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前世は世界を救った英雄ですが、二度目の人生は銀髪美少女としてのんびり過ごしたい  作者: 麻婆
序章 世界を救った英雄は地味で平凡な日常を希望する
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第三話 二度目の人生は平凡に(後編)

精神的にボロボロの状態ですが、何とか書き終えたので、投稿致します……

クエスト中に気絶してしまった、フィアナの窮地を救ったのは見知らぬ少女だった。


「あれ?ローパーとスライムがいない?」

「あぁ、それならボクが倒したよ」

辺りを見渡すと先程まで自分に纏わりついていた、ローパーとスライムの死骸があった。


「ねえ、キミに一つ聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

「何ですか?」

「キミ、冒険者じゃ無いよね?もしかして迷子かな?」

「私、冒険者です……」

「えっ?ウソ!?ホントに冒険者なの?」


フィアナは証拠となるペンダントを見知らぬ少女に見せた。

「えーと、『フィアナ・アーシュライト』って、書いてあるけど……本物?」

「本物ですよ、冒険者登録したばかりですけど……」

「ん?ちょっと待って?冒険者になったすぐにモンスター討伐のクエストを受けたの?」

「どうしてもお金が欲しくて……」

「あー……、だから武器と防具を付けて無かったんだね」


見知らぬ少女は、武器と防具を装備せずにクエストを受けた、フィアナに対して半ば呆れた様子だった。


「それと――キミ全裸だけどそのままの格好で街に戻る気じゃ無いよね?」

「えっ?全裸……?」

フィアナはふと目線を下に向けた、粘液まみれで色々とマズい事なっているのに気がついた。流石にこのままの姿では街に戻る事は出来ない。


「あっ……どうしよう……」

「ねぇ、ここで待っててくれる?」

「えっ?どうしてです?」

「キミの着る服を探してくる」


そう言うと、見知らぬ少女は街へと向かっていった。見知らぬ少女が戻るまでの間、フィアナは自らの身体に付着した粘液を洗い流すことにした。


フィアナはその場を一旦離れ水辺を探すことにした。街道から少し外れた森の中に川を見つける事が出来た。しかし、この時、街道を全裸で歩き回る銀髪美少女がいると言う噂が誕生する事をフィアナは知る由もない。


川で身体に付着した粘液を洗い流す前に水面に映る自分の姿をじっくり観察する。


まずは、髪と自分の顔を客観的に観察する。綺麗な銀髪と整った顔立ちの美少女がそこに居た、顔はキレイ系と言うよりも幼さが残る顔立ちだった。


次に観察するのは、自分の胸や脚などを客観的に観察する。太ももは丁度よい肉付きだった、次は胸を観察するが……うん……これからの成長に期待かな?


凹凸が存在しない平坦な胸だけど、きっと大きくなる。フィアナは微かな希望を抱く事にした。だが、フィアナはまだ知らない……強力な能力と引き換えに身体の成長が完全に止まっていることに……


人目を引く美しい銀髪と幼い肢体と幼い顔立ち。客観的に言えば、一部の人達が喜びそうな容姿である。フィアナが子供扱いされたのは、紛れもなく、これが原因である。


さて、次は身体を洗い流そう……なんか生臭くなってきたし、先程とは比べものにならない程、私の身体は異臭を放っていた。


「うっ、冷たい……」

川の水は冷たいけど、身体が臭いの嫌だなぁ……

私は川に入水することにした、粘液が落ちれば不快な生臭さも取れるはずだよね?


しばらく、川の中で生臭い粘液を洗い流す。ついでに頭も川で洗うことにした。自分の匂いを嗅ぐと、先程よりも多少ではあるが生臭さが取れているような気がする。


川で身体を洗いスッキリしたので、私は街道に戻り見知らぬ少女が戻るのを静かに待つ。


「お待たせ〜服を持ってきたよ」

私は早速、真新しい服に袖を通した。



「あの、ありがとうございます」

「別にお礼なんて言わなくてもいいよ?フィアナ」

「えっ、何で私の名前を……」

「さっきのペンダントに書いてあったでしょ?それと、自己紹介がまだだったね。ボクの事はレオナって呼んでくれるかな?」

「う、うん、よろしくレオナ」

私達はお互いに遅めの自己紹介をした。


「フィアナ、これも良かったら使って」

「えっ……でも、こんな高そうな物受け取れないです」

レオナは私にローブをプレゼントしようとしたが、私は正直な所、いきなり高価なローブを渡され困惑気味だった。


「うーん、じゃあ、報酬の前渡しって事じゃ駄目かな?」

「そういう事ですか、分かりました」

私はレオナからローブを受け取る。

「フィアナ、今度、ボクの店まで来て」

「えっ、レオナの店?」

「そう、ボクの店だよ。詳しい事は明日ギルドで会った時に話すから」


この時、私はレオナは店を手伝うのだが、凄まじい重労働だとは知る由もない。


「明日、ギルドで待ってるからねフィアナ」

「うん、絶対に行くよ」

翌日、ギルドで落ち合う約束を取り付けた私はローパーとスライムの残骸を回収し、冒険者ギルドへと向うのだった。


「そろそろ、日が暮れちゃう急がないと」

私は、日が暮れると街に入れなくなるのを避けるため帰路を急ぐ。


「はぁはぁ……つ、疲れた~」

私は息も絶え絶えになりながら、ギルドに到着した。すぐさま、覚束ない足取りで受付けへと向う。


「す、すみませんークエスト終わりました」

「あら?フィアナさん、クエスト完了したのですか?」

「はい、確認してください」

私は受付けにローパーとスライムの残骸を差し出す。


「少々お待ち下さいね」

受付けの職員は鑑定の為、受け取った残骸を一旦奥に運んだ。しばらくすると、鑑定結果が出た様だ。


「フィアナさん、お待たせしました~」

「はい!」

「今回の報酬ですが、割り増しで差し上げますね~」

私はクエストの報酬を受け取ったが、金額が明らか多く怪訝そうな顔をしていると。

「今回のローパーとスライムは、報告にあった種類とは別の個体だったみたいですよ〜」

ギルド職員が、クエスト報酬の増額の理由を説明してくれた。


私と言うより、レオナが倒したローパーとスライムは最近になり見つかった、変異種と呼ばれる通常の個体とは異なる物だった。


「えっ……お金がたくさんある……」

今回の報酬は、本来ならば銀貨五枚相当のクエストなのだが、通常よりも多い銀貨五十枚が報酬となっていた。

ギルド職員曰く、今回持ち帰った残骸は研究資料として利用される様だ。


かつて、世界を救った英雄の転生初日は、非常に慌ただしく過ぎていった。


だが、英雄が願った地味で平凡な日常は叶う事はあるのだろうか?それは――誰にも分からない











































感想や誤字脱字の報告お待ちしています……

推しのVTuberが引退危機で非常に悲しい……

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