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第六話 道具屋の看板娘を始めます

予定より多少遅くなりましたが投稿致します

フィアナがエルトゥスに到着した、その日の夜である。フィアナはレオナと別れ一旦宿屋に宿泊する事にした、フィアナは宿泊先の宿屋で翌朝レオナと合流する事にした。


フィアナは外出をしたかったのだが、レオナから夜間の外出を極力控えるように言われていた。理由は非常に簡単である。


エルトゥスは昼の間(あいだ)は商業都市であり、夜間は観光都市としての側面を持つ。数多くの観光客が行き交う夜間は昼間以上に様々なトラブルが発生する。


フィアナは外形が幼い少女であるが故に誘拐などの危険が及ぶ為、レオナは友人であると同時に保護者的な目線でフィアナの身の安全を考え単独行動は控えるように命じた。


エルトゥスでは幼い子供の誘拐事件や強盗、放火などの事件が有るため市内の至るところに衛兵の詰め所が存在している。最近も冒険者が何者かに辻斬りされるという痛ましい事件があった。


「夜市行きたいなぁ……」

フィアナは宿屋の窓から賑やかな街の雑踏を眺めていた。しかし、フィアナ単独での外出しては駄目だとレオナに言われてしまった。


フィアナが宿泊しているのは高級な宿屋だったので、ラウンジとコンシェルジュサービスを何時でも利用できるらしいので早速利用してみようかな?


フィアナは部屋出てラウンジへと向かった。外出は駄目だけど、宿屋の中を彷徨(うろつ)くの駄目とは言われてない。お腹を空かせたフィアナはラウンジで適当に飲食する事にした。


フィアナはオレンジジュースやグラタンなど、様々な物を注文しお腹を満たした。翌朝の支払金額が高額になってしまっている事に、フィアナは気づいていない。


「ふぅー満足したぁー」

フィアナは満腹になり満足したので、自分が宿泊している部屋へ戻る事にした。満腹になったフィアナは己の欲求に忠実になり、即座に眠る事にした。翌朝にとんでもない金額を支払う事になるとは知らずに……


翌朝、目が覚めたフィアナは朝食を取るべくラウンジへと向かう。しかし、このラウンジでの食事が原因でフィアナの財布が危機的状況に陥る事になる。現時点でのフィアナの所持金は道中での散財が響き銀貨が五十枚あったのが十枚まで減っていた。


「このステーキ美味しそうだなぁ~」

フィアナは昨日食べ損ねた、王侯貴族に献上されている。最高級品であるシェルダ牛の仔牛のステーキを二人前とデザートのアップルパイを注文した。口の中に広がる肉汁を存分に堪能し、デザートのアップルパイを頬張る。


朝食を済ませたフィアナは、レオナと合流するためロビーへと向かった。辺りを見渡すと、まだレオナは来ていないようだ。フィアナは先にチェックアウトするため受け付けに向う。


フィアナは部屋の鍵と昨日の伝票と今朝の伝票を受け付けに差し出す。チェックアウトの手続きを進める。そして――問題となる料金の支払いである……


「お支払いは銀貨十枚でございます」

フィアナは思わず領収証を二度見した。一泊二日の宿泊なのに何故こんなに高額な支払いなのだろう?と領収証に記載されている利用料金の内訳を見た。


宿泊料金 一泊二日 銀貨五枚 サービス利用料金 銀貨一枚 お食事代 銀貨四枚 うん……食べ過ぎたかな?って、そうじゃない!お食事代銀貨四枚は高すぎる!そう思ったフィアナは確認のため受け付けに尋ねた。


お食事代銀貨四枚の内訳を受け付けにいたお姉さんから説明を受けた。シェルダ牛の仔牛のステーキニ人前で銀貨二枚 ドリンクやデザート その他(二十品)で銀貨二枚という事だった。やはり、ステーキをニ人前を注文したのが高額な支払いの原因だった。


銀貨五十枚という大金を僅か十日程で使い果たしたフィアナだった……しばらく、ロビーで呆然と立ち尽くしているとそこへ、レオナがやって来た。


「どうしたの?フィアナ元気ないみたいだけど」

「うん、ちょっとね……」

フィアナは宿屋での一連の出来事をレオナに伝えた。

「あははっ!フィアナ食べ過ぎだよ~」

その話しを聞いた途端、レオナはゲラゲラと大笑いしている。そこまでゲラゲラ笑う必要ある?とフィアナは内心思っていた。


フィアナはレオナに対し抗議しようとするが、元を正せば自分が原因なので抗議せずに我慢することにした。その後、フィアナとレオナは宿屋を出てレオナの実家である道具屋へと向う。


フィアナはレオナに連れられて様々な店舗が軒を連ねる大通りに出た。しばらく歩くと古びた看板の店舗が見えた。看板の文字は掠れていて読むことは出来なかった、レオナはここで立ち止まり掛かっていた鍵を解除する。


「中に入って」

「う、うん」

レオナに促されフィアナは店舗の中へ足を踏み入れる。商品棚にはポーションや用途が分らない道具が陳列してある。(この丸い石は何に使うのかな?)フィアナは用途が分らない道具を見つめていた。


「あっ、フィアナそこの奴触らないほうがいいよ」

「えっ、何で?」

「下手に触ると爆発するよ」

何で店の中に爆発物が置いてあるの?そんな疑問を抱きつつ、他に陳列してある商品を興味深く観察する。ポーションによく似た物を見つけた。


「レオナ、これ何?」

「ん〜あぁそれね毒消しだよ」

「へぇ~これが毒消しなんだぁー」

ここからは、フィアナは商品棚に陳列してあるポーションや回復薬などの道具について、レオナから説明を受ける。道具の効果や使い所の説明を受け、その場で接客販売の練習を行なった。こうして、フィアナは道具屋の看板娘としての第一歩を踏み出すのだった。


フィアナは道具屋の看板娘として、その役目を果たせるのだろうか?





























最近、かすうどんにハマッています!めっちゃ美味いですね~



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