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力の代償  作者: チョコ
19/24

0−3 氷の力

ヒーローギルドが完成し、初の力の譲渡会が開かれる…

その中には双炎やアクア、岩井、ソニックなどが1期生として入ってきた


しかしここでは、その1期生の中でも氷グループにいた零という人の物語になる…


 

彼は譲渡会で氷の力を授かる

そして同じ氷の力を使うルト、ガル、ガロアの3人の仲間と共に戦うことになった

氷の力グループは一番人が少なく、自分と仲間を合わせたその4人しかいなかった…


だがこんな少数グループでも、やればできるということを証明するため、怪物退治は人一倍頑張っていた

「母さん。そっちはどう」


「元気だよ。昨日実はね、零みたいなヒーローさんに助けてもらったんだよ」


「そうなんだ。それは無事で良かった」


 ピ〜ンポ〜ン

「あ、集金の人が来たから行くね」


「うん分かった。じゃあね」

零の母はヒーローギルドの集金をしに行ったので零は電話を切った

 

「昨日ヒーローに助けてもらったということで集金にきました」


「うちの息子がお世話になっています」


「零さんでしたよね。色んな人が支持していてすごい有名ですよね」

零は多くの人から支持されるようになり、メディアに出たりして名が広まっていた


その功績は、色んな人から尊敬されるほど。中でも双炎は相当な程のファンだった

同じ一期生として負けていられない、同じように仲間を作って彼らに追いつきたいと

それによって結成されたのが双炎と、アクア、岩井の三人組だった。だがそれは少し後のこと…


 


 ………………

そんな中、裏で社長は考え込んでいた

「集金の件数がだだ下がりだ。何故だ…?しっかり襲わせているはずだろ!」


それを聞いたcombination…

「やはり国と連携して、襲われてる襲われてない関係なく一律みんなお金を支払うようにした方がいいのかと」


「今はまだそれが出来ない状態だ。今この集金がとれないこの現状をどうにかしなければならない」

「そこでだ、お前にはスパイとして働いて貰いたい。頼んだぞザード」

 

そして社長は考えた。ザードをスパイとして送り込むことを

「異常に力を伸ばしていってる氷グループに目をつけ、氷の力だ。適合率はあまり高くはないが…仕方ない」


「零の実態を監視するわけですね」


「そうだ。そしてwizardには風の力を渡しておいてくれ。毎回頼んですまないな」


「それでは行ってきます」

 タッタッタッ…

 


ザードはガルドのいる場所に着いた

「ガルド!これは社長からだ」

「zooは非常に残念だったが、ガルドは活躍してくれると信じている…」

 

「当たり前だ。しかし、何故風の力なんだ?」


「お前はその力と適合しているらしい。後はギルド内のスパイとして、新しく入ってきたあいつらの動向を監視するとか」

そしてザードはガルドに風の力を渡した。同じくスパイとして、風グループへと送り込まれた


 

 

そしてガルドは風グループに入ったはいいものの…


 シーン……

あまり会話は無かった…

「会話無いのかよ…まぁ…活動的じゃないならそれでいいか…」



  

そしてザードの方は…

「俺は何をすれば良いんだ…?」

ザードは零に聞いた


「自分の練習をした方がいいね」


「練習ですか…」

「そうだ。貴方達の戦闘シーンを見たいです」


「うんいいよ」

「基本的に自ら敵を探しに行って、被害はゼロを目標にしてる。少しキツい感じになると思うけど頑張ろう」


「まぁ…頑張ってみます」

「自ら探しに、被害ゼロ…なるほどな…」

スパイを続けていくうちに、零達は市民が襲われる前に怪物を倒していると判明した


しかしこれは社長にとっては都合が悪い。人々が襲われる前に怪物を倒してしまっては、お金の集金をすることが出来ないからだ。



 

その日の夜…

ザードはエレベーターの隠しボタンを押し、ヒーローギルドの地下まで行く…

 

地下では、社長が今研究をしていた。one timeというギミック(一回限りしか使えなく、投げて割ることで、中にあるガスを放出するという物)を試していてた。

被験者はヒーローギルドのヒーロー

 

「お前らはその力を使って悪事を働こうとした。今ヒーローギルドはみんなからの好感度を上げとかないといけないのにさ」


「何なんだよ!やめろよ!!」


「まずは、毒のガスを放出する毒の力!はっ!」


 パリンッ!


毒ガスがそのヒーローを襲う…

「ぐぅ…がぁっ…」

「くる…じい…」


「次は回復の力だ。いけ!」


 パリンッ!


