はじめてのであい
最近小説かいてるときに、一文かこうとして、その途中でいろいろと状況とかをいれていくと、結局その一文の終着点がどこかわからなくなって結果日本語がおかしくなるといったことがありました。
小説をかくのは難しい。
物語の伏線は既に何個かいれてます。
とはいえ、1章の伏線なんて全然いれてないんですよね、最後あたりの章の伏線はポイッといれてるのに。
最後の章を読む段階になって、ああ、これはそういうことだったのか、とかはっと気づいてもらえればいいかな位の気持ちでいれているので、無理に探そうとしても今の段階ではわからないようになっているはずなんでさらっと読み流していただければな、と。
書きたいことがたくさんあって、ネタ帳にガシガシとかいていくと、この設定とこの設定をつないでこれができるからこうしよう、とか、先の章のネタばかり思いついて、筆がとまります。
挙げ句のはてには、お前らの出番このペースだと後半年は先だからってゆうくらい先の章にいる人物たちが、俺にこのセリフをいわせてこうゆう伏線にするんだ、とか頭の中でささやくので、それをメモってると、やっぱり筆が進みません。
筆の進む才能がほしいわー。
いろいろとだべりましたが、はじめてのであい、はじまります。
無人の荒野をただひたすら歩く。
ただひたすら歩く。
ただひたすら歩く。
ただひたすら歩く。
…ただひたすら
「だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
叫び声をあげた。
「3時間だぞ3時間!ただの大学生が3時間も歩いたんだぞ!もう流石に疲れた!」
異世界に移されてから3時間、街などは一向に見えず、どんよりした雲がおおっていた空はすでに暗闇を映し、気温はさらに下がり、肌寒さを感じるようになっていた。
「くそっ、野宿するにしたって道具なんかなんももってねぇんだぞ!あのキチガイ神様め、せめて人のいるところに転移させろよ!」
身に付けているのは携帯と財布のみ、タバコはここまで来る道中に切らしてしまった。
ニコチン不足も手伝って彼はここにいない神様に向かってキレた。
「ウォォォォーン!!」
その声に答える者はいなかったが、神様の返答の代わりかのごとく、獣の鳴き声がきこえた。
「……………………。」
冷や汗が体中を伝う。
よくある異世界チート物主人公達は、ここで突如現れる獣を相手にアクション映画の監督もびっくりの華麗なおおたちまわりをし、戦ってチョチョイのチョイで勝利をした後に、「これが、異世界で、これが、俺の能力か」的なことを悟るに違いないが、ここにいるのはただの間太緒である。
小市民のマダオである。
そも、彼が神様からもらったチートとは、解析スキルに翻訳スキル、チート支援スキルに眼の強化スキル、MPの自動回復スキルに詠唱代弁スキルといった支援形が中心となっている。
唯一攻撃が可能であるはずのマギ・フィンは自身が始めからもっていたスキルを記録させればいいじゃないかと気付いた彼が、マギ・フィンの詠唱を唱えてからホークアイを記録させることで、起動だけはしたものの、攻撃スキルを覚えていないので現状支援魔法しか使うことができない。
とどのつまり、戦闘することはできないのだ。
だが、彼が先ほどあげた大きな声を、人間の何倍も優れている獣の聴覚がこれを捕らえないわけがなかった。
つまるところ、彼は獣との遭遇を回避することはできなくなった。
「ウォォォォン!」
荒野を駆ける四足の足音がだんだんと近づいてきている。
「ちょw異世界転移してから即詰んだw」
と叫びながら彼はひたすら必死に走る。
だが当然、人間よりも獣の方が足が早い。
彼が首だけ後ろを振り返って距離を確認しようとしたその時、黒い毛なみの狼の姿をした、2メートルほどの大きさをした巨大な化け物がこちらに今まさにとびかかろうとするところだった。
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
彼はもうだめだといった様子で地面にダイブする。
その上に、先ほどの化け物がのし掛かってきた。
「お、俺は食べてもおいしくないぞ!当たるんなら他を当たってくれ!」
必死に懇願するも、その化け物の2つの深紅の目が彼から目線を外すことはなかった。
化け物の、「ハァハァハァ」という息が近づいてきている。
もうだめだ、と彼が観念し、目を瞑ると、次の瞬間に来たのは痛みではなく、生温かく柔らかい感触だった。
「…えっ?」
不思議に思って目を開けると、彼の目の前には化け物と思われた存在が、口を大きくあけた黒い狼がいて、その黒い狼は彼の顔と体をなめ回していた。
