増援艦隊準備中
誤字修正がてら加筆しました。
少し満足。
読んで頂き感謝です。
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【報告】戦艦コイン3枚→ホワイトパール級戦艦3隻を受領しました。
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俺は推進剤の損耗著しいハウンド級各艦に、補給作業を実施するために補給艦隊を出撃させる。
戦闘の結果、喪失した艦こそないものの、中破1、小破3隻の計4隻が戦線離脱しており、損傷艦は自立航行可能であったため、そのまま泊地に帰還命令をだしてある。
貴重な要撃艦を喪失しなかったのは幸運であったが、とにかく補給が必要である。
ハウンド級高速要撃駆逐艦はその高機動力を維持する為に、6基の主プラズマ推進器よりも姿勢や機動変更スラスターの方がより燃料消費が激しく、要撃艦の使用目的上、連戦や長期間の戦闘行動は想定しないため、設計段階から重量削減の為に搭載する推進剤の総量も減らしている。
この為ハウンド級はファイネル級と同じく、推進剤不足に陥りやすいという欠点を持っていた。
さらに出現したばかりの3隻のホワイトパール級戦艦と修理済みのベローナ級戦艦を出航させ、ネージュ大提督の元に向かわせた。
送り届ける戦艦群とハウンド級の補給作業が完了次第、ネージュ大提督は艦隊を引き連れて近場の空間安定度の高い座標から短距離空間跳躍を行い、直接戦闘宙域に強襲をかける予定だ。
当然の事であるが、直接戦闘宙域に突入する以上、艦隊が通常空間に出現した瞬間から敵艦隊の先制攻撃を受けるだろう。
貴重な戦艦をヴィオラ提督に無傷で届ける為、そして先制攻撃を企図する敵艦隊に逆撃を食らわせる為に、俺はルル大提督に指示して、2隻のミズーリ級ミサイル巡航艦に積める限りの空間跳躍型デコイと空間跳躍型艦対艦ミサイルを搭載して随伴させる予定だ。
そして、2隻のミズーリ級ミサイル巡航艦によるデコイとミサイルによる予防攻撃に合わせて艦隊を突入させるつもりである。
艦隊出現後はミズーリ級ミサイル巡航艦は、そのまま観測艦からのデータを元にして、空間跳躍攻撃による間接支援攻撃を実施する。
技術的懸念のあったホワイトパール級搭載のふたつのフェイクコアを同期させて処理性能を向上させるダブルコアシステムであるが、予想以上に艦に馴染んでおり、素直な挙動で俺の操作に応じてくれている。
このホワイトパール級戦艦の3隻、俺の作った1隻と付属の設計図を基にして建造されたのであろう2隻との性能差はほとんどない。
砲塔配置からカラーリングに至るまで、オリジナルと同じだった。
ほとんどというのは、俺が作った1隻は元々支援砲艦だったものを修復改装したものであり、性能に問題ないと判断して、オリジナルには若干残留することになったフレームの歪みや構造物に残った擦過傷が所々に残っているからだ。
逆に新規建造された同型艦2隻は完全な新造艦であるために、すべてが新品の状態だった。
『嫌ですっ!そんな命令には従えませんっ私は何度も誓ったはずです。ファイネル級で戦い抜くと、それなのに、なんで、なんでいまさら止めるのですかっ!』
モニター越しに響く怒声。
やはり俺の命令が気にくわなかったのだろう、リーフ艦長が激昂している。
だが、それでも俺は告げねばならない。
ファイネル級旧型軽巡航艦では無理であると―――。
これまでのような小艦隊同士の遭遇戦ならばともかく、双方布陣しての本格的会戦となれば、貴官の船では耐えられない。
それが分かっている以上、貴官の参戦は許可出来ないと―――。
『だからなんですかっ、それがどうしたっていうんですかっ! そんなことわかっていますっ! それでも私は、私は皆と同じ戦場に立ちたいっ、この気持ちをなぜわかってくれないんですかっ!』
理解しているのである。
理解した上で却下しているのである。
泊地の主たる俺は、それを許可することは出来ないのである。
貴官の参戦が全体の勝率を下げる以上、それを許可してはならないのである。
「リーフ、分かれとは言わないわ。従いなさい。これは命令よ。」
ルル大提督、よいのか?
「あら、貴方ひとり悪役にはさせないわ。」
仕方のない人と、ルル大提督が微笑んでいた。
『見損ないました。私は・・・行きます。』
もういいと、もう頼まないと、彼女の切り捨てる言葉に、それでも俺は声をかける。
待つのであるリーフ艦長、貴官は弾薬、推進剤の残量を確認せよ。それで出撃するつもりであるか?
俺は彼女がハウンド級と張り合って戦果を求めていたことを認識していた。
その結果として、彼女らしい無理な挙動が祟り、元々燃費の悪いファイネル級は多量の推進剤を消耗している。
俺の方で見られる艦のステータス画面で確認しても、問題児のファイネル級旧型軽巡航艦の残存推進剤量は54%、弾薬は66%だった。
この量で本格的会戦に参加するのは、無茶であるな。
『司令官、あの、補給を・・・・お願いします。』
リーフ艦長が物凄く頼みずらそうに補給を求めてくる。
そんな彼女に俺は快く了解する。
元々ファイネル級にも補給する予定であったが、なによりも彼女がきちんと現状を認識して補給を求めてきたことを評価したい。
もし、感情を優先してそのまま出撃するようならば、俺の方が失望したであろう。
『司令官、それでも私は、行きたいです。』
リーフ艦長の決意は固いようだ。
問題児がこの程度で折れるようなら、俺も苦労はしないのである。
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【緊急】リーフ艦長奮起せよ。が発令されました。
戦果に応じて追加報酬が支払われます。
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上はまた問題児押しであるか、いい加減に少しは自重していただきたいものであるな。
『司令官、お願いします。』
彼女は頭を下げて頼みこんでくる。
俺は―――。
・・・リーフ艦長、ファイネルⅡ級強襲軽巡航艦の出撃準備は完了しているのである。ファイネルⅡ級高速軽巡航艦と交換せよ。
―――時におかしくもなるのである。
『司令官っありがとうございます。』
リーフ艦長、貴官の参戦を許可する。ただし、貴艦隊だけの独行は許可できないのである。
ネージュ大提督に随伴して、戦場に出撃せよ。
『はいっ』
貴官に無理はするなとは言うだけ無駄であるな、ちゃんと帰ってくるのであるぞ。
『はい、勝って必ず帰ってきます。』
リーフ艦長が最後に敬礼をして、モニターを閉じた。
俺が祈るのは無意味であるな。
俺は貴官の言葉を信じよう。
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【報告】重戦艦コイン→シャルラハロート級重戦艦を受領しました。
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もう賽は投げられたのだから―――。
今週いっぱい仕事で残業が続きます。
出来るだけ遅れないように努力はしますので、遅れたらご容赦を・・・。
明日からは組み立ての大変な戦闘パートだ、頑張ろう。
9/19日と9/20日は更新お休みします。
御免なさい、残業が立て込み執筆時間が確保できません。
その分21日からのボスキャラ戦は気合い入れてかき上げます。




