔法はレベルがなかった。


使う魔力量や詠唱、魔力操作により威力が上がるということだと思う。


やっぱりスキルと魔法が強いな。


で、転生のことだが両親には取り敢えず転生したことは伏せてある。


本当は言いたいんだけど異世界のテンプレしたいんだもん!


すぐ言うラノベ主人公なんていないし。


なんか最低とかいう声が聞こえた気がする。


気の所為だな。


……真面目な話、異世界から転生した赤の他人ですなんて言ったら狂人扱いされるかもしれないし、両親を不安がらせるかもしれない。


それに、自分の子供でないと知って悲しませるかもしれない。


それなら、俺がカインを演じていた方が両親にとっていいはずだ。


で、あれから外に出る許可を貰ったので怪しまれない範囲でスキル獲得のために棒を振ったり石を投げたりしようとおもう。


棒術とか投擲とかにスキルポイントを使うなんてもったいない。


ちなみに、【殺奪】にスキルポイントは使えなかった。


【成長補正】には使えたがもったいないから使ってない。


サラリーマンの前は家に引きこも……一日中レベル上げやクエストをこなしていたからな。


…ちゃんと働き始めてからは休日しかグダグダしてないからな!


引きこもりじゃないし。


この世界もゲームに似てはいるな。


スキルに魔法、【ゲームメニュー】があるし。


話が逸れたが、近くにある木に石を投げてみるか。


……1個目は反応なしと。


2個目は……なし。



「はぁはぁ…。」


疲れた。


次で500個目だ。


『【投擲】を獲得しました。』


おぉ!これが脳内に音がきこえるやつか。


やっぱり違和感はあるがそのうち慣れるだろう。


ちゃんとゲームメニューの効果で視界に映るゲームみたいな画面の隅っこから開けるログにも反映されてるな。


やっぱり現実は甘くないな。


確か専用の魔法道具(マジックアイテム)を使うか鑑定スキル持ちがスキル、ステータスを見れるんだったか?


あれにはスキルツリーとマップは勿論なくステータスと名前とかの個人情報、スキルとそのレベル、効果だけだから俺が見れるのと差は無いんだな。


で、【投擲】獲得後に石を投げてみた感想だが投げやすい。


投げやすく、狙ったところに当てやすくなった。


だが、あまり前と変わらない。


そんなこんなしていて1000個目だ。


かれこれ三時間は投げ続けてたな。


『【投擲】がレベル2になりました。』


3はどれくらいだろ……うーん、次も500個投げて1500個かそれとも…2000個か?

元(自称)プロゲーマーとしてはこういうの考えたほうがいいんだが覚えるのも面倒いしスキルのレベル欄に経験値量も書いてあるし見れば問題ないか。


よし、後回しだ。


取り敢えず棒を拾って何回か振る!


100回くらい振ると…『【棒術】を獲得しました。』


もう200回振ると『【棒術】がレベル2になりました。』


おぉ、投擲も棒術も自然とどうやったらいいかわかる感じだ。


自然と技を覚えられるとか凄いな。


投擲▽

レベル2

投擲した際の射程と方向に少し補正がかかる。

投げ方のコツを少し掴みやすくなる。


棒術▽

レベル2

棒を使う術のコツを少し掴みやすくなる。

棒術のやり方が少し自然と分かるようになる。


翌日


絡まれた。


ヤンキーとかチンピラじゃなくて5歳くらいの金髪碧眼の幼女に。


「一緒にチャンバラやろ!」


「断る。」


ん?チャンバラって剣だよな?


こいつは俺が毎日棒を振ってるところを見て剣を使いたいとでも思ってるのか?


まぁスキルを獲得したいという点では同じかもしれないが…。


「えー、いいじゃん。君も棒使って剣の技覚えようとしてるんでしょ?一石二(ざかな)じゃん。」


そうなのか。


はっ?二魚?二鳥じゃなくて?


いや、異世界だから鳥じゃないのかもしれない。


「俺はもう終わるからまたな。」


「えー、待ってよー。」


翌日


「勝負だ!」


あいつが木刀みたいなのを持って行ってきた。


「断る。」


翌々日


「勝負…」


「断る。」


翌翌々日


「勝……」


「断る。」


翌々翌々日


「し…………」


「断る。」


翌翌々翌々日


「……………」


「いいぞ。」


「えっ!?やってくれるの?」


「あぁ。」


これで【剣術】が手に入ったら一石二…魚だと思った。


今は【投擲】も【棒術】も3レベルになり上がりにくい。


「私は将来、双剣士になるミレア!いざ勝負ー!」


ミレアって言うのか。


こいつ五歳だよな?


俺の小1の時に比べて圧倒的に賢くないか?


というか将来?


同年と考えると俺が生まれてからは剣士とかはきていない。


本で読んだのかもしれないが双剣士なんてマイナーな職業が出るわけない。


何故双剣士なんて知っている?


他の子供を【ゲームメニュー】でみてない以上、わからなかったが子供は職業欄には別のものがありこの子は双剣士ということか?


親には特になにも言われてなかったからなにも思わなかったがその可能性が高いな。


「なにボーっとしてんの?」


「あっ、ごめん。それって職業欄が双剣士なのか?」


「ん?そーだよ。あっ、違った。適性職業が双剣士でいずれ双剣士になりたいの。」


詳しくはわからんがまだ正式な職業ではないってことか?


「では、参る!」


ヤベッきた。


あっ、剣がねぇ。


何か、何かないか?


もう目の前だ。


手にあるのは棒のみ。

一か八かで【棒術】スキルで戦うしかない。


ミレアが剣を振り下ろす。


それを棒で受け止めるもヒビが入り折れかける。


「ふっふーどーだ、すごいだろ。」


生意気な。


新しく近くの棒をとる。


「おっ、耐えたの。いいわ、かかってきなさい!」


ここは少しだけ高いステータスで一気に近づく。


向こうも木刀で受け止めようとするも…。


「めん!」


「いったー。」


『【剣術】を獲得しました。』


【棒術】スキルのレベルが3のため棒使い…あるのかわからないが本職に近いレベルで棒を使える…と思う。


そのため、ちゃんと手加減して軽く頭にあてた。


「もー、痛い!」


「そりゃチャンバラってこんなもんだろ。」


何故か剣術まで手に入れたが剣とは思えない。


「もー、知らない!」


そう言って帰ってしまう。


ん?何故鑑定しないかって?


仲間としてスカウトするかもしれない…つまりパーティーメンバーを無言で鑑定するなんてゲーマーとしては許されないからだ。


は?おかしいって?


それが俺のルールなんだよ。


そんな【ゲームメニュー】で相手を鑑定する方法がわからないからじゃないよ。


…はい、わからないからです。


そんな鑑定しない独自ルールなんてないです。


と明日以降もミレアは毎日きて幼馴染というレベルまで仲良くなった。


剣術▽

レベル1

剣を使いやすくなる。

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