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第27話 バトルオブブリテン

ドーバー海峡上空


スピットファイアは来るドイツ空軍との、空の決戦に向けて空を飛んでいた。


スピットファイアに搭乗していたマークは「ああ、なんとしても守らなきゃ!」


祖国防衛を固く誓って空にいた。しかし


「な、なんだ⁈ドイツ軍機⁈おいおいおい!なんなんだよこの速度!こちらマーク!友軍機!恐ろしい速度で敵機が迫ってきている!」


マークは急いで友軍の機体に連絡した。


その時、マークの頭上を一つの機影が通り過ぎた。


明らかにオーパーツと考えざるを得ないその機影は、レシプロではなく、両翼に奇妙な何かをつけて飛んでいた。


メッサーシュミットMe262。ドイツが誇るジェット戦闘機である。


通り過ぎると同時、マークの後方を飛んでいた友軍機3、4機が煙を上げ、回転しながら撃墜された。


健在の友軍機は追跡を試みたが、あまりの速度についていけず、狙われた機体は振り切ることすら困難だった。


Me262が装備する30mm機関砲は強力だった。


高速で飛行し、戦闘に特化させるために、軽量となった戦闘機の翼な当たればひとたまりもない。


30mm機関砲の弾が命中したスピットファイアは主翼もげると同時に大きい破片が吹き飛び、バランスを失った機体は、煙を上げ、回転しながら墜落していく。


精巧に訓練され、経験豊富なベテランパイロットが操縦することで、Me262は真価を発揮する。


従来の戦闘機より遥かに速いスピードと強力な武装は、ドーバー海峡の空をあっという間にドイツ優勢へ変えてしまった。


1940年も11月に入ったころ、イギリス空軍は戦力の大半を失っていた。


Me262による劣勢を覆す術をすぐに完成させることなど到底無理なわけで、加えて爆撃特化のMe262やスツーカによって、イギリスの空軍基地や、民間の空港は積極的にドイツ軍によって爆撃され、痛めつけられ、航空戦略を飛ばす能力すら喪失していた。


彼らは滑走路だけでも即席で修復したものの、離着陸時のオーバーランが目立ち、6割程度しかまともに飛び立つことができなかった。


イギリスの残ったパイロットも、ほとんどが未経験や素人ばかりで、教育する立場にあったベテランは、そのほとんどが悲しいことにドーバー海峡の海底にいた。


1940年11月中旬のある日、ベルリンのスポーツ宮殿にドイツ国防軍の陸軍と武装親衛隊が集められていた。


演説台にとある男が登壇し、少し甲高い声で述べた。


「諸君!偉大なる総統(フューラー)のご登壇だ!」


ゲッベルスがそう述べ、演説台から降りると、かのアドルフ・ヒトラーが登壇した。


ゲッベルスも、ボルマンも、ゲーリングも、そして親衛隊に陸軍も、一糸乱れぬハイルヒトラーとともに、右腕を45度に上げた。


ヒトラーは登壇し、静まり返るのを待った。


宮殿中が静まり返った時、ヒトラーは演説を始めた。


「諸君!西の忌々しき最後の敵を粉砕する時が来た!我々はポーランドを陥落させてから、北の安全を確保した!フランスを陥落させた!そして!イギリスの航空戦力を削り切った!諸君!我々は...ナポレオンを超える時が来たのだ!」


ヒトラーが言い終えると、その場にいた全員が右腕を斜め45度に上げ、狂ったように「ジークハイルヴィクトーリア!」と叫んだ。

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