はじめてのいせかい
やっと始まりの文かきおわた\(^o^)/
スキル説明がこんなに長くなってしもうた…とはいえ、実はこの話何度も何度も推敲してるんです。
10回位かきなおしましたw
ほんともういやになるかと思った(´Д`)
オールレンジ攻撃ができる主人公を作りたかっただけなのにどうしてこうなった。
まぁ、なんとか完成し、つまらない説明文からちょっとつまらない説明文にランクアップしましたw
文字密度が高いんで、正直最初だけよんだらあとの設定はとばしてもらっても大丈夫です。
あとがきにステータスデータを毎回添えるのでb
最初はこの小説、シリアスなしのシリアルにしようと思ってたんですが、ネタ帳に設定を書きなぐっていたらなんか妄想が膨らみまして、思わぬ設定がつけたされました。シリアスかくの苦手なんだけどこれだけはちょっとやってみたいなと思ってしまったので、間太緒(ステータスデータでようやくあかされた主人公の名前です。)が結構な冒険をするかもしれません、私の構成力と文章力でうまく話を展開できるかな?
長くなってしまいましたが、それでは、彼の異世界冒険始まります。
「……」
人は想定外のことが自分の身に降りかかったとき頭が真っ白になるという。
交通事故がいい例ではないだろうか。
初めて自分が交通事故を起こしたときは頭が真っ白になる。
事故を起こした瞬間はまるで目の前で自分が起こした事を認められず、3秒位は動けなくなる。
そしてようやく初めて目の前で起きたことを事実として認識して顔が真っ青になる、といった具合に。
そして彼もようやく目の前の事実を認識した。
「エェェェェェ!」
そして顔が真っ青になった。
「え、ちょ、ここどこだよ、え?何が起きた!?」
きょろきょろと周りを見渡すも、さっきまで目に映っていた夕暮れの住宅街は欠片も見あたらず、辺り一面は荒野、どんよりとした雲が空をおおっていた。
「待て、おちけつ、じゃない、おちつけ俺、くーるだ、KOOLになるんだ、さっきまで俺はパチンコ屋から帰る途中だった。そして飯を買う為にコンビニに行こうとして、気付いたらここだった。」
状況を確認し、改めて彼はその足りない頭で考える、が、
「どう考えたって荒野に行き着く過程が1つもないんだが!?どーゆーこと!?」
彼は叫び声を上げ、頭を抱えて蹲る。
「あーくっそ、蹲っていても何にもならない、まずは秋に連絡してみるか。」
この男、連絡という手段を今の今までおもいつかなかったようだ、余談だが、秋とは彼が大学で出会った友達であり、同じサークルの仲間である。
だが彼のもっている携帯、いわゆるガラケーとよばれている古携帯の電波表示欄には無情にも圏外の二文字が示されていた。
「…さすが、見渡す限り電波塔なんか一本もたってない荒野だ、電波が届くはずがなかったわー…終わった…この荒野から今日中に家に帰れる気がしねーわ、明日かあちゃんがアパートに来るのに…HDの秘蔵データ、誰か消してくれないかなぁ。もちろん、かあちゃんと妹以外で」
携帯で連絡が取れないと知るや否や、彼は今日中には帰れなさそうなことを悟ると、肉親に秘蔵データを見られてしまうことに絶望してその場に大の字に寝転がった。
「あーこんな人っ子一人いない場所でひとりで…………あれ?俺めっちゃピンチでね?秘蔵データとか気にする前に俺死ぬ可能性があるんでね?」
このだだっ広い荒野を目の前にしてようやく餓死の可能性に思い至る。
「………みるからに近くに何もないしなぁ、もってるのもタバコと携帯と財布くらいじゃ腹の足しにもならんし…俺ここで死ぬのかなぁ…嫌だなぁ…。もうちょっと真面目に生きて高収入の会社に入社して、女の子とキャッキャウフフしたかったなぁ。」
踏んだり蹴ったりだわぁ等と呟くが、秘蔵データについては開きっぱなしにしていた彼の自業自得である。
そんな下らないことをいいながらジーンズのポケットからタバコを出して吸おうとすると、ピンク色の便箋が一緒に落ちてきた。
「ん?なんだこれ?便箋紙なんてポケットに入れた覚えはないんだが…手紙…か?」
上半身を起こし、落とした便箋を拾い、ハートマークのシールが貼ってあるその便箋を開き、中の手紙を取りだし広げる。
「ハートマークのシールの便箋とか…俺にもモテ期が来てたってことか…誰がいつの間に入れたのかはしらんが、会ってみたかったなぁ、今時手紙なんてかくんだ、きっと、清楚でおしとやかで、黒髪の大和撫子ちゃんだろう。」
