クリームパンとメロンパン
更新遅くなってすみません。><
急いで着替えを済ませ、穂香の手を取り僕は走って駅に向かった。
「ちょっ稔さん?何でこんな走るんですかぁ?」
走りながら穂香は尋ねた。
「母さんから離れたいんだよ!」
「な、何でですか?」
「いや…その…」
そんな会話をしているうちに駅に着いた。
改札に定期券をかざし、改札口を抜けた。
「み、稔さ~ん待って下さーい」
穂香はどうやら定期券を持って無いそうで、切符を買いに並んでいた。
早い時間だったからたいして掛からず買う事が出来高ようだ。
「す、すみません…」
「大丈夫大丈夫、でもこんな早い時間に電車乗るの初めてだなぁ…何時もは人でいっぱいなのに今はガラガラだ」
辺りを見回しながら呟く。
「そうですね」
穂香はニコリと笑い微笑む。
その笑顔に見とれていると。
ぐう~…
「…あ……」
「…あ……」
お腹が鳴る音がした、2つ。
「…お腹減ってる?」
「…稔さんも?」
「うん…」
「そーえば、朝食取らずに出てしまいましたからね」
クスリと笑う穂香。
「うん、そっか穂香さんも朝早かったからね…ゴメン」
「な、何で謝るんですかぁ!すみません…」
「いやその…僕の為に朝早くに態々来てくれたみたいだし」
「だからって稔さんか私なんかに謝る必要なんか無いですよ、それに私が行きたくていったんですから別にい-」
ぐうう~
「あ…うう」
顔を赤くして恥ずかしそうに穂香は踞ってしまった。
「だ、大丈夫!恥ずかしがる必要ないよ、お腹が空けば誰でも鳴るよ」
「ううう…だってぇ……ひっぐ…稔さんの前で…こんな恥ずかしい…うわーん」
ついには泣き出してしまった。
「な、泣かないで泣かないで!ね?そうだ何か食べようか、何か…」
しかし、回りを見ても駅の中食べる所といえば立ち食い蕎麦くらい。
だが見る限り早朝のせいか、やっている様子は無い。第一、お嬢様で育ちのいい穂香が行きたがるかどうか疑問だ。
仕方なく、泣いている穂香の手を引き階段を降りてホームにある売店で何か買うことにした。幸い、売店は朝早くからやっていた。
「穂香さん、何か食べたい物ある?」
「ひっぐ…稔さんすみません、すみません…」
泣きじゃくっていて確認出来ない。
とりあえず穂香を席に座らせた。
仕方なく、穂香の好きそうな物を買うことにした。
クリームパンとメロンパン。
「穂香さん、どっちがいいですか?」
クリームパンとメロンパンの2つを穂香の前に差し出す。
「ぐずっ…へ?」
ようやく少し落ち着きを取り戻したらしい、反応を見せてくれた。
「どっちがいいですか?」
再度訪ねると。
「稔さん…が買ってくれたんですか?」
「うん」
そう答えると
「あうう…」
また泣き出してしまった。
「すみません…わ、私為にこんな」
「いいよ、気にしないでよ、それでどっちにする?」
「えっと…こ、これで」
メロンパンを指差す。
「はい」
とメロンパンを穂香に差し出す。
「…あのこれ何ていうんですか?」
受け取りながら穂香はパンの名前を聞いてきた。
「メロンパンっていゆうんだ」
「メロンパン…ありがとうございます、それとすみませんいろいろとしらな過ぎて…」
「大丈夫だよ、そんな謝らなくても」
稔は穂香の座っている席から一つ空けた所に座る。
「…稔さん、何で一つ空けるんですか?」
「え?あーその…は、恥ずかしいから…」
「恥ずかしい?…わ、私と居るのがですか!?すみませ-」
「違う!」
稔が声大きく反論した。
「あ、ゴメン驚かせちゃって」
「だ、大丈夫です」
「ゴメン…その…恥ずかしっていうのは…その……照れるから」
「え?」
「周りからみたらカップルみたく見えるじゃん?だから…照れるっていうか…その…」
「…ぷっ…何ですかそれ?」
穂香は席を詰め、稔と隣り合わせに。
「私とカップルさんに見えちゃヤですか?」
「そ、そんなことない!よ…」
今度は稔が顔を真っ赤にする。
穂香はニコっと笑い。
「ならいいじゃないですか」
と言い、微笑んだ。
その笑顔もとても可愛らしく、何時までも見ていたい気持ちだ。




