表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したらゴキブリでした  作者: Right
序盤: 地下での生誕と生存のための戦い
39/64

ゴキブリ族の独り言 〜俺、ただのゴキブリだけど〜


「いやぁ、俺ってただのゴキブリだけどさ、最近ちょっと人生(ゴキブリ生?)考えることが多くてさ。」


俺は壁の隙間からひょっこり顔を出しながら、独り言をつぶやいていた。何気ない日常が続く中、リーダーであるあいつ——主人公のゴキブリ——の影響を受けてか、妙に物思いにふけることが増えた。あいつはどうやら、異世界から来た「元人間」らしい。ゴキブリ族の俺たちには理解しがたいが、あいつが言うならきっとそうなんだろう。


「人間からゴキブリに転生とか、正直意味分かんねぇけど、あいつ、なんかしっくりきてるっぽいんだよな。」


俺は壁に身体をフィットさせながら、ついつい考え込む。リーダーはゴキブリ族の中で異様に強く、魔法も使えるし、何より話が面白い。でも、ゴキブリって普通そんなにおしゃべりじゃないだろ?俺たちって、どっちかというと黙々と隙間に潜んで、静かに生きるのが好きな生き物なんだぜ。


「まぁ、あいつの話はどこか非現実的っていうかさ、俺にはよくわかんねぇんだけど。『異世界』ってのが何かすら知らないし。でも、リーダーが面白いからそれでいいか。」


俺は自分の前足を見つめながら、ため息をついた。リーダーはやたらとカッコいいけど、俺は普通のゴキブリ族だし、何か特別なことができるわけでもない。


---ゴキブリ族の日常、でもリーダーはやっぱり特別---


「それにしても、あのリーダー、最近じゃ強い魔法まで使えるようになっちゃってさ。」


リーダーのことを考えると、どうしても劣等感を感じてしまう。いや、俺たちゴキブリ族は隠れて生きるのが得意だし、魔法なんて必要ないんだけど、あいつが魔法をバシバシ使ってる姿を見ると、なんか悔しいよな。


「でもなぁ、魔法なんて使わなくても、俺たちは地道にやっていけるってもんさ。ほら、あの隙間だって、完璧に入り込めるのは俺たちゴキブリ族だけなんだぜ?」


俺は狭い隙間に自慢げに身体を押し込んだ。そう、これが俺たちゴキブリ族の真骨頂だ。魔法も戦闘も必要ない、ただこの隙間にぴったりとフィットして、日々の小さな危険を避けながら生きていけばいいんだ。


「リーダーは異世界人で、色々と忙しいかもしれないけど、俺たちはこうしてのんびり生きていければそれでいいんだよな。」


俺はそうつぶやきながら、再びリラックスした。隙間にいると、周囲の騒がしさも忘れて、安心感に包まれる。これが俺たちゴキブリ族の平穏だ。


---ゴキブリリーダーとの会話、でも違和感がある---


「それにしても、リーダーと話すとき、なんか違和感あるんだよな。あいつ、やたらと『人間だった頃は』とか言い出すけど、俺には人間が何なのかも分かんねぇし。」


リーダーは異世界から来たというが、俺たちゴキブリ族はこの地下世界でしか生きてきていない。リーダーの話す「地上」とか「冒険者」とかの話は、まるでおとぎ話のように聞こえる。


「まぁ、異世界人のことは理解できなくても、あいつがリーダーであることに変わりはないしな。強いし、魔法も使えるし、何よりあいつのおかげで俺たちゴキブリ族も食糧には困らない。」


俺たちゴキブリ族は、リーダーのおかげで安定した生活を送れている。ネズミ族との協力もリーダーが取り持ってくれたし、今のところ、俺たちは危険な魔物とも戦わずに済んでいる。


「そう考えると、リーダーはやっぱり頼りになるんだよな。俺はただのゴキブリだけど、あいつがいればこの世界でも安心して暮らせる気がする。」


そう、リーダーは特別な存在だ。異世界人だろうとなんだろうと、俺たちゴキブリ族をまとめてくれるリーダーであることに変わりはない。


---日々の生活、ゴキブリらしい知恵と工夫---


「さて、今日のご飯はなんだっけ?あぁ、またモグラの肉か。最近ずっとモグラばっかりで、ちょっと飽きてきたなぁ。」


俺は仲間たちと一緒に食べ物を分け合う時間を楽しみにしていた。最近はネズミ族と協力して食糧を確保できるようになったが、同じものばかり食べていると飽きてしまう。


「リーダーが料理に火の魔法を使ってくれるから、味は悪くないんだけどな。でも、やっぱりこう…変わった味が欲しいよな。」


俺たちゴキブリ族は、地道に食べ物を探すのが得意だが、最近はリーダーのおかげで簡単に食べ物が手に入るようになった。そのため、あまり工夫しなくなってしまった。


「そうだ、今度は俺も何か工夫してみようかな。ほら、ネズミ族がよくやってる罠作りとか、ちょっと真似してみるか。」


俺は少し考え込んでから、ネズミ族の罠作りを参考に、自分でも簡単な罠を作ってみることにした。ゴキブリ族だって、やろうと思えば知恵を使えるんだ!


---ゴキブリ族の工夫と知恵---


「よし、この罠で次の獲物を仕留めてやる!魔法は使えなくても、俺にはゴキブリの知恵があるんだ!」


俺は小さな罠を仕掛けながら、次の食糧確保に向けて意気込んでいた。リーダーは魔法で派手にやるかもしれないけど、俺たち普通のゴキブリ族はこうして地道にやるんだ。


「おいおい、リーダーに頼らなくても、俺たちだってやれるってところ、見せてやるぞ!」


俺は独り言をつぶやきながら、罠を仕掛け終えた。さて、次は獲物を待つだけだ。こうして少しずつ工夫していくことで、俺たちゴキブリ族もさらに強くなれるはずだ。


---ゴキブリ族の日常は続く---


「まぁ、異世界ってやつは俺にはよく分からないけど、リーダーがいる限り、この人間に近いところでもなんとかやっていけるよな。」


俺は満足そうに罠を見つめながら、再び隙間に戻っていった。俺たちゴキブリ族の日常は変わらない。でも、地道にやっていけば、きっと明日も良い日になるだろう。


「さて、今日も一日、のんびりやるか。明日はどんなことが待ってるんだろうな?」


俺はそんなことを考えながら、再びリラックスモードに突入した。ゴキブリ族の生活は、まだまだ続いていく。


---


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