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モンスター ベイビーズ  作者: 虎木龍太
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第16話 鬼霊団の目的

今回は短いお話になります。久しぶりの更新になります。

ーーー大阪府警 五芒星 関西支部ーーー



「そうですか。一般の人間までもが鬼になるなんて。」

テレビ電話の電話口で時雨が溜息をつく。

「拘束した男はこっちで取り調べしとる途中や。今んとこめぼしい証言は出てへんで?」

空音が言う。

「弥生の浄化で細胞を取り除く事も可能なんだが、厄介だな。」

「そうですねぇ。このままでは一般人の誰もが鬼になってしまう可能性が出てきたと言う事です。数が増えれば我々でも対処しきれず、被害が拡大するかもしれませんね。」

叉羅の言葉に時雨も溜息をつく。

「実際数が増えれば、弥生だけでは対処しきれない。力を使い過ぎて子供の姿になったら、その間は異能が使えなくなるからな。」

「すいません。お役に立てず。」

弥生がしゅんとする。

「そんな事ありませんよ。実際のところ、徐々にではありますが弥生さんの異能の絶対量が上がっているのも事実です。目に見える範囲は今まで通り対処しながら、こちらも出来る限りの尽力は尽くしますよ!」

「おう!こっちは任せとけ!」

「私もいますからね。」

時雨に続いて炎真と水騎が意気込んでいる。

「あっ!炎真と水騎や!やっほー!元気しとるー?」

「相変わらずむさっ苦しいとこやなぁ。」

風香と大地が言う。

「んだと!大地コラァ!」

「2人ともお久しぶりです。」

「おお水騎!美人の姉さんも元気かいな?」

「大地。その話はみんなの前ではしないはずでは?」

「あっ、おおすまん。堪忍やで?」

「はっ!今更隠したってテメエがシスコンなのはみんな知ってんだよ。」

ボコっ

「イッテーなテメエ!何しやがる!」

「もう二度と喋れないようにしてあげますよ!」

「2人とも相変わらずやなぁ(笑)ほどほどにしときやぁ?」

「ええぞー!やれやれー!」

「なんや騒がしなってきたな。それよりも時雨。これからどないすんねん。」

「風香と大地をこちらに送っていただいてよろしいですか?そちらは空音1人でも大丈夫でしょう。」

「まあなー。なんとかするわ。わいらの招集もそのうちあるんやろ?引き継ぎもやっとくわ。」

「助かります。追って連絡をしますので。炎真。水騎。いつまでも喧嘩してるとわかってますね?」

時雨の一言で大人しくなる2人。

「叉羅、弥生さん。申し訳ないですが、続けて構成員の招集任務に当たってください。」

「わかった。こっちから近いのは中国、四国支部か。」

「そうですね。いちいち呼び戻すのも面倒なので、そのまま行ってもらえますか?」

「わかりました!」

「わかった。」

「お願いします。風香と大地もそちらの引き継ぎが終わり次第、至急こちらに向かってください。」

「ほな行きましょか?」

「おう!」

「ほな、弥生ちゃんも元気にな!」

「はい!」

風香と大地は部屋から出て行く。

「叉羅。中国、四国支部にはどんな方がいらっしゃるんですか?」

「No.05とNo.08だ。この2人はこれからの任務で必ず必要になってくる能力を持ってる。」

「必要な能力って?」

「頭脳と潜入だ。」

「?」

そう言って叉羅は部屋を後にする。

「あっ!待ってください!空音さん!ありがとうございました!」

「おー!またそのうち会うやろ!そや。弥生ちゃん。」

「何ですか?」

「あんさんの異能は極めて特殊や。これからのうちの要になり得る力がある。せやから、敵にも狙われやすなるはずや。左手出してみい?」

「?はい。」

弥生が空音に左手を出す。

空音が左手に自分の手を重ねる。

