プロローグ=短い物語の始まり
私、ドナ=ベはどこにでもいる普通の女子高生…
あら?この名前以外は…かな。
べつに、すでにいない名付け親のことを
うらんでいるわけでも何でもないの。
ただ、この名前のおかげで私の人生は、
普通の女の子とは少し変わった物語があるだけ…
ジリリリリリリリ……
朝07:00に響き渡る目覚ましの音…
誰にも止められることなく勝手に止まってしまった。
AM08:30
「え!?…今日入学式!!遅刻なんて嘘でしょ!?」
朝から静かな入学式…ではなく、
騒がしい未だに家にいる今日から高校生の…
私の名前はドナ=ベ
ここはなんのへんてつもない日本
私の日常で変わってることなんて、
この名前くらいかしら。
この名前で小学校の時は
いじめられていたこともあったけど、
中学から、そんな事は無くなったし
むしろ、この名前のおかげで
友達なんて作りやすいくらいよ。
「はっはっはぁっ…」
入学式に遅刻している彼女はとても
急いで学校に急がなければならないのだが…
「道に迷った…ってまじか、私」
どうやら道に迷ったみたい。
昔から方向音痴なんだよね…
そもそも自分の通う、
学校の場所くらい普通は覚えるものだよね…
やっと学校がある方向がわかって
全力疾走している私。もうすぐ学校ってとこで…
「きゃあっ」
ガシャン!!
「おい、大丈夫かお前…ってドナ=ベじゃん」
走っていて思いきり自転車とぶつかった。
同じ制服…彼は…見覚えがある…ああ、思い出した。
小学校の時、私はいじめられていた。
そのいじめっ子のリーダーだった男…
彼の名前は 遊歩道 天
この自転車と共に倒れているのが、彼である。
中学から自然といじめがなくなったら、
彼と関わることも無くなっていた。
だが、この再開から
すべてが始まる…私は恋に落ち
それは、すべてが一瞬のように。
限定されない物語は…
私の物語は、この瞬間から変わっていく……




