表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/76

【第二章】第六部分

試合後、エロザは船の自室で、憤懣やるかたない様子である。

「アンナ汚イ野球デ勝トウナンテ許セマセン。絶対ニ仕返シ、シテヤリマス!学校ニ通ッテル選手ハ、イルノデスカ。」

エロザは学校の名簿をパソコンで検索している。

「ヒトリダケデスガ、イマシタ。コノ子ハ、コノ前、ワタクシノ邪魔ヲシテイタ女子。ナントイウ運命的な出会イデス。ワタクシガ、彼女カラ、ドレイクヲ奪エバ、自動的ニ野球の復讐ガデキルノデス。コレゾ一石二鳥、一粒デ二度オイシイッテ、慣用句ノ、パクリデスカ?トニカク、ドレイクヲ、モノニスレバ、美散サンハ確実ニ地獄行キデス、ヘルス落チデス。オーホホホッ。」

ちなみにヘルスとは、ヘルの複数形?で、たくさんの地獄に落ちるという意味である。


一方、巨人軍の寮では美散が智流美に作戦指南していた。作戦とは、当然玲駆攻略、具体的には玲駆への告白である。

「智流美、今度、恒例の遠足があるはずだから、そこでミッションを果たすんだよ。」

「わかってるわよ。いちいち念を押さなくてもちゃんとやること、やってあげるわよ。大船駅まで乗り過ごした気で待てばいいわ。」

「その例え、わかりにくいよ!」


翌日のホームルームで、男性教師が生徒に説明した。

「今年は遠足中止するから、いいな。」

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「・・・。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

クラスの空中元素が固定された。固定化が溶解するのに、三分間を要した。

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「えええ~!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

智流美もクラスメイトの悲鳴に同調していた。

無表情の玲駆の隣でエロザがほくそ笑んでいた。

 

この日の前日の夕方のこと。

男性教師は、学校から帰宅途上であった。

「先生、チョットダケ、オ話ガアリマス。ワタクシト一緒ニ来テモラエマセンカ。」

男性教師に声をかけたのはエロザだった。

エロザは男性教師に背を向けて、舌なめずりした。

ふたりはそのままクイーンエロザベス号に乗船した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