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noteの小部屋  作者: 小椋夏己
20260628(日)「毎週ショートショートnote」

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作家ワールドカップ

 1998年ワールドカップフランス大会、初めて日本が出場した時、新聞の投稿小説で佳作をもらい、高校生の私は作家になる夢を持った。


 2002年、日本でワールドカップが開催され、日本代表は初のベスト16に進出。私もある小さな雑誌で期待賞をもらった。作家として身を立てるべく通勤も仕事も楽な会社に就職。もちろん執筆の時間を確保するためだ。


 2006年ドイツ大会、日本代表グループリーグ敗退。この頃から賞に応募しても何にも引っかからず、評価をされることもなくなっていく。


 その後もワールドカップが開催される度に、今年もだめだった、また今年もの繰り返し。結局会社も辞めることなく勤続20年を超え、家庭も持った。


 2026年史上最強との呼び声に期待を持ち今回の大会を迎えた。今度こそ、その思いで大手の賞に応募をしたが、やはりだめだった。


 次の大会こそきっと。その思いを胸に、私もまだ夢に向かって進み続ける。諦めることは決してしない。



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