表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/64

新たな仲間と地上生活のスタート


「ふぅ…今日も無事に終わったか…。」


俺は火のそばに腰を下ろし、目の前に広がる食材を見つめながらつぶやいた。探検隊のみんなも無事にカエル型魔物を倒し、地上での初日を何とか生き延びたことにホッとしている。けど、まだ安心はできない。地上は想像以上に危険な場所だし、これから何が待ち受けているかわからない。


「ねぇリーダー、あのカエルを倒したのって、結構すごいことなんじゃないか?」


レッドローチの一匹が少し興奮気味に言う。確かに、あのカエル型魔物は手強かったけど、今や俺たちは魔法を使えるゴキブリだ。昔の俺たちじゃ考えられないような成長だ。


「まぁな。俺たち、結構強くなってるかもな。でも、油断は禁物だぞ。地上にはまだまだ強敵がいるはずだし、次は何が出てくるかわからん。」


俺は慎重に答えた。魔物を倒したからって、地上生活が楽になるわけじゃない。むしろ、これからが本番だ。生き延びるためには、もっと食料を確保して、拠点を作らなきゃならない。


「で、リーダー、今日はどんな作戦だ?食料をもっと集めるのか?それとも…」


スケルトン兄貴が手を組んで俺を見つめている。どうやら彼も、今後の計画が気になっているらしい。


「そうだな、まずは食料の確保だ。それから安全な場所を探して、そこに拠点を作る。俺たちは地上で生き延びなきゃならないからな。」


俺はそう言って、みんなに今日の作戦を説明した。まずは地上の果実や木の実を採取し、食料を確保する。その後、安全な場所を見つけて拠点を作る計画だ。


◇◇◇


「じゃあ、早速探索に出かけるぞ!全員、準備はいいか?」


俺は元気よく声をかけ、レッドローチたちを引き連れて森の中へと進んでいく。スケルトン兄貴も一緒にいるから、何かあれば彼が助けてくれるだろう。


「それにしても、この森は意外と広いな。木の実とか、どこにあるんだろうな?」


俺は辺りを見回しながら、木の実や果実を探していた。けれども、なかなか見つからない。ここまで来て収穫ゼロはキツいぞ。


「おいリーダー、あれを見ろよ!あそこに何かあるぞ!」


レッドローチの一匹が興奮した声を上げた。彼が指差す方向には、確かに大きな木の実がぶら下がっている。しかも、かなりの数が実っているようだ。


「よし!これで今日の食料はバッチリだな!」


俺たちは一斉にその木に向かい、次々と木の実を収穫し始めた。レッドローチたちも手際よく実を採り、袋に詰め込んでいく。


「リーダー、これでかなりの量が集まったぞ!これならしばらくは困らないな!」


レッドローチの一匹が笑顔で言う。確かに、これだけあればしばらくは食料に困らないだろう。俺たちは満足げに木の実を抱えながら、次の目的地へと進んでいく。


◇◇◇


「ところで、拠点にする場所ってどこがいいと思う?」


俺はスケルトン兄貴に尋ねた。彼は経験豊富だから、いいアイデアを持ってるはずだ。


「そうだな…この森の奥に洞窟があるって聞いたことがある。そこなら隠れやすいし、安全な場所として使えるかもしれない。」


「洞窟か…確かに、それなら敵に見つかりにくいな。よし、そこを目指してみよう!」


俺たちはスケルトン兄貴の提案に従い、洞窟を目指して森の奥へと進んでいった。途中で魔物に遭遇することもなく、無事に目的地にたどり着くことができた。


◇◇◇


「ここか…確かにいい場所だな。」


洞窟の入口に立ち、俺は周囲を確認した。大きな岩に囲まれたこの場所は、外からはあまり目立たないし、敵に襲われるリスクも少ない。しかも、中は広くて十分なスペースがある。


「これなら拠点として使えそうだな。」


俺たちはその場で休憩しながら、拠点の設計を考え始めた。洞窟の中には食料を保管する場所や、休息を取るスペースを作る予定だ。レッドローチたちも手分けして作業を進め、少しずつ洞窟が居心地の良い場所に変わっていく。


「なぁリーダー、これで俺たちの生活も少しは楽になるかもしれないな。」


レッドローチの一匹が嬉しそうに言う。確かに、ここまで順調に進んでいる。だが、まだまだ課題は残っている。食料の確保も重要だし、拠点の防衛もしっかり考えなきゃならない。


「油断するなよ。ここが完成したら、次は防衛の準備だ。敵に襲われないように、罠や見張りを強化しておく必要がある。」


俺は真剣な顔で言いながら、次の作業を進めることを決意した。地上での生活はまだ始まったばかりだ。これからもっと強敵が現れるだろうし、俺たちが安心して暮らせる場所を守るためには、さらなる準備が必要だ。


◇◇◇


「でも、少しずつ慣れてきたな。この生活も悪くないかも。」


俺はふと一息つきながら、周りを見渡した。レッドローチたちも楽しそうに作業を続けているし、スケルトン兄貴も何か新しい罠を作り始めている。俺たちはこの地上で生き延びるために、少しずつだが確実に前進している。


「よし、これからも頑張るぞ!この洞窟を俺たちの新しい家にするんだ!」


俺の声に、レッドローチたちは元気よく返事をした。こうして、俺たちゴキブリ族とレッドローチたちは、新しい生活の拠点を手に入れ、地上でのサバイバル生活を本格的に始めることになった。


---

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