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1.

魔法使い「はぁはぁ……妖魔皇ジャルラ、どうにか倒したわね」


戦士「魔王軍の幹部、七魔皇の一角。初めて相まみえたが中々の強さだったな」


勇者「うん。皆に大きなケガが無くて良かったよ」


僧侶「それは、勇者様が身を挺してくださったからではありませんか!」


魔法使い「アンタ何回も呪いっぽいの受けてたじゃない。大丈夫なの?」


勇者「だいじょーぶだよ……多分」


僧侶「強がってないで傷をお見せください。回復魔法を唱えて差し上げますから」


勇者「やだーっ! キミの回復魔法はなんかチクチクするんだもん」


戦士「はっはっは。まだまだ勇者もガキだな」


僧侶「むー。そう仰るなら、先に戦士様にかけてさしあげましょうか?」


戦士「……いや、勇者優先で頼む」


勇者「あっ! 僕を売ったな!」


僧侶「お二方とも、私を何だと思っているのですか⁉」


魔法使い「ほらバカやってないで帰るわよ。今ごろ王様泣いてるわよ、きっと」


戦士「呪いが解けて娘が魔物の姿から戻れば、さぞかし嬉しいだろうな」


勇者「はは。あの王様じゃ、またすごい規模の宴を開いてくれるかもね。イテッ」


僧侶「こら、じっとして! 回復してるのに何ですかその反応は」


魔法使い「姿を変える魔法は高難度なの。ジャルラの腕前は敵ながらあっぱれよ」


戦士「はっ、お前が誰かを褒めるなんて珍しいこともあるもんだな」


魔法使い「なンか言った?」


戦士「……いえ、何も言ってません」


勇者「よし。じゃあ魔法使いの言う通り、早く王様の所へ戻ってあげようか」


僧侶「はい。今度のパーティーはちゃんと帰ってきたと、ご報告しましょう」


戦士「まったく、ちょっとは休ませて欲しいもんだぜ」


魔法使い「アンタは休みすぎ! ちょっとは身体張ったらどうなの」


戦士「俺だって頑張ってんだ、人の努力にケチつけちゃあいけないぜ」


魔法使い「もう。それで勇者が死んじゃったら、どうするつもりなのよ」


勇者「心配してくれてありがとう。でもね、安心して」


勇者「――僕は絶対、魔王をこの手で倒すまで、死なないからさ」

死まで、あと100日

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