とによによと気持ち悪い笑みを浮かべ、妄想に浸る。
黙っていればイケメンなのに、といわれたこと数知れず、彼はその歪んだ悪魔のような、お巡りさんこいつです的な顔を、一分程浮かべ、漸く現実にもどってきた。
「えーと、何々…?」
《ハロー!はじめまして!みんなお馴染み神様ダヨ☆この手紙をよんでる貴方!そう、そこでキモチワルイ顔をしながらよんでる貴方!貴方のことダヨ☆ねぇ、この手紙を読んでいる今どんな気持ち?心細い場所で最後の希望とばかりにラブレターだと思って開いた手紙で見ず知らずの神様に罵倒されるってDNK?m9(^q^)
wwww》
「ん?なんだこの手紙は?キチガイからのラブレターを喜んで受けとるほど俺は人間できちゃいないぞ?」
と呟き、ラブレターもどきをビリビリと破く。
「いくらキチガイとはいえ、見ず知らずの他人にキモチワルイ呼ばわりするのは頂けないな、いや、平然とそうゆうことができるからキチガイなのか。」
と、そのキモチワルイ呼ばわりされた顔に若干の青筋を浮かべながら憤慨した。
だがそのキチガイのおかげともいえようか、なよなよした気持ちはもう終わりだ、とばかりに現代人にしてはちょっとだけ鋭い眼光で前を向く。
さっきまでのなよなよした気持ちはどこかへいった、ならばやることはひとつだ。
「ん、まごまごしてても秘蔵データを消すことはできないんだ、何が原因でこんなとこにきたのかはとりあえずおいとく。考えてもわからんし、もしかしたら、超スピードとかそんなチャチなもんじゃねぇ、とかそうゆうオチかもしれんしな。」
もっとおs(ry
「まぁ海を渡った覚えもないし、国内の可能性が高いな、だとすると、ここは鳥取にあるといわれる砂丘かもしれないし、国内なら明日までにはなんとか帰れんだろ。まず人をみつけないとな、その前に一服か。」
破いた手紙以外の物をポケットにしまい、火をつけようとしてライターを取り出そうとすると、
そのポケットにも手紙が入っていることに気付く。
「もう一枚あったのか…」
彼はまた込み上げる怒りをぐっとこらえて手紙を広げる。
《アハー☆破いちゃ駄目だよぉ!今度破いたらオシオキダゾ☆この手紙だってタダじゃないんだからね!まぁそれはともかく、本題に戻るけど、貴方をその荒野に送り込んだのは私でーす☆
あ、今ところどころにいれてくる☆がうざいって思った?うん、わかっててやってるからwwwそんなに周りをキョロキョロしても私はいないよwwwだってお空の上から貴方を観察してるからwww》
彼は辺りをキョロキョロみまわしてみたが、相変わらずの無人の荒野だった。
《また話を戻すんだけどね?私が暇だったから適当に人を選んで異世界に送ってみようと思ったの☆つ・ま・り、暇潰しなのwwwあ、まだ破らないほうがいいよ、この先大事だから!》
彼はこの胡散臭い自称神様の手紙にさすがに堪忍袋の尾が切れ、手紙を破ろうとするが先に咎められてしまった。
「国内どころか異世界かよ!俺の秘蔵データ完全にオワタ\(^o^)/公開処刑されちまう!ってかこの自称神様とかゆうキチガイわかってやってやがるな!!」
破りたい気持ちをぐっと堪え、先を読み進める。
《でね、ただ異世界に放り込むのはさすがに空より広くて海より深い私の慈悲の心が痛む(笑)
から毎度お馴染みの特典をいくつか既に貴方にあげてるの!ひとつはね、アナライズ能力☆自分と相手のステータスを見ることが出来るよ☆他の特典もアナライズで確認できると思うから確認してみてね!見たい時は視界に見たい対象を捉えて、『秘蔵データを公開せよ!アナライズ!』ってのは冗談で、『解析せよアナライズ』って唱えればステータスがみれるよ!わかりやすいように初回だけ()で捕捉しとくね!》
「このキチガイ神様絶対いつかぶっ殺す…解析せよ、アナライズ。」
手紙にかかれた内容が半信半疑の彼は論より証拠とばかりに自分自身の体を視界に映し、すぐに唱えて見る。
すると、クリアスカイの色をしたウィンドウが目の前に出てきた。
[名前:鈴木 間太緒]
性別:男性
ジョブ(職業):学生
クラス(階位):異世界人
パーティー:所属なし
クラン:所属なし
