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6万PV突破。それと昨日一日で200ユニーク初突破です。ありがとうございます。
今回は予告通りカイトSideになります。
どうして俺はカイトについていかなきゃならんのだろう、でも陛下の命令だし逆らうわけにもいかないし……という空気が伝わってくるのを感じつつも、男の手を引くのは真っ平御免なので、後ろにユリウスがいるのをその気配を読み取ることで確認しながらもさくさく歩いて、ユリウスを手近な掃除道具などが鎮座している部屋に連れ込んだ。
――芽衣がいればどんな逢引!? と突っ込むような気がする。いや、気のせいか。
「それで、芽衣を警戒するのはわからなくもない。当たり前だ。すげー怪しいもんな」
でもそれだけじゃないだろう……? と時間もないのでズバッと本題に切り込んだ。ユリウスはというと、少しそれに気押されながらもそれに答えた。
「いや、まぁ……もちろん警戒はしてるん、だが」
と首の裏を搔いて少し口ごもる。さっきはそのまま放っておいたが今回はそうはいかない。
……仕事に差し障ったら困るんだよ。ちゃんと集中してもらわねぇとな。只でさえ宴は出入りがいつもより明らかに激しい。
「……? 何だはっきりしねぇな。別に気にならんから、さっさと吐け」
「……、いや。彼女」
「芽衣か……?」
「あぁ、……まぁはっきり言ってしまうと彼女との距離をとりかねてな」
別に普通でよかろうに。仕事だし。
「は……? 普通に陛下に近づく者で”警戒対象”でいいんじゃないのか?」
「いや、でも耳に」
とやっぱり何だか言いづらそうに目をあらぬ方向に逸らす。
「耳?」
「同じ耳飾りつけてるし、幼馴染の特別だと思うと……将来長い付き合いになるかもしれんしな」
「………。」
……いや、どうだろう。長い付き合いになるのかね……。いつこの異世界同士の行き来も終わるやもしれんし。何とも言えんな。
「……、まぁ。それは置いておくとして」
「……!?」
うん、ユリウスの驚いた顔にため息が漏れるのは仕方がないことだと俺は思うわ。
「……ぶっちゃけ一番警戒してんの陛下だと思うんだよなぁ。俺達の中じゃ一番幼少時に生死かかった生活してるし。
しっかし……お前ももう少しずるくなる事をいい加減覚えろよ。正直に態度出し過ぎ。俺とも長い付き合いなんだし」
ちったぁ学べ? ある程度年くった今は狙われる率少し減ったけどな。幼少時に比べて抵抗力付いてるし、俺らも居るし。
「……そうだな、善処する。で何が言いたいんだ?」
「あぁ、芽衣の体質って言っていいんかねー。あの周りに認識されないってヤツ。……便利だと思わん?」
面倒な条件付けなしには相手には見えないし、聞こえない。
「……まぁ、あの平和ボケした感覚が致命的だがそれを抜けば密偵向きだろう」
「多分だけど、陛下ってその利益込みで動いてんだよ」
「……あぁ。それで妙に愛想いいのか。陛下の態度に俺も準じたほうがいいのかも正直少し悩んだ」
「……やっぱりか。
まぁ、普通に警戒していればいいと思うぞ。その妙な考えはきっぱり捨てて。それに、芽衣だって全く警戒されない方が気持ち悪いと思うし。普通にこの状態で歓迎なんて裏読めって言ってるようなもんだ。そっちの方が自然に見えるし。
……それに俺だって流石に陛下に仇なすのなら容赦なく切り捨てる」
「だから……俺はわかりやすく警戒した方が色々都合がいい、と」
「……よく出来ました」
「………。」
――よし、いつものユリウスだ。もう大丈夫だな。
「じゃ、ちゃんと仕事に集中しろよー」
「わかった。悪いな、気を使わせて」
「ま、仕事だからな」
「……そうだな、幼馴染だからと言わない所がお前だよな」
――男とベタベタ馴れ合っても気持ち悪いだけだと俺は思うんだが。
いや、むしろその方が俺は安心するんだがな……なんて独り言は聞こえなかったことにしようと思う。
まぁ、警戒は続行中らしいですよって話です。
しかし、ユリウスさんが予想外にへたれてしまった気がする。もう少し真面目堅物の優秀な方なんです。本来はきっと……。まぁ、この2人組を書くのは楽しかったです。
タイトルは直訳すれば「俺についてこい」だったり……。
前回に引き続き宣伝です。
新作連載「郁人少年の恋愛奮闘記」アップしました。
気が向いたらこっちもよろしく。
そして最新話に目を通してくれてありがとうございます。




