表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
❗✒ 亡骸は帰りたがっている。  作者: 雪*苺
【 水死体からの誘い 】全3話
4/7

⭕ 水死体からの誘い 3


小玄武

しょうれいに憑いているれいぞくになった。

  なにがあってもには逆らえんし、裏切れない。

  い気味だ 」


瀬圉静絵

「 人間の陰陽師の中で1番強かったんでしょ?

  それをれいぞくしちゃうなんてちゃんって凄い鬼なのね 」


小玄武

「 どんなに強くとも所詮は人間だ。

  鬼神化し自我を得た “ 異形の怪異 ” にはかなわないものだ 」


瀬圉静絵

「 玄ちゃんでも? 」


小玄武

むずかしいな。

  怪異は祓えるが “ 異形の怪異 ” は祓えるものではない。

  “ 異形の怪異 ” を祓おうとすれば必ずなんかの形でむくいを受ける事になる。

  “ 異形の怪異 ” とはく付き合って行くものだ。

  Withウィズ怪異というヤツだな 」


瀬圉静絵

「 そうなの?? 」


小玄武

「 怪異と “ 異形の怪異 ” は別物だ。

  “ 異形の怪異 ” はのような祓えない存在だが、怪異は祓える。

  怪異は野良式神が関連している存在だからだ。

  怪異も “ 異形の怪異 ” も怪奇を起こす。

  どちらが起こした怪奇なのか区別するのは、げんでもむずかしい 」


瀬圉静絵

「 そうなんだ?

  それよりも、げんったら本体の玄ちゃんを呼び捨てて大丈夫なの? 」


小玄武

「 問題ないな。

  我は分身体だが、げんの記憶は受け継いでいる。

  我はげんだが、げんでもある 」


瀬圉静絵

「 そう…なんだ? 」


小玄武

うちへ帰るぞ。

  我は転移陣使う。

  人目の無い場所へ行くぞ 」


瀬圉静絵

「 うん 」


 げんに言われて、私はげんと人気の無い場所を探した。


 まさかげんの転移陣で消える所を目撃されていたなんて知らずに────。

◎ 訂正しました。

  有明子 ─→ 有明古

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