表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/53

26.

戦士「なんで俺がサーフィン大会なんか出なきゃいけねぇんだ……!」


魔法使い「ブルークリスタルのためよ、腹決めなさい」


勇者「もうすぐ始まるのに、何でそんな弱気なのさ」


戦士「弱気じゃねぇ! 文句だ‼」


僧侶「文句はいけませんよ、神は見ています」


戦士「クソッ、だいたいこういうのは勇者が出ればいいじゃねぇか!」


魔法使い「だーかーらー、年齢制限。アンタ話聞いてたの?」


勇者「僕だってサーフィンしたかったのにー」


戦士「魔法使いだって僧侶だってそれはクリアしてんだろ!」


魔法使い「だって、疲れるじゃない?」


戦士「じゃあ俺だって疲れるわ‼」


僧侶「私はその、泳げないので……」


勇者「あ、そうなの?」


僧侶「根っからのトンカチでして」


戦士「カナヅチな」


僧侶「トンカツ?」


戦士「どっちかっつーとポンコツだよ」



放送『控室の選手の皆さん、入場口までお越しください」



魔法使い「ほら呼ばれてるわよ」


戦士「なぁ、今からでも交代できねぇかな?」


魔法使い「無理じゃない? 諦めなさい」


勇者「……ねえ。どうしてそんなに(かたく)ななの?」


戦士「――。」


僧侶「……戦士様の奥様は、海の魔物に(さら)われたのです」


魔法使い「――それで、海に出るのが怖いってこと?」


戦士「……戦士に怖れるものがあって、何が悪い」


戦士「俺はアイツに勝てなかった。だから持ってかれた(・・・・・・)


戦士「それだけのことだ。……これ以上、思い出させるな」


勇者「やっぱり、戦士はすごいや」


戦士「……は?」



勇者「だって、守ろうとしたんでしょ」



勇者「僕は凄い力を持ってるけど、勇気があるかどうかは別だから」


勇者「だから、戦士はすごい。すごくて、強い」


僧侶「勇者様……」


戦士「――そうかよ!」


魔法使い「ビックリしたッ、急に立ち上がらないでよ」


戦士「ガキに気ぃ遣わせちまったな。面目ねぇとはこのことだ」


僧侶「――行かれるのですね」


戦士「クリスタル、必要なんだろ?」


僧侶「戦士様に、女神の加護があらんことを」


魔法使い「ふん。どうせ出るなら、ぶっちぎりの一番を取ってよね」


勇者「戦士、がんばれ!」


戦士「……おう。行ってくるわ」

死まで、あと75日

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