表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/53

5.

魔法使い「……ねぇ」


勇者「おーい、どこー?」


魔法使い「ねぇってば」


戦士「怖くないぞー、出てこーい」


魔法使い「ねぇ!」


僧侶「にゃんにゃんごろろ、にゃんごろろ――」



魔法使い「……ちょっとはアタシの話聞きなさいよっっ!」



戦士「何ださっきからうるせぇオンナだな!」


勇者「そうだよ、猫がびっくりして逃げちゃうだろ」


魔法使い「猫探し。ああそうね、今アタシたちは猫を探してるのよね」


僧侶「そうですよ、だから私もとっておきの猫ちゃんのモノマネで……」


魔法使い「それが! 街に着いて早々やることかってアタシは聞いてンの‼」


勇者「だってぇ、宿屋のおばちゃんが寂しそうでぇ……」


戦士「はっ、飼い猫が消える寂しさはガキにはまだ分からんか」


魔法使い「ふん。それくらい分かるわよ、アタシだって飼ってたもの……」


僧侶「でも、それとこれとは?」


魔法使い「話が別――って、アンタも同罪よ! 一番ノリノリじゃない」


僧侶「私、こういうのを聞くと放っておけない性格でして~」


戦士「あれ、何だか前の街でも似たようなことをした気がするな」


勇者「そういえば前の前の、その前の所でもやったね。……あれ?」


魔法使い「……やっぱり、勘違いじゃないわよね」


勇者「うん。――僕たち、行く先々で猫探ししてるよ」


戦士「おまけにそのどれもこれもが、僧侶の嗅ぎつけてきた話だ」


魔法使い「……ちょっとアンタ、何コソコソ逃げようとしてるのよ」


僧侶「い、いえ⁉ 私はただ、ここにはいなさそうだなーと……」


魔法使い「へぇ? じゃあ今回の猫探し、何が報酬か言ってごらんなさいよ」


僧侶「そ、それは……」


僧侶「猫ちゃんを見つけられたら、好きに撫でていい、です……」


勇者「今までのと全く同じ条件――これって」


戦士「ああ……クロ、だな」


僧侶「こ、今回は白猫ですよ!」


魔法使い「今そんな話しとらんわーっ! 次から開幕猫探しは禁止!」


僧侶「そ、そんなあ! ひーん……」

死まで、あと96日

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