拠点の最終仕上げとゴキブリ流インテリア設計
洞窟の拠点作りもかなり進み、快適な「我が家」としての形が見えてきた。けれども、まだまだやるべきことはある。何といっても、これは俺たちゴキブリ族とレッドローチたちの城になる場所だ。どうせなら快適かつ安全で、ちょっとオシャレな拠点に仕上げたい。
「よし、今日は細かいインテリアを仕上げていくぞ!」と、俺は胸を張って宣言した。仲間たちもワクワクしながらこちらを見つめている。
「リーダー、どんなことをするんだ?」と、レッドローチの一匹が質問してきた。
「いい質問だな!今日は洞窟の壁に飾りをつけたり、食料置き場をさらに安全にしたり、少しでも『おしゃれゴキブリ空間』に近づけてみようってわけだ!」
俺は冗談混じりに答えながら、まずは洞窟の壁を見渡した。単なる無機質な石の壁が広がっているだけで、確かにちょっと殺風景だ。
「こういう場所には、何か雰囲気を出す装飾が必要だよな。何かいいアイデアあるか?」
「だったら、さっき拾ってきたツルとか小枝で飾りを作るのはどうだろう?それに、明かりをつければもっとオシャレになるんじゃないか?」と、また別のレッドローチが提案してくれる。
「おお、それいいじゃん!明かりかぁ。そうだ、ネズミ族が使ってた光るキノコも使えそうだな。」
俺は思い切ってそのアイデアを採用し、明かりを使った装飾を洞窟内に施していくことにした。
◇◇◇
早速、俺たちは光るキノコを洞窟内に配置してみた。ほんのりと青い光が洞窟全体に広がり、まるで幻想的な空間に変わっていく。洞窟の奥にまで届くこの光のおかげで、暗い場所での作業もずいぶん楽になった。
「うわぁ、なんか良い雰囲気になってきたなぁ!こんなの、ただの拠点っていうよりは…ほとんど秘密基地みたいだぞ!」
レッドローチたちも口々に感動の声をあげる。確かに、こうしてみると単なる洞窟とは思えないような素敵な空間に仕上がってきた。
「じゃあ次は壁に模様を描いてみるか?ちょっとオシャレなゴキブリの紋章とかがあると、俺たちのシンボルっぽくなっていいかもしれん!」
俺はテンションが上がり、思わずそんなアイデアを口にした。どうせなら、ここを訪れた誰が見ても「ここはゴキブリ族とレッドローチ族の拠点だ!」と一目でわかるようにしたい。
◇◇◇
「よし、ツルや小枝でゴキブリの紋章っぽいものを作ろう。ほら、見てみろよ、この感じ!」と、俺は自分で作った簡易なデザインを見せた。
「なぁに、ちょっとした美術の才能があるんだぜ!」と自画自賛しながら、レッドローチたちにも手伝ってもらいながら壁に模様を描き込んでいく。思った以上に凝ったデザインができて、俺たちはすっかり自分たちの新しいシンボルに満足してしまった。
◇◇◇
次に取り掛かったのは、さらなる食料置き場の安全対策だ。何といっても、俺たちがここで安定して生活するためには食料が不可欠だ。安全に保管するだけでなく、見栄えもよくしたいところだ。
「さて、食料の保管場所だけど…もっと魔物が寄り付きにくくするにはどうする?」
「じゃあ、さらに匂いのする草を周囲に敷き詰めてみたらどうだ?」と、レッドローチの一匹が提案してくれた。
「いいアイディアだな!じゃあそれも試してみよう。」
俺たちは食料保管場所の周りに、魔物が嫌う匂いのする草を敷き詰めた。さらに、隠し棚を作り、いざというときに食料が一部隠れるようにした。これで安全性も確保しつつ、食料の管理も楽になったはずだ。
「これで安心だ。もし何かあっても、これなら一晩くらいは持ちこたえられるだろう!」
◇◇◇
「あとさぁ、寝床の周りにも少し装飾を加えてみようぜ。ほら、何かふかふかしたものとかがあったら、さらに居心地が良くなると思わないか?」
俺は思い立ち、洞窟の外にふかふかの苔を探しに行くことにした。レッドローチたちも楽しそうに「ふかふかの苔だ!」と盛り上がり、全員で採集に出かけた。苔の柔らかい感触は疲れた体を癒すのに最適だし、何より見た目も良い。
洞窟に戻り、苔を敷き詰めたベッドスペースが完成すると、みんな大喜びだ。
「リーダー、ふかふかのベッドってこんなに素晴らしいものだったんだなぁ!」
俺も大満足で、「これで今晩からぐっすり眠れるぞ!」と声をあげた。
◇◇◇
こうして俺たちは少しずつだが、自分たちの新たな拠点を着々と作り上げていった。洞窟全体が俺たちの個性で満たされ、ただの生活空間から、まるで秘密基地のような雰囲気になってきている。
「これでよしっと。どうだ、みんな?ここまでやれば、もう俺たちの城と呼んで差し支えないだろ?」
「うん、最高だよリーダー!ここなら安心して暮らせそうだ!」
レッドローチたちもみんな満足げな笑顔を見せてくれた。こうして、俺たちゴキブリ族とレッドローチたちの生活の拠点が完成に近づいているのを感じながら、さらに力強く進むことを決意した。