「ちょwなんか舐められてるwなんかいろいろと急展開すぎるwなんか助かったみたいなんだけどw流石主人公補正wってちょwくすぐったいってwおま、いい加減にしろw」
いきなりの展開に心底びびったが、なぜかひとまず助かったようであることに安堵し、すっかりいつもの調子に戻る。
単純である。
「図体はでかいけどお前って可愛いやつだなぁ…。」
未だにペロペロとこちらを舐める黒い狼の頭を撫でる。
しばらくそうやって狼とスキンシップを図っていた所、やがて狼は舐めるのを止めた。
「お?もうおわりか?よし、いい子だ、そのまま俺を離すんだ。」
とゆっくりとあやすように話しかけ、彼は脱出をこころみる。
しかし、その狼は離すどころか前足を器用に使いマダオを抱き締めると、マダオを抱えたまま目を閉じ、そのまま動かなくなってしまった。
「ちょwこの子寝ちゃったんですけどw」
その後、狼のホールドがよほど強かったのか、彼の非力な抵抗も虚しく、彼は疲れていたこともあってそのまま寝てしまった。
狼の体はとても暖かかった。
その翌日。
彼はパチリと目を開ける。
「…知らない…………………空だな、うん、野宿したんだから天井なんてあるわけなかったわ。」
朝であるはずの空には相変わらずどんよりとした雲がただよい、砂が吹き荒ぶ。
周りを見渡しては見るものの、あの狼はどこへいったやら、影も形も見当たらなかった。
「いやー昨日は焦った。喰われるかと思った。そのまま疲れて寝る俺もどうかしてるな、目が覚めたら狼の腹の中でした、なんて笑えねぇよ。」
と相変わらずぶつぶつと呟きながら、服とジーンズについた砂を払う。
目覚めの一本をとばかりに取り出したタバコケースを取り出し開けてみるも、ケースは既に空だった。
「あいやー、昨日はいろいろあって忘れてたけどこれもなんとかしなきゃなー、異世界にタバコなんてあるんだろうか。」
彼のような喫煙者にとってのタバコとは食事の次位に大事なのだ。
さしずめ、衣食住タバコといったところだ。
地球でアルバイトをしているときに稼いだお金の約1割はタバコ代になっていた。
それだけ彼とってタバコは生活の重要なファクターになっているのだ。
「無い物ねだりしてもしゃーないし、とりあえず街につくまで歩くか。」
と呟いてから歩きだして30分ほどすると、赤い岩のようなものを見つける。
「なんだこれ?赤い岩なんて珍しいな。」
こつこつとたたいてみるも、どうやら普通の岩のようで、特に変わった音が返ってくるとかはない。
最初はルビーの塊かと思ったが、透明度の違いからそれはないな、と考え岩をよく観察してみる。
すると、一目で明らかに材質と色が違うとわかる場所を発見した。
文字を粘土に彫ってそれを岩にくっつけたような部分があったため、その粘土に彫られた文字をよく観察してみた。
が、読めない。
あの自称神様が言うには読み書きは自分でなんとかしろとのことだったから、パッシブスキルであるはずの異世界言語翻訳は、人の話しをきくことはできても、読み書きまではできないのだろう。
「くそー、使えないスキルだなー、読めればこの世界の歴史とか何か大事なことがわかるかもしれないってのに。あのキチガイ神様め、この状況になることがわかっててこのスキルを読み書きできない仕様にしたんじゃないのかー?あの鬼畜め。」
とをいいながら、苛立ちまぎれに岩をキックする。
すると、長い年月がたち風化していたせいなのか、くっつけられていた粘土部分は脆かったようで、バリッという音がしたかと思えば文字の彫られてあった部分がおおきく削り取られ、はりつけられてあった粘土の部分は崩壊した。
「…………テヘッ。」
頭をひとかきすると、岩自体をみなかったことにしたいのか、目を背けると、そのまま回れ右をして岩から遠ざかった。
しばらく歩くが、同じような風景が続く。
「てか、どんだけ広いんだここ!?同じ風景はもう見飽きた!切実に移動手段がほしいわー。」
流石に歩き疲れて休憩する。
「くそっ、水もないし、食べられそうなものもない、厄日だな、このまま死ぬのか?」
いくら太陽が雲にかくれているとはいえ、流石に何時間も歩きとおしたおかげで体は脱水症状一歩手前、さらに空腹が襲う。
流石にふらふらになり、立つ気力も起きなくなる。
「ゲームオーバーってやつか…」
そのまま仰向けに倒れようとするが、グイッと襟を何かにもちあげられるような感じがして、倒れることができなかった。
「…え?」
先ほどまで座っていたはずなのにも関わらず、彼は今、目線が地面から高い場所にあった。