ランク(各分野をそれなりに鍛えた人間の能力の平均をCとして基準にした場合の能力値、F〜B,A,S,SS+までのランク付けがあり、+はオーバーを意味する。)
身体能力:体力E,知力C,,魔力SS+,解放力C(陣、または術にこめられる精力、魔力の最大の値、水道でいう蛇口のバルブの全開の値。また、精力or魔力ランク≠解放力のランク。
例、魔力C≠解放力C),筋力D,精力B,持久力D,敏捷力D,空間認識力(気配察知、遠隔魔法の操作適正等)SS+,
スキル(この世界ではスキルよって成り立っているといっても過言ではない。
近接戦闘(弓など一部例外はある)や力仕事を行う為ののアタックスキル(通称技法)、科学には全く当てはまらず、不思議な現象をおこし、人々の生活や戦闘になどに役立つマジックスキルの二種類があり、どちらのスキルも自分の精力(アタックスキルを発動するための力)または魔力(マジックスキルを発動するための力)を詠唱と共に世界に捧げることにより、それを受けた世界が様々な現象を起こすことによりスキルとして成立する。)
(Pのつくスキルはパッシブスキル、Yのつくスキルはユニークスキルとよばれる、その生物のみが持つスキルを表す)
アタックスキル:なし
マジックスキル:
YP異世界言語翻訳(この世界全ての言語を翻訳することができる)
Yアナライズ(視界に捉えた対象を解析する)
Yリインフォース(自分の視界に捉えた対象の全能力を1ランク(例、C→B)
YP魔力吸収(常に大気中のマナを自らの魔力として変換し、取り込むことが出来る。
ホークアイ(遠くの物をみることができるようになる力を術者または他人に与える)
YP代弁者(マギ・フィンがスキルの詠唱を世界に直接代弁することにより、術者はマギ・フィンを通して発動するスキルのみ詠唱を破棄できる。)
Yマギ・フィン(魔力によって浮遊する精神感応型遠隔魔法支援記録媒体。
術者の精神に感応し、マギ・フィンに書き込まれているスキルを発動する。通常では目視できている場所でしか発動できないマジックスキルも、マギ・フィン自体が視認している場所であればスキルの発動ができる。また、周辺で使われたスキルを自動的に解析し、記録できる媒体でもある。ただし、マギ・フィン自体の魔力解放力は術者に依存する。)
解析データはここで途切れている。
間太緒はしばらく上から下まで眺めていると、マギフィンの説明項目のところで目を止めた。
そして、真剣に五分程眺めていた彼の顔は、次第にキモチワルイ笑顔へと変貌していく。
そして、そのままくっくっく…と、なんとも言えない忍び笑いをした後。
「フフフッ!フーハハハハハ!我が世の春がきたぁ!俺いきなり異世界とばされたと思ってびびってたらいつの間にかファネルつかえるようになってたよファネル!クハハハハ!見ず知らずの場所にいきなり飛ばされてお先真っ暗、秘蔵データは公開処刑予定だったが、このステータスデータから見るに、ここは剣と魔法の世界!そしてそしてそしてぇ!!ま・さ・か・の特典付きとは!さすが神様だなぁ!気前がいいなぁ!俺もう秘蔵データとかどうでもいいや、煮るなり焼くなり公開処刑するなりなんでもござれでござる!このチート能力でこれから異世界を闊歩する俺にはどうでもいいな!こんな俺の為にあるような特典をつけてくれるとは!前述のキチガイじみた手紙の内容と罵倒は富士山より高い、宇宙より広い俺の寛大な心で許してやろう!よし、ものは試しだ!早速試すぞ!ゆけっ!ファネル」
と、彼は自分のステータスを確認し終えるなり、手を前に翳し、キモチワルイどや顔を浮かべてだだ上がりしたテンションでノリノリで叫ぶ。
―――シーン―――――
「………」
痛い、物凄く痛い、なにがって心が痛い。
アゲアゲだった彼の中2的なテンションはちょっと下がった。
あれだけかっこつけておいて何も起きないこの痛さ、まさにプライスレス。
「…おかしいな……リトライだ、ゆけっ!ファネルッ!」
今度は両手の拳を握り、脇を閉め押忍!の体制でちょっと小声で叫ぶ。
―――シーン…――――
「…これは一体どうゆうことなんだ…やはりあの自称神様(笑)のふざけた話を信じた俺が馬鹿だったか。」
と、だだ下がりしたテンションのまま手紙をもう一度みると、文末に、裏をみてね☆とまるっこい文字が書かれていた。
手紙を裏返してみると、先程まで白紙だった手紙の裏には続きが記されてあった。
