早朝の訪問者
その後、僕達は何事も無かったかのように互の家へと帰宅した。
「…ふぅ…」
風呂からあがると、そのままベットへ直行。
…なんか最近こんなんばっかだぞ?
「…穂香さん…」
ベットに横たわり、そう呟くと、僕は寝た。
「稔ちゃ~ん起きなさーい」
母の呼ぶ声が聞こえる。
「んん…もう朝…ってええ!?」
時計を見ると、針は6時15分を指していた。
朝は朝だが、何時も7時30分前に起きる僕にとって早すぎるる時間だ。
「ちょと母さん!何でこんな早くに…ん? 」
下に降りると、玄関の扉は開いていて、何だか楽しそうな話し声が聞こえる。
「そうそう、それでねー…」
「へぇー、そうなんですかー…」
「あの母さーん、誰と話して…」
母と話していたのは。
「み、稔さん!」
「ほ、穂香さん?」
穂香だった。
昨日と同じように綺麗に制服を着こなしていた。
「な…なんでまた、こんな時間に…」
「す、すみません、昨晩家に帰った後も稔さんのことが頭から離れず、明日稔さんの御自宅にお邪魔させてもらおうとしたんです、でもいつお邪魔していいかわからず、今朝の5時程からここに居させてもらっています、メールも考えたのですが、もし稔さんのご迷惑になると思うと出来なくて…すみません…
」
申し訳なさそうに頭を下げる穂香。
「だからそんな…気を使う事ないよ、メールだって何時でもしていいし、家も…まぁ流石に5・6時はキツイけど何時でも…うん」
こう返すと、穂香は嬉しそうに笑った。
「ありがとうございます!稔さん!」
そう言うと、穂香はいきなり飛び付き、僕をギュッと抱きしめた。
「はっ…な…な…」
急に抱き付かれ、僕は気絶寸前だった。
心臓の音はヤバイくらい高まり、彼女の胸が当たるのは僕には刺激的過ぎた。
「ほ、穂香さんん…?あ、あの…」
「え?…ああ!す、すみません…苦しかったですか?」バッと手を話離す穂香。
「い、いやそういう訳じゃ…」
「はっはっは!ラブラブですなぁ、お二人さん」
横からニタニタと眺めていた母がいう。
「いや母さん…」
「まぁいいや、じゃ稔ちゃん早く学校行きなさい」
いつの間にか制服とバックを手に持った母が言う。
「え?でもまだ時間…」
時計を見ると、まだ6時30分。
「いいじゃない、早いのに越した事は無いわぁ」
「いやでも…」
「それに、穂香ちゃんを待たせる訳にもいかないでしょ?」
「う…」
そう言われると…
「だから早く行きなさい。でもその前に…」
母はスッと僕の顔に手をやり、唇を奪おうと…
「ってちょっとちょっと!何すんの!?」
「え?なにって、行ってらっしゃいのキスだけど」
不思議そうに返す母。
「いや、息子にキスとかどーかしてんじゃない!?」
「ええ?…何言ってんの、毎日してるじゃない」
「するかーーー!!!」




