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ある日の午後  作者: ラゼル
Chapter5
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インターミッション

芽衣視点。短いです。


 とりあえずチャキくんには扉の外で着換える間待っててもらった。

部屋の寝台の上にたたんで置いておいた自分の服を着て寒いのでそこにあったシャツを拝借した。メイクは落としたいがクレンジングはないのだろうか。


「あ、私の荷物」

 没収されなかったようだ。そこから小さいクレンジングの試供品を取り出し洗面台に向かいサッサと落とす。はーさっぱりした。

 しかし脱いだ可愛いドレスを見て、余計に今日の慌しさを感じた。


 チャキくんにまた部屋に戻ってもらって少しすると、カイトが部屋に入室した。


「あれ? まだ寝てなかったのか? 芽衣」

 いや、この場で寝れるほど私は図太くない、かな。ううん、普段なら眠れる、よな。多分。

 私予想以上にいま余裕、ない?

「うん。あの子どうなったの? それと私を知ってたお兄さんは?」

 と聞いたのは私で。

「ていうか、何か決着つきました?」

 と聞いたのはチャキくんで。


「あぁ、大まかな目星は色々ついたけど、もう少し調べる必要が出てきた。んでチャキお前も来い。仕事だ」

「了解」

 寝台から立ち上がってカイトの傍に行く。

「私は今のところ必要ない?」

「あぁ、寝とけ。疲れてるだろ。それにどうせ明日の朝になったら多分自然にあっちに帰るだろう?

あと、次来た時にはコレ解決してると思うし、そん時また色々説明してやる」

 そりゃあ、まぁ役に立たないよねー。でもなんか身の置き場がない、なー。

「じゃー。おやすみ。俺仕事行くわ」

 カイトは残業ですか。お疲れ様です、と内心労った。パタリと扉が閉じられて、一人になる。

 今日はなんというか感情の振れがジェットコースター並みだった気がする。疲れた。驚いて、恐怖して、落ち込んで、楽しんで、怒って、とこれ今日一日で全部ですか、マジか。


 ベッドにダイブしてごろごろと右に左に転がる。そして身を抱えるように丸まって、目を閉じた。

 いつ眠りに着いたかはわからなかったけれど。すぐには寝付けなかった。


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