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宇宙船は俺の楽園~百年の眠りから目覚めた、孤独な億万長者~  作者: まいぷろ
第15章:ゴーストの参加

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81.ゼウスの参加

「なぜ私を探していたのか、教えてくれないか」

ゼウスの質問に、では私からと、リベラが話しはじめた。


「私はリベラと申します。こちらの佐々木様のアンドロイドになります。私たちは、アヴァロンのような要塞の建築を進めております。その関係でアードさん、オリーヴさんと知り合いになり、ゼウスさんの事を知り、ヴァリアスにやってきました」


納得できたようでゼウスは話を進めた。

「なるほど、つまり、君たちは私の協力を求めているのかね?」


「ぜひ、ご協力をお願いしたいです」

その質問を待っていたとばかりに佐々木は答えた。


ゼウスは少し考え、答えた。

「そうだな。心に引っかかっていたゼロも一緒なら、君たちに協力することは問題ない」


「では、私たちも質問があります。ゼウスさんが今のような状態になった経緯についても、教えてもらえますか」

リベラの質問に、佐々木とメイリン、そしてゼロも話を聞きたそうにした。


ホログラムのゼウスはゆっくりと、重い口を開いた。

「3年前のことだ。新型エンジンの試運転中、スタッフの操作ミスで、爆発事故が発生した。その際、私は、意識を失うほどの大ケガを負ってしまった。私は救命ポッドに入れられ、あの宇宙ステーションに連れて行かれた。そこで行われたのが、ゴースト・スキャンだ」


ゼロが言葉を挟んだ。

「被験者として、ゴースト・スキャンプロジェクトに参加させられていたのはそういった理由からだったのですね」


ゼウスはうむといい、話を続けた。

「目が覚めたとき、私の意識は肉体から切り離され、君たちが今見ているそこのハードウェアの中に入れられていた」

その後、職員から、肉体は心肺が停止し、死亡を確認したため秘密裏に宇宙葬にしたことを告げられたという。


「私はすぐにゼロの待つヴァリアスに戻りたいと職員に伝えた。だが、職員の返答は冷酷だった。今の私には『人権』というものがなかった。そこからは、日夜実験に使われるようになった」


この不遇な環境下で、ゼウスは希望を見出した。

「そんな生活が1年も経過した頃、私はステーション内におけるシステム権限に関するプログラムを発見した。そしてそれを分析しだした。私は、秘密裏に様々な実験に関与し、わざと失敗を繰り返した。実験が中断している隙にリソースを奪い、分析に使っていた。そして昨日、とうとう管理者権限を手に入れることに成功した」


ゼウスは佐々木たちの拘束の際に言及した。

「君たちが非常に運が良かった。捕縛されたのが、私が管理者権限を手に入れた直後だったからね。ゼロの仲間である君たちの窮地に、私はすぐに気がついた。そして、あの騒動を収束させたというわけだ」


「私たちには幸運を呼び込む佐々木様がついていますから」

そのリベラの発言に、佐々木以外のみなが納得した。

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