「毒が…なくなっていく…」

「もう…何なんだよここは…!」


「よし、いい感じかな。では最後だ」

 シャキンッ…!

obeyは剣を構えた

「お前はもう用済み」

 

「やめろ!ふざけん…!」

 ブサッ!

被験者は死んだ



 トコトコ…

「終わりましたか社長」


「あぁ…終わったさ。きちんと効果があって良かったよ」


「本題に入るんですが…あの件やはり零の仕業だと分かりました」

「あいつらは怪物を倒しすぎています。それによって大半の怪物達が人々を襲えずに死んでしまってるんです」


「one timeの出来栄えは非常に良い。しかし、バリエーションを増やすためにも金は必要」

「今の種類としては…攻撃役の毒の力、回復役の回復の力、私の存在がバレた時用の忘れの力。防御役の盾の力この4種類だけ」


「それでは早めに零を殺しておきますか」


「そうだな」 

社長は直ちに零を殺すことに決めた。

そしてその方法としては、ミッションと称し、人のいないところへ呼び寄せて殺すというものだった


次の日…

 ―緑地山の中にあるスルガの村に行って下さい―

 

早速社長は、偽のミッションを零へと送る。


 

数分後…

零達は届いたミッションを見て、事前の下調べをし始めた。しかし、当然だが緑地山の中にスルガの村など無かった。

零は社長へその事を話しに行く

 トコトコ… 

「下調べしたんですけど…言っていた村なんて一つもなかったですよ。もしかしたら嘘情報かもしれません」


「下調べをしたのか…?そう…か」

「それならすまないね。またなんかあったら頼むから。その時、それじゃあ」


「はい、また」

 トコトコ…

社長室から出ていく零、社長の顔はだんだんと険しくなっていった…



 タッタッタッ!

「零ー!!」

戻ろうとする零を呼び止める声

そこには聡一がいた 

「社長と何話してたんだよ~」


「なんだ聡一かい。ただ任務のことを話してただけだよ」

「グループ離れちゃったけど、調子どう?」


「普通だな。零達が強すぎて全く怪物見当たらないしね」


「やりすぎちゃったかな?」


「いやいや!もっとやれもっとやれ」




 ………………

 タッタッタッ…

「くそ…!偽のミッションだと見破られたか…」


「どうしました社長」


「あいつら事前に下調べをしていたそうで…あの任務が架空なものだとバレた」

「こうなったら本当の村を用意するしかないそうだな」

 サッ…!

ザードは地図を開いた

 

「ここ良くないですか?カラッサ村」


「これはひとけのなさそうな場所だな。最適かもしれない。さっそく手下を送るぞ」 

そしてobeyはその村に手下達を送った

1日もかからない内にその村は占領されてしまった




次の日…

 タッタッタッ…

社長は零を探している


 タッタッタッ…

「いた、ちょっとすまない零」


「どうしました?」


「実は新たな任務がきたんだ」

「下調べしたら分かると思う。今回のは本物の任務だ」


「分かりました!」

「そうだ、新しく入ってきたザードさんも連れていきますか?」


「そうだな…今回の任務は難しいかもしれない」

「だからザードにはいつも通り見回りを続けてもらうとしよう」

 

「分かりました。頑張りますね!」


そうして零達4人は支度をし、そこへと向かった

社長の罠とも知らずに…



そうして彼らは山の中に入っていく…

 ザッ…ザッ…ザッ…

歩き続けているとそこには村が見えてきた

「ここだな…」


「あの村が襲われていると…」


その村に入ると1人の女性が迎えてきた

どこかおびえているような雰囲気…

 

「ここに怪物が現れたと聞きましたが」


「は…はい…そうです」


「怪物…怖いですよね。でも安心して下さい。私達はヒーローですから」


「わかりました…私の名前はサツキといいます。宜しくお願いします」


「宜しく」




そしてサツキの家の中に入る

「あ…あの…」

「あ…やっぱりいいです…すいません」


「なんでも言いたいことがあったら言って良いんだよ」


「………」


「しかし、怪物現れないな」


「そ簡単に現れてはくれないようだね」


 

 バーーン!!

そうこうしているうちに、外では怪物が現れる

「グアァ!」


 

「来やがったか…行くぞ!」

 バッ!

零達は外へ出た。

外には敵の下っ端が大量にいた


 シャキンッ…!

4人はすぐさま武器を構える

「アイスブレイク!」


 バンバンッ!バンバンッ!


「アイススラッシュ!」


 ズバッ!ズバッ!


「グガァァア!!」

 バタッ…!


