16話
あれから数日が経ち炉の設置を終え帰路につくメルト他作業員に手を振るシド。
シド(明日がちょうど2週間後だ小僧楽しみにしているだろうな…)
翌朝
アムス「おっちゃん!!いるか?」
シド「きたか、でも早すぎだろ!まだ朝の5時だぞ!」
店の鍵を開け出迎えるシド
アムス「どうだった!設備は整ったのか!」
シド「説明すると長くなるから割愛するがなんとかなった!」
笑顔がはじけるアムス
シド「色々あって白鉄鋼が暴騰なほど高値で売れてな俺の取り分を入れても2億近く残った、これはお前の分だからとっておけ」
アムス「いらない!作業工賃があれ全部って俺が言ったんだ!その後の事は俺には関係が無いことだから」
シド「わかったわかった、あとアムスよ霊獣塊を溶かすにはSランク魔獣の素材が必要なのだ
お前がとってきたカオスドラゴンの堅翼爪を燃料にしていいか?」
アムス「え〜〜〜〜嫌だよ!あんなかっこいいの燃やしちゃうの?」
シド「ならお前が他のSランク魔獣を倒して持ってきてくれるならいいぞ?」
アムス「俺あんま戦うの好きじゃ無いからその爪使うのでいいや!」
シド「では了承したということで」
その時店の扉をコンコンッと叩く音が
???「ごめんください!!」
頭を抱えるシド
シド「またあいつか…本当にこりねぇな」
扉を開けて怒鳴るシド
シド「小僧しつけぇぞ!俺は武具もつくらんし弟子もとらん!」
???「今日は弟子のお願いではないのです!ブラックスミス様もご存じですよね?最近勇者と賢者が誕生した事を」
シド「一応な…」
???「ならば何故王都に戻らないのですか!」
シド(戻ってたけどな…小僧の思いの正反対の理由で)
シド「俺はもう武具はつくらん!王都に行く理由がない!」
???「あなた以外に誰が聖剣をうつのですか!」
シド「現工房長のホワイトスミスがうてばよい!」
???「あなたが工房長であるべきです!」
シド「口を慎め小僧!王国の者に聞かれたらその首が飛ぶぞ」
???「はい、つい感情的に、失礼しました」
シド「俺はもう本当に武具は打たないんだこないだ幼なじみにも誓った制約でもある、小僧の気持ちは嬉しいが帰ってくれ」
アムス「おっちゃん、ちょい待ってくれないか?」
年も近そうな緑の髪の男に話しかける
アムス「俺の名前はテッド・アームストロングお前の名は?」
???「私の名前はロイド・グリーンスミス」
シド(こいつもスミスの系譜かグリーンスミス家の今の頭首は確かロイスだったな)
アムス「ロイドか!俺はアムスって呼んでくれ!」
ロイド「はい、アムスくん」
アムス「ちょっと奥でおっちゃんと話があるから少しだけ外で待っててくれるか?」
ロイド「わかりました」
外にでるロイド
アムス「おっちゃん、あいつにおっちゃんが俺の農具を作る所を見せてやってくれないかな?」
シド「お前何いってんだ!霊獣塊や霊獣の素材を使うんだぞ?あいつもスミスの系譜!鍛冶見習いでもお前が勇者だと絶対バレる!」
アムス「おっちゃん…本来俺が勇者になる事を選べば霊獣塊や素材の研究も聖剣を作る技術も後世のために残せたはずだけど俺はこの素材で農具を作るんだ、せめてロイドにおっちゃんが霊獣素材を加工する過程を見て貰いたい!
たとえ俺が勇者だとばれたとしても!」
シド「本当におまえってやつは…しかたがない、俺からの条件は見たことを絶対公言しないこと見るだけで
俺達に聞いたりしないこと以上だ!農具の完成には装飾を含め1ヶ月はかかる!その他はお前がきめろ!」
アムス「ありがとうおっちゃん!」
シド(やれやれどうなることやら…)
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