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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
35/161

3-10

平和な朝っていいよね?


昨日の騒動が嘘のよう。


あの戦闘の直後、お嬢は疲れて寝てしまった。


大事をとって今日は宿でお休みするようだ。


私はどうしようか?


今は事件の発端でもあるお店を出す気にも

なれないしなぁ。


そう考えながら朝の散歩を楽しんでいると。


ピリカラが私の前に飛んできた。



「「クェ!」」



何やらポージングしている。


あーそういえば踊りの練習してたね?


出来たの?


何やら踊りたくてうずうずしているご様子。


よし!


じゃぁ、いっちょやってみるか!!!





前回お店を出した場所よりさらに遠く。


人目につかない草原に全員集合している。


担当を発表しよう。


スラ子&フーシェのペアで管楽器を担当。


スラ子が宿殻内にあったリコーダーやら

ハーモにを操作しフーシェが風を送る。


マッキー&レガ君&私ペアは

マッキーとレガ君が作ってくれた

木琴、鉄琴を叩いてみます。


そして今回の主役ピリカラは

もう踊る気満々で中央に座している。



ひとまず各々音を出してみる。


スラ子とフーシェはお互いの性質を生かして

人間には不可能な音程や長時間の音を

複合して出している。


ってかスラ子の楽器を持つ姿が強烈すぎて

夢に出てきそう。


一方こっちは叩くと気持ちのいい音が響く。


出したい音はイメージするとマッキーや

レガ君が楽器を調整してくれる。


ってか調整し過ぎてなんか禍々しくなっている。


どうしよう?


なんかこれから悪魔召還でもするかのようだ。


また問題を起こす前に・・・。


いや!


起こさないようにこんなとこまできたんだし!


そうとなればやってみよう!


私がひとまず簡単にリズムをとり始める。


(・・・・!・・・・!・・・・!)


それに合わせてスラ子が音をのせてくる。


(~~~~♪)


ふふ。やるなスラ子。


もうリコーダーを使いこなすとは。


ピリカラはまだ動かない。


ためている!なんかためている!!!


なんだか楽しくなってきてしまった私。


テンポを少しあげてみる。


スラ子もつられて音の種類を増やしている。


フーシェのテンションも上がり音が大きくなる。


この流れにのせられたのかいつもは動じない

レガ君もゆっくりとした低い音を響かせる。


おぉ!ここにきてピリカラがリズムをとり始めた!


ピリカラのリズムに合わせて叩くリズムが

加速していく。


(・・!・・!・・!・・!)


それに合わせてスラ子が全身の楽器を

器用に操り始めた。


(〜♪~♪♪~♪~♪♪~♪〜)



キタ!ピリカラがリズムに合わせて踊りだす。


すごい!あの独特で不思議な踊りが

踊りやすくてキレのある踊りになっている。


踊りにつられた私がテンポを上げる。


すごい一体感。


みんなの気持ちが伝わってくる。


これがもしかしたら【特:共生】の効果なの?


ぐらいな感じでお互いの欲しい音が出てくる。


こうして相乗効果サイクルが誕生し2時間ほど。


っは!


殺気!!!


今いる場所は前回お店を開いた駐留所の端っこ、

そのさらに数百メートル進んだ先の平野である。


特にあたりに人が来るような目的地はなく。


人なんて・・・。


と思ったら遠くに人だかり。


やだ、めっちゃ見られてる。


そしてその人ごみの中にいました。


お嬢が。


きょどった私を起因に演奏は総崩れとなる。


演奏が止んだと見ると遠くにいた人だかりが

こちらに向かってくる。


あれ?


何だろう?


既視感を感じる。


・・・おぅふ。


訂正しよう。


前回とは違った。


お嬢が駆けてくる。


とても綺麗なフォームで。



その日は結局日が暮れるまでスラ子プターで

逃げ回る事になりました。

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