さらにいえば、足が完全に浮いていた。
疲れすぎて目がおかしくなったか、と思い、目をこするも、擦りすぎて目がちょっと痛くなった。
ならば何にもちあげられているのか、首だけ後ろに振り返ると、深紅の双眼とばっちり目があった。
ま、た、お、ま、え、か、よ!泣きっ面に蜂だ、これは詰んだ、と諦感していると、黒い狼は、加えていた襟を、彼の体ごと空中にポイッと投げ、返ってきたところを、その背中でキャッチしたことにより、彼の体は黒い狼の背でうつ伏せの状態になった。
空中に投げられたあたりで、声にならない叫びをあげたが、背中でキャッチされたことで九死に一生を得た、とばかりに恐怖心からくる汗をだくだくとながし、その後、自分を背に乗せた狼が走り始めたあたりで、もしやこの狼は本当に自分を食べる気はないのではないか、ということに気が付く。
異世界言語翻訳のスキルもあることだし、一応話しかけてはみるかと思いたち、狼に話しかけてみることにする。
「なぁお前、もしかして俺を食べたりする気はないのか?」
すると、狼は走りながらも器用にコクンと頷く。
「そ、そうか、悪かったな、俺を食べるんじゃないか、なんて疑っちまって。」
普通の人間はあんな状況に陥れば誰もがそう思うのだが、やっぱり言葉が通じているのか、と内心驚きつつも、律儀にも謝り、このマダオは詫びとばかりに狼の体毛を優しく撫でる。
「気にしないで、私達の見た目が見た目だし、恐怖を感じても仕方ないと思う。それに昨夜お前と寝たおかげでたくさんの魔力をお前からもらったんだ、その礼にお前を人里近くまで送るよ。ここから人里には結構な距離があるのはお前も知っているだろうし、何も持ってないように見えるお前では途中で力尽きてしまうと思うから。この辺りにはお前達の食べ物になる物もないだろうし。
それにしても、なんであんな何もないところにいたの?まぁその理由は後できくけれど。
それと、そ、その、お前の魔力はとてもイイ匂いだね、心がやすらぐよ。安心してぐっすり寝たせいでうっかり朝の集会に遅れるところだったよ。今もお前を背に乗せて走っているだけで私は風になれそうな気がする。
私とお前が種族間を越えて会話できるのも、その魔力に関係があるのかな?」
と、マシンガンのように吐き出されるその言葉に、彼は対話ができることは予想していたのだが、それでも唖然としてしまった。
こちらの話を理解できたのだからできるかもしれないとは思ったが本当に狼と話すことができるとは…とか、片言じゃない…だと!?とか、そういえば俺の魔力量ランクオーバーだったな、それが関係してるのか?…とか、てゆうかナイスバデーのお姉さんっぽい声だったんだが…と彼がぶつぶつ呟いていると、どうかしたのか?とそのナイスバデーな声色できかれる。
「いや、人里まで運んでくれるのはありがたい、礼を言う。ところでいくつか聞きたいことがあるんだが」
と、彼は聞いた。
「いいよ、人里までは私の足でも後いくばくかはかかるし。一族の秘密以外ならなんでも答えるよ。」
一族の秘密ってなんだよ、と彼は思うが、気をとりなおして質問することにする。
「すまんが俺はここらに来たのは初めてでな、常識的なことを聞くかもしれんが気にしないでくれ。
まず、あんたはどういった種族なんだ?それと名前をって、そうだった、相手の名前をきくにはまず自分からだな、俺の名前は鈴木間太緒、普通の人間さ。あんたの名前は?」
自己紹介とこの狼に誰何を問う。
狼に誰何を問うのもおかしい話だが、いつまでもあんた、じゃ流石に呼びづらい。
「まず私の種族だけど、ムーンウルフって種族なのよ。人間達には魔獣なんてよばれているけどね。実際あたしら魔獣とよばれてる生き物は魔力を主食にしてるだけの、そこらの獣よりちょっと強い獣ってだけなのに、この見た目だからね。人間なんて襲わないのにさ、魔物と同じようにみて討伐に向かってくる人間には本当に困るよ。」
種族の話からいきなり愚痴が漏れた、獣も獣なりに苦労するらしい。
「話が逸れたね、で、えーと、そうだ、名前ね、名前。私達に明確な名前なんてないのよ。それぞれが縄張りをもっていて、それと種族名が名前みたいなもんね。例えばあたしなら荒野のムーンウルフって感じでね。同じ場所に複数の種族がいるときは縄張りの場所に数を振って名前をきめてたりね。例えば荒野一当地のムーンウルフに荒野三当地のムーンウルフとか、ね。ま、あの荒野にいたムーンウルフは私だけだったんだけどね。」
まるでなん丁目の何々さんのような例えに、途中から一気にここが異世界とは思えなくなった間太緒だった。
