新たな仲間と地上生活のスタート
「ふぅ…今日も無事に終わったか…。」
俺は火のそばに腰を下ろし、目の前に広がる食材を見つめながらつぶやいた。探検隊のみんなも無事にカエル型魔物を倒し、地上での初日を何とか生き延びたことにホッとしている。けど、まだ安心はできない。地上は想像以上に危険な場所だし、これから何が待ち受けているかわからない。
「ねぇリーダー、あのカエルを倒したのって、結構すごいことなんじゃないか?」
レッドローチの一匹が少し興奮気味に言う。確かに、あのカエル型魔物は手強かったけど、今や俺たちは魔法を使えるゴキブリだ。昔の俺たちじゃ考えられないような成長だ。
「まぁな。俺たち、結構強くなってるかもな。でも、油断は禁物だぞ。地上にはまだまだ強敵がいるはずだし、次は何が出てくるかわからん。」
俺は慎重に答えた。魔物を倒したからって、地上生活が楽になるわけじゃない。むしろ、これからが本番だ。生き延びるためには、もっと食料を確保して、拠点を作らなきゃならない。
「で、リーダー、今日はどんな作戦だ?食料をもっと集めるのか?それとも…」
スケルトン兄貴が手を組んで俺を見つめている。どうやら彼も、今後の計画が気になっているらしい。
「そうだな、まずは食料の確保だ。それから安全な場所を探して、そこに拠点を作る。俺たちは地上で生き延びなきゃならないからな。」
俺はそう言って、みんなに今日の作戦を説明した。まずは地上の果実や木の実を採取し、食料を確保する。その後、安全な場所を見つけて拠点を作る計画だ。
◇◇◇
「じゃあ、早速探索に出かけるぞ!全員、準備はいいか?」
俺は元気よく声をかけ、レッドローチたちを引き連れて森の中へと進んでいく。スケルトン兄貴も一緒にいるから、何かあれば彼が助けてくれるだろう。
「それにしても、この森は意外と広いな。木の実とか、どこにあるんだろうな?」
俺は辺りを見回しながら、木の実や果実を探していた。けれども、なかなか見つからない。ここまで来て収穫ゼロはキツいぞ。
「おいリーダー、あれを見ろよ!あそこに何かあるぞ!」
レッドローチの一匹が興奮した声を上げた。彼が指差す方向には、確かに大きな木の実がぶら下がっている。しかも、かなりの数が実っているようだ。
「よし!これで今日の食料はバッチリだな!」
俺たちは一斉にその木に向かい、次々と木の実を収穫し始めた。レッドローチたちも手際よく実を採り、袋に詰め込んでいく。
「リーダー、これでかなりの量が集まったぞ!これならしばらくは困らないな!」
レッドローチの一匹が笑顔で言う。確かに、これだけあればしばらくは食料に困らないだろう。俺たちは満足げに木の実を抱えながら、次の目的地へと進んでいく。
◇◇◇
「ところで、拠点にする場所ってどこがいいと思う?」
俺はスケルトン兄貴に尋ねた。彼は経験豊富だから、いいアイデアを持ってるはずだ。
「そうだな…この森の奥に洞窟があるって聞いたことがある。そこなら隠れやすいし、安全な場所として使えるかもしれない。」
「洞窟か…確かに、それなら敵に見つかりにくいな。よし、そこを目指してみよう!」
俺たちはスケルトン兄貴の提案に従い、洞窟を目指して森の奥へと進んでいった。途中で魔物に遭遇することもなく、無事に目的地にたどり着くことができた。
◇◇◇
「ここか…確かにいい場所だな。」
洞窟の入口に立ち、俺は周囲を確認した。大きな岩に囲まれたこの場所は、外からはあまり目立たないし、敵に襲われるリスクも少ない。しかも、中は広くて十分なスペースがある。
「これなら拠点として使えそうだな。」
俺たちはその場で休憩しながら、拠点の設計を考え始めた。洞窟の中には食料を保管する場所や、休息を取るスペースを作る予定だ。レッドローチたちも手分けして作業を進め、少しずつ洞窟が居心地の良い場所に変わっていく。
「なぁリーダー、これで俺たちの生活も少しは楽になるかもしれないな。」
レッドローチの一匹が嬉しそうに言う。確かに、ここまで順調に進んでいる。だが、まだまだ課題は残っている。食料の確保も重要だし、拠点の防衛もしっかり考えなきゃならない。
「油断するなよ。ここが完成したら、次は防衛の準備だ。敵に襲われないように、罠や見張りを強化しておく必要がある。」
俺は真剣な顔で言いながら、次の作業を進めることを決意した。地上での生活はまだ始まったばかりだ。これからもっと強敵が現れるだろうし、俺たちが安心して暮らせる場所を守るためには、さらなる準備が必要だ。
◇◇◇
「でも、少しずつ慣れてきたな。この生活も悪くないかも。」
俺はふと一息つきながら、周りを見渡した。レッドローチたちも楽しそうに作業を続けているし、スケルトン兄貴も何か新しい罠を作り始めている。俺たちはこの地上で生き延びるために、少しずつだが確実に前進している。
「よし、これからも頑張るぞ!この洞窟を俺たちの新しい家にするんだ!」
俺の声に、レッドローチたちは元気よく返事をした。こうして、俺たちゴキブリ族とレッドローチたちは、新しい生活の拠点を手に入れ、地上でのサバイバル生活を本格的に始めることになった。
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