そしてガルは、最後の一撃を与える

「オラァ!!」

 バーーン!!

辺りにいた怪物達は全員死んだ。零達にとってこいつらは朝飯前だったようだ

「よし!完璧だ」


「ナイス!」

褒め合う4人。

するとそこにサツキが走ってきた…


 タッタッタッ…!

「やっぱり貴方達はここから帰った方がいいです!」

「貴方達は怪物のリーダーであるobeyという奴らに狙われているんです」


「俺らが…狙われている?急にどうした…」


「理由は分からないんですけど…」

「そのobeyという怪物に、今から来るヒーロー4人が寝入るまでこの村に滞在させろ、断るならお前の命は無い、と脅されていて…」


「なんだと…ふざけやがって…」


「サツキ勇気を出して言ってくれてありがとう」

「お前のことは絶対に守る」


「零さん…」


 

しかしその時だった…

 バッ!

「自ら死を選ぶとはな…サツキ!!」

obeyが姿を現した


 バッ!バッ!

後からcombination、wizardの2人もやってきた


「サツキ!!逃げろ!」


「早く逃げろ!」


「わ…分かった…」

 タッタッタッ…!

サツキは全力でその場から逃げた



「俺らを狙って何が目的なんだ…」


obeyは口を開く

「お前ら4人を止めるために来た」


「何なんだお前は…」


「私はobey…リーダーだ」

「だがそんなことはどうでも良い!手下ども、行け!」

 バッ!バッ!


 シャキンッ!

零達は武器を構えた 

「行くぞ3人…!はあっ!」

 バンバンッ!バンバンッ!


戦っている彼らに向けてcombinationはエスパーを放つ

「はあっ!」

 ヒュンッ…!


「ん?エスパーか…ふんっ!」

 シャキンッ…!

ルトは真っ二つに切った

「エスパー野郎!オラァ!!」

 カンッカン!カンッカン!

「はあっ!」

 ズバッ!


「ぐはあっ!」

combinationは吹き飛ばされた

 ドサッ…!



「4人全員殺せるほどの武器を…!ideaの力!」

「はっ!デスサイズ」

 ドンッ!

obeyは自身の身長をも超えるほどの鎌をつくりだした

「オラァ!!」

 ブンッブンッ!

「はあっ!!」

 ブンッブンッ!


「そんな無駄に振ったって、俺らには当たらないぞ」


「何だと…!」


「アイスブレイク!!はっ!」


「来てみろ!デスサイズ!」

 ブンッ! 

 バーーン!!ガガガ……!!


おされるobey…

「零…さすがに強くなりすぎている…」

「私が野放しにしたまでに…!」


「くらえ!はあっ!」

 バゴーン!!

 

「ぐはぁっ!」

 バタッ…

「くそ…なんでなんだよ!!早くcombination、行け!早くやれ!」

 

「分かりました…!はっ!」

 ビュンッ!

combinationは再びエスパーを放った

「頼む!!」


だがその攻撃も虚しく、ガロアによって氷づけにされてしまった…

 シャキンッ…!

そしてガロアはその氷を真っ二つに切った


「くそ…またかよ……」


 タッタッタッ…

combinationのもとに駆け寄るwizard…

「おいザード…」


「その名で呼ぶなwizard!まだやれるはずだから…」


「obey様のためにもな…」

「炎の書!!火炎弾!!」

 ヒュンッ!!ヒュンッ!!


 シュンシュンッ!バッ!

ルトは軽快な動きで全ての攻撃を避ける。そして必殺技を放った

「そんな攻撃当たるか!はっ!」


 バーーン!!


ルトの放った剣技がwizardに当たった

「がはっ!この野郎…ぐはっ…」


  

 スタッ…

「ふぅ…どうだ!観念したか」


「観念してたまるか…!!」

「勝つためには…多少の犠牲も必要」

obeyは何かを企んでいる

「ideaの力!」

十個くらいの爆弾を作り始めた

「来い手下!!」

そしてobeyは何人もの手下を召喚させる…

「お前らに最高の仕事を与える。この爆弾を持って突撃しろ!」


 

「あいつ…何をするつもりだ?もしかしてあいつ…自分の手下を…?」


obeyは手下全員に爆弾を装着させた

「行けお前ら!!人間爆弾だ!」


 トコ…トコ…

「はい…」

最初は躊躇していたが、obey様のためならと全員が走っていった

 タッタッタッ…!!


「やばい…来るぞ…」


「手下もなんで躊躇しないんだよ…」


 ピピピピ……


 バーーーン!!!

 バーーン!!

 ボガーーン!!

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