とはいえ、これは異世界言語翻訳のスキルが発動しているからこその例えであり、実際はもっと何か違うような感じになっているのだろう、いや、なっていると思いたい、と切実に思う間太緒。
「じゃあ荒野のムーンウルフなんて呼びづらいから名前をつけてもいいか?」
と彼は軽い気持ちで尋ねた。
すると、この狼はズザザザザと音をたてながら失速し、やがて完全にとまった。
急停止をかけられた形になった間太緒は、狼の背中で吹き飛ばされないように必死にしがみついた。
「お、おい?どうした?」
と、体勢をたてなおしながら尋ねると、返ってきたのはボソボソとした呟きだけだった。
「おい?」
「……とぅに…しに……れるの?」
「えっ?」
「本当に、あたしに名前くれるの!?」
いきなり大声をだしたかと思えば、ぴょん!といきなり、犬の体勢で言うお座りの状態になってしまったため、間太緒はその背中から地面へとゴロゴロと転がる。
「いったぁ!石に頭ぶった!」
と頭を抑えて痛みに蹲るも、ねぇねぇとばかりに間太緒の体を大きな手で狼は揺する。
「わかった、わかった、やるから、あげるから名前!だから揺らさないでくれー!」
と叫ぶことでようやく揺れがとまったかと思えば、何が嬉しかったのか、狼は間太緒の周りをぐるぐると走りまわっていた。
「ったく、呼びやすいように名前をつけるだけだろ?何がそんなに嬉しいんだよ。」
と甚だ理解できない気持ちでそういってみると、狼は走るのをやめ、お座りの体勢になってマダオをまじまじとみた。
「あれ?お前のいたところにはなかったの?魔獣との契約。」
契約?なんだそれ?と彼が問う。
「人型の種族と魔獣を魔力的につなぐ世界のシステムのことだよ。人が魔獣に名前をつけることで契約できるのね。契約することで、魔力のパイプラインが魔獣と主人の間で成立して、魔獣が主人となった人間と一緒に戦闘したり、主人を守ったりするのよ、これが主人のメリット、魔獣は主人から魔力を常に供給してもらえることで、魔力には困らなくなる、いわば相互扶助的な関係になるのよ、ただし、契約はどちらからも切れるからどちらかが一方的な力を強引に求めたりして片方が不満を持てば、契約を切ることができるのよ。契約する時も、互いに同意しなきゃ契約なんてできないし。」
だから無理矢理な契約なんてあまり行われないのよね、と狼は言う。
「だから契約は私にとってお前のおいしそうな魔力を吸うことができるし、お前は戦闘や、こういった移動の時に私を使って足にしてもいい。お互いにとってプラスになるのよ。お前の魔力はとてもいい匂いでとてもおいしいの。1日中すっていたい位に。それこそ、昨日初めてお前の魔力を感じ取った時、運命の人が現れたと思ったわ。一晩お前と過ごしたあの時なんて、発情しそうになったほどだし。お前と契約すれば私もお前の魔力を借りて人型になることもできるわけだし…契約してそのまま襲っちゃおうかしら(性的な意味で)」
そういってお座りのままいやんいやんといって腰をくねらせる。
その姿に獣姦されるっ!と戦慄した彼。
「冗談はおいておいて、あ、いやでも、発情しそうになったのは本当なんだけどね。お前の所に永久就職したい位に。(ポッ)だからお願い、私と契約して!私がお前に降りかかる火の粉を払うから!私がお前をずっと守るから!だから私と契約してよ!」
と、最後けみればとてもいいセリフにきこえるが、前半のセリフや、それを叫んだのがお座りしている狼だったり、もうなんかいろいろ台無しである。
もうなんかよくわからないもんもんとしたものが頭を駆け巡り、テンションが駄々下がりしてしまったのを切り替えるためにとりあえず契約をすることにし、名前を必死で考える。
「ムーンウルフ…ムーン…か…よし、決まった。」
と、覚悟と名前を決めて目の前の黒い狼に向き直るのだった。
書いてたらなぜかナイスバデー(?)な狼の痴女ができあがってしまった。誰得?作者得です。
彼女の性格がかいてるうちにいつの間にかリリ●ののアル●さんみたいな性格に変わっていったりして何回も修正しました。
名残が微妙に残ってるかも。
[名前:鈴木 間太緒]
性別:男性
ジョブ(職業):学生
クラス(階位):異世界人
パーティー:所属なし
クラン:所属なし ランク
身体能力:体力E,知力C,,魔力SS+,解放力C,筋力D,精力B,持久力D,敏捷力D,空間認識力SS+
アタックスキル
なし
マジックスキル
異世界言語翻訳
アナライズ
リインフォース:(範囲SS)
魔力吸収
ホークアイ
代弁者
マギ・フィン