シュオオオ。

「出来たで!わいからのプレゼントや。使い方は自分で勉強しい!」

「これって!」

弥生の左手の甲には、叉羅たちと同じ五芒星の印があった。

「武具はあんさん本人に適してそうな物にしといたで!」

「あ、ありがとうございます!」

弥生が明るい笑顔でお礼を言って部屋から出て行った。

「まあ、これからやなぁ。」

空音が小さな声で言った。


一向は一路広島を目指す。






ーーー異空間ーーー

鬼霊団 アジト



薄暗い闇の空間。

辺りには生き物もおらず、草木もない。あるのは高くそびえる城のような巨大な建造物のみ。

その建造物の中、大きな広間のような部屋。

「摩虎羅。戻りました。」

「迷企羅。ここに。」

叉羅たちの戦いを見ていた二体の鬼が跪く。

「よく戻ったな。で?実験はどうだった?」

「修羅様のお考え通り。順調に進んでおります。」

迷企羅と名乗った鬼が答える。

「当たり前です!この私が作った『超進化細胞』は今までの進化細胞などと違い、人間をベースに今までより強固な鬼を作ることが出来る代物!失敗などはあり得ないのです!」

横から別の鬼が口を挟む。

「珊底羅。君に言ったんじゃないよ。」

摩虎羅と名乗った鬼が言う。

「まあ、よい。2人とも下がれ。」

「はっ。」

修羅と呼ばれた男に従う二体の鬼。

「もうすぐだ。珊底羅の作った『超進化細胞』を大量に生成した後、人間界を我が鬼霊団の手中に治るぞ。」

「わざわざそんな面倒な事しなくても、下等な人間なんざ力でねじ伏せればいいじゃねえか!」

大柄な鬼が言った。

「俺も毘羯羅と同意見だ。我らが人間共に負ける事などあり得ないぜ。」

「気が合うな!流石は伐折羅だ!はぁーはっはっは!」

「やーねぇ。男って野蛮で。ねぇー波夷羅ちゃん?」

「私は闘うのやだな。安定羅もそうじゃないの?」

「私はどっちでもー。宮毘羅ちゃんは?」

「私は興味ないなー。でも、人間をペットにするのは面白そうよ。」

「貴方達、趣味が悪いですよ。」

「真達羅は優しいねー。因達羅は?」

「めんどくさい。」

「相変わらず暗いねー。」

「人間って喰ったら上手いのかな?」

「招杜羅は食べる事ばかりですねぇ。知性に欠けますよ。」

「珊底羅も実験室にこもってばかりで闘えるのかい?」

「バカにしないで頂けますか?私の知性を持ってすれば、人間に遅れを取る事などありません。」

「・・・・」

「頞儞羅は相変わらず黙りだねぇ。何考えてるのかわからないや。」

「お前たち。お喋りはそれくらいにしておけ。」

黙る鬼たち。

「お前達『十二鬼将』の力を持ってすれば、人間界の掌握など容易い事だ。これは、余興なんだよ。まずは日本を始めに我らの帝国を築き上げ、そこから世界を支配するのだ。お前達の力を発揮する場も存分に設けてやるさ。」

「修羅様。我らは貴方に従うまでです。」

迷企羅が答える。

「さて、次は誰か行きたい者はいるか?」

「俺が行くぜぇ!」

伐折羅が言う。

「私も自分の研究成果を見て見たいですね。」

「伐折羅と珊底羅か。いいだろう。お前達に一任しよう。」

「はっ。」

2人は答えて闇に消える。

「皆も準備を進めておくがいい。ククククク。」

不敵に修羅と呼ばれた男が笑った。





ーーー広島行き 新幹線車内ーーー

「まずはどうするんですか?」

「No.05に会いに行く。」

「どんな方なんですか?」

「一言で言うと、天才だな。」

「天才?」

「あいつは遺伝子交配の関係で知能が異常に高い。I.Qは200を超える超天才だ。」

「に、200?」

「若干15歳で


鬼霊団の面子や目的が明るみに出てきました。五芒星の面子との因縁も考えていますので次回以降お楽しみに。

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