《うwけwるw「ゆけっ!ファネル(キリッ)」やばい!貴方お笑いのセンスあるわwww私専属のお笑い芸人でもやってみる?wwwはぁ、お腹痛いわぁwwwてゆーかマギ・フィンが起動しないのは当たり前でしょ!まだ何も術式を記録してないのに起動できるわけないじゃないwww私みたいなキチガイの頭と心でもわかることが、貴方の富士山より高くて(笑)宇宙より広い(笑)心でも理解できなかったのかな?www》
「ぐあぁぁぁぁー!」
そこまで読むと、彼は頭を抱えて地面にダイブし、そのままゴロゴロとしばらく転がった。
そして10分ほどしてから転がるのをやめると、彼はジーンズと半袖のTシャツについた砂をパンパンと払い、手紙の続きを読む。
《落ち着いたかな?wwwで、続きを話すんだけどね、マギ・フィンにはあらゆるスキルを記録することができるからこの世界の人間に会って、スキルを記録させてもらいなさい!そしたら貴方の言うファネルとやらもできるとおもうからー。ま、荒野におとしたんだからしばらくは人に会えないと思うけどwww起動の仕方は、マギ・フィンって唱えると貴方のイメージに合わせたスキルをマギ・フィンが起動して発動してくれるから。ちなみにマギ・フィン自体は貴方のイメージに合わせた形をとるから一定の大きさ以内ならどんな形でも変化できるのよ!例えばさっき貴方がイメージした、ファネルの形だったり、剣をイメージすれば、マギ・フィンの最大展開機数は術者の魔力に依存するから、いろんなアニメで使われているような剣群を展開して相手にぐさっとやったりね!どう?私って天才でしょ?感謝しなさい!敬いなさい!(ドヤァ)あ、ちなみに他の能力は言わなくても分かるとおもうけど、魔力吸収は文字通りね?つまり自分の魔力が延々と途切れることのない体になっちゃうの(^^)b地味にこれが一番チートwww代弁者は詠唱破棄みたいなもんだし、ホークアイは千里眼みたいなもんね?リインフォースはアナライズに書いてあった身体能力のランクが全部ワンランクアップするからwwwしかも範囲SS+だからかける相手がこの星にいれば基本的に相手が自分の視界に入ればいつでもどこでもかけられちゃうwww異世界言語翻訳はおまけwww読み書きは脳にインプットすんのめんどかったから自分で学びなさいwwwあ、あとアタックスキルのチートをあげて脳筋戦法でごりおしされんのはなんかつまらないからアタックスキルのチートはあげてないからwww》
手紙はそこで途切れていた。
「最後あたりのが非常にむかつくけどこれが嘘じゃなくて本当にファネルとその他いろいろが使えるならすごいのは認めるとはいえ、マギ・フィンの解放力は俺に依存するわけだ、つまりマギ・フィンから飛ばせる魔法の火力はCが限度、高火力のスキルを連続でブッパとかはできないわけだ。
逆にいえば中級のスキルは連続でブッパできると。」
と彼は足りない頭で足りないなりに考える。
彼はどうやらオールレンジ攻撃だけではなく、火力でごりごり力押しをする高火力ブッパもしたかったようだ。
「…っと、随分時間がたってたみたいだな、もうすぐ夜か、寒いなぁ。」
この男、その寒い中で野宿をすることになる可能性が大きいというかほぼ確実であることを完全に度外視している。
そして異世界最初の夜は更けていった。
んー改めて内容をみると展開を急ぎすぎて必要な描写、必要な説明がなんとなく抜けてるような気もします。
でもこれ以上付け足すと10ページ位いきそうなんで雰囲気などの描写はカットで。
6、7ページで一話をめざします。
さて、前書きにも記したように、、以下、あとがきの場はスキル構成の開示の場とします。
何番煎じだよといわれればその通りですが、増えていくスキル構成とその他もろもろを書くスペースとしてはやはりここがいいかな、と。
というわけでスキル構成です。
[名前:鈴木 間太緒]
性別:男性
ジョブ(職業):学生
クラス(階位):異世界人
パーティー:所属なし
クラン:所属なし ランク
身体能力:体力E,知力C,,魔力SS+,解放力C,筋力D,精力B,持久力D,敏捷力D,空間認識力SS+
アタックスキル
なし
マジックスキル
YP異世界言語翻訳
Yアナライズ
Yリインフォース:(範囲SS)
YP魔力吸収
ホークアイ
YP代弁者
Yマギ・フィン