13話
若い歓楽街の娘「そこのおじ様〜♡ 宿をお探しでは?」
シド「そんな気分ではない!」
若い歓楽街の娘(カピカピじじいが偉そうに!)
シド(宿より先に飯と酒だ!今日の俺は頑張った!久しぶりの王都だし奮発しよう!
俺の貯金から払うのであれば後ろめたいことなどない!)
手荷物に1億がある男が何を言う…
シド(王都城下の歓楽街で最高の酒と肴を出す店といえば!
フィッシュゴールド!昔はよく顔を出したが今や予約が取れない名店!行くだけいってみよう!)
歓楽街を歩くシド
シド(かなり人が少ないな…肩がぶつかるのが当たり前の通りが嘘のようだ…)
フィッシュゴールドにつき扉を開けるシド
「いらっしゃいませ〜!」
シド「予約してない1人だけど大丈夫?」
女将「シドさんじゃないですか〜大丈夫ですよ!カウンターでも良いですか?」
シド「もちろん大丈夫だ、女将も相変わらずでよかった」
思わず笑みがこぼれるシド
女将「やはり勇者様の件で王都にお戻りで?」
シド「私のような引退した老いぼれに勇者の剣は荷が重すぎますよ」
シド(勇者の農具をこれから打つ予定なんだけどね…)
女将「昔みたいに最初の一杯は冷えたラガーで大丈夫?」
シド「それを飲みに来たんだ!」
女将「あら好みは変わらないのね(笑)ならお通しは茹でたての枝豆にするわね」
シド「女将はわかってらっしゃる!」
女将「はいどうぞ〜」
キンキンに冷えたラガーに茹でたて熱々の枝豆が到着
【ゴクッゴクッ】
冷えたラガーで喉が鳴るシド
そして熱々の枝豆
シド「この塩分と香ばしい枝豆の甘み!最高!」
女将「気に入って貰えたらうれしいわ〜その枝豆はここ最近人気な品種なの!
腕っ節っていうブランド枝豆、産地は確か最果ての村だったはず」
シド(うちの村じゃねぇか…腕っ節?てことはアームストロング?なんかアムスの匂いがプンプンする枝豆だな…)
シド「今日は飲みたい気分なんだ!ラガーのおかわりと鶏唐揚げとネギ塩ホルモン焼きを頼む!」
女将「は〜〜い」
枝豆とラガーを楽しむシド
女将「お待たせしました〜♪鶏からとネギ塩ホルモンとラガーのおかわりです!」
シド「まってましたー!いただきます!」
熱々の唐揚げとホルモンに舌鼓を打ちながらラガーを楽しむシド。
シド「女将」
女将「なんでしょうか?」
シド「通りに人が少ないのはやはり勇者誕生のせいか?」
女将「私にはわかりませんが勇者誕生の日から急激に客足が減ったのは事実です…」
シド(やはり国民は魔族との戦争を意識するか…その勇者は農業する事しか興味ないとか絶対言えない…)
結局シドはその後刺身の盛り合わせや珍味に冷えた米酒をあわせ〆の御茶漬けのころにはベロベロに酔っ払い
しどろもどろになりながら会計を済ませ気がついたら朝になっていました。
シド(ここはどこだ…あったま痛っつ!完全な二日酔いだ、綺麗なベッドだな…)
ハッとするシド!(金の入ったバッグは!)
ソファに置かれたバックに駆け出しました。
シド「中身!」
バッグの中に無事大金があり安堵しました。
シド(どうやらここは宿屋のようだ、記憶が全くないがとりあえずよかった、バックを預けないと色々まずいな・・)
部屋を出て受け付けを探すシド
若い歓楽街の娘「あ!おはよ〜〜!」
受付に座る若い派手な女
シド「貴様は昨日の商売女!」
若い歓楽街の娘「ほんと失礼だな〜私はここの宿屋の看板娘!」
シド「そうだったのかそれは悪かった」
宿屋の娘「あんた昨日の事覚えている?」
シド(やはり俺なんかしちまったか?)
シド「それが全く記憶にないんだ」
宿屋の娘「そこの大通りでそのバック大事そうに抱えて寝てたんだよ、歓楽街はみなが優しい人ばかりじゃないんだ
強盗やスリだって大勢いるんだ!だから私とパパであんたこの宿まで運んでやったんだよ?」
シド「そうだったのか、本当に助かった、このバックの中身はとっても大切なんだ」
宿屋の娘「盗まれたものはなかった?」
シド「なかった!本当にありがとう!何か礼がしたいのだが」
宿屋の娘「礼なんていらないよ!ちゃんと宿代は貰うから!」
シド「では王都に滞在する残り4日ここの宿に泊まりたいのだが空きはあるかな?」
宿屋の娘「空きならたくさんあるよ!ありがとう!
勇者誕生で街の空気が平和モードから戦争モードになってお客さんがほとんどこなくなってるんだ…」
シド「そうだったのか…これ5日分の代金とチップ」
宿屋の娘「こんなにチップを貰えないよ!」
シド「いいんだ!貰ってくれ!それでお願いなんだがこのバックを預かって欲しいんだ」
宿屋の娘「金庫での保管だけど問題ない?」
シド「生き物じゃないから大丈夫だ」
宿屋の娘「りょーかい!」
シド「出かけてくるから後はよろしくたのむ」
城下町に向かうシドであった
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