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異世界転生したらゴキブリでした  作者: Right
序盤: 地下での生誕と生存のための戦い
33/64

新しい場所での農業と狩猟大作戦

「さぁ、いよいよ新しい生活の始まりだ!」


俺は新しい隠れ家に落ち着き、ゴキブリ族とネズミ族のメンバーたちに声をかけた。ここから俺たちは、農業や狩猟を本格的に始めて、安定した食料供給を確保しなきゃならない。


「でもさ、ゴキブリ族とネズミ族で農業って、どうやってやるんだ?」


ゴキブリ族の戦士が、少し首をかしげながら俺に問いかけてきた。確かに、ゴキブリやネズミが農業をするなんて、普通に考えればおかしいかもしれないが、ここは異世界だし、そんな常識なんて気にする必要はない。


「大丈夫だ!俺たちゴキブリ族には、強靭な体と素早い動きがある。ネズミ族には器用な手先と豊富なコレクションがあるじゃないか。何でもできるさ!」


俺は自信満々に答えた。これまで数々の困難を乗り越えてきた俺たちなら、農業だって、きっと上手くいくはずだ。


「それは分かったけどさ、具体的に何を育てるんだ?この排水路じゃ、土も水も限られてるぞ?」


ネズミ族のリーダーが、少し不安そうに俺に問いかけてくる。確かに、普通の農業ならば広い土地や水が必要だが、俺たちはゴキブリとネズミだ。そこまで大掛かりなことはしなくてもいいはずだ。


「お前ら、あのキノコを覚えてるか?」


俺はみんなに、以前に発見した成長が早く、栄養価も高いキノコのことを思い出させた。地下の環境に適していて、しかも放っておけばどんどん増えるあのキノコだ。


「おお、あのキノコか!確かに、あれならこの場所でも育てられそうだな。」


ゴキブリ族の戦士が、目を輝かせながら同意してくれた。あのキノコは、湿気が多い場所でもすぐに成長するし、食料としてもかなり優秀だ。


「キノコなら水分もそこまで必要ないし、空気中の湿気で勝手に育ってくれるんじゃないか?しかも、食べごたえがあるから、狩りの成果が少なくても食料が確保できる!」


俺は自信たっぷりにみんなに説明した。そう、キノコ栽培はまさに俺たちにぴったりの農業だ。ゴキブリやネズミにとって、湿気の多い場所で育つキノコは理想的な食料源になる。


「リーダー、それで決まりだな!さっそくあのキノコを育てようぜ!」


ゴキブリ族の戦士たちもすぐにやる気満々になり、キノコの栽培計画が動き出した。ネズミ族は器用な手先を活かして、キノコを植える場所を整備する作業に取りかかってくれた。


キノコ栽培スタート――意外な発見


「おい、ここに植えればいいんじゃないか?」


ネズミ族の一人が、隅の方にある湿った土を指差して提案してくる。確かに、あそこは水が少し溜まっていて、キノコが育ちそうな場所だ。


「いいぞ、その場所に植えよう!キノコは湿気が大事だから、そこなら問題なく育つはずだ。」


俺は彼に賛成し、みんなでキノコを植え始めた。湿った土をかき分け、キノコの胞子を丁寧に撒いていく。この作業は地味だが、ゴキブリとネズミの手にかかればあっという間に終わる。


「リーダー、こっちにも植えたぞ!これでキノコ畑が完成だ!」


ネズミ族のリーダーが誇らしげに言う。キノコ栽培が予想以上にスムーズに進んだおかげで、これからは食料に困ることも減るだろう。


「よし、これで農業はバッチリだな。あとは、狩猟もちゃんとやっていかないと。」


俺はみんなに声をかけ、次のステップとして狩猟の計画を立て始めた。キノコだけでは栄養が偏るから、肉も確保してバランスの取れた食事を目指さなきゃならない。


狩猟計画の始まり――ゴキブリ族の本領発揮


「で、狩猟って言っても、何を狩るんだ?この浅部にはそんなに大きな獲物はいないだろ?」


ゴキブリ族の戦士が、少し疑問を投げかけてくる。確かに、浅部には巨大なモンスターはあまり見かけないが、小型の生物ならいくつか見つかるはずだ。


「そこは俺たちゴキブリ族の素早さを活かすんだ。小さな獲物なら、素早く動いて捕まえることができるだろ?」


俺は自信を持って答えた。ゴキブリ族の機動力は他の生物とは一線を画している。どんな小さな獲物も、ゴキブリ族の素早さなら確実に捕まえることができるはずだ。


「そうだな、俺たちは素早いし、狭い隙間も通れるからな。よし、さっそく獲物を探しに行こうぜ!」


ゴキブリ族の戦士たちはやる気満々だ。彼らはいつも動き回るのが得意だから、狩りに関してもかなり自信があるようだ。


「ネズミ族も手伝えることがあれば言ってくれよな。俺たちだって狩りができるんだぜ!」


ネズミ族のリーダーも負けじと意気込んでいる。ネズミ族は器用な手先を活かして、トラップを仕掛けるのが得意だ。彼らが罠を仕掛ければ、狩りの成功率がさらに上がるだろう。


トラップ作りの達人――ネズミ族の本領発揮


「じゃあ、俺たちは罠を仕掛ける係だな!」


ネズミ族がさっそくトラップ作りに取りかかる。彼らがコレクションしていた錆びた釘や古びたスプーン、ボロボロの靴ひもまで、すべてがトラップの材料に変わる。


「おいおい、本当にこれで罠が作れるのかよ?」


ゴキブリ族の戦士が、ネズミ族のコレクションを見て不安そうに問いかける。確かに見た目はガラクタだが、ネズミ族の手にかかれば意外なものが完成するのだ。


「フフフ、見てろよ。このスプーンがただのスプーンだと思っているなら、甘いな。」


ネズミ族の一人がスプーンを取り出し、それに錆びた釘を刺して罠に仕上げていく。スプーンの柄に靴ひもを結びつけ、さらにボロ布を巻いて、立派な罠が完成した。


「すげぇ…そんなものまで作れるのかよ。俺にはさっぱり分からん。」


ゴキブリ族の戦士が感心しながら見守る中、ネズミ族はどんどん罠を仕掛けていく。ゴキブリ族は動き回って獲物を追い詰め、ネズミ族がトラップで捕らえる――これで狩猟の成功率は格段に上がるはずだ。


「リーダー、罠の設置が終わったぞ!これで獲物がかかったら、俺たちの食料は安泰だ!」


ネズミ族のリーダーが誇らしげに報告してくる。彼らの手によって作られたトラップは、まさに芸術品のようだ。小さな獲物が近づけば、確実に仕留められるだろう。


狩猟の成果――初めての大収穫


「さて、これで準備は整ったな。あとは獲物が罠にかかるのを待つだけだ。」


俺たちはしばらく待ち、罠に獲物がかかるのを見守っていた。やがて、小さな音が聞こえた。罠に何かがかかったらしい。


「おい、何か引っかかったぞ!」


ゴキブリ族の戦士が興奮気味に叫び、みんなが一斉に罠の方に駆け寄った。そこには、小さなネズミのような生物が罠にかかっていた。どうやらこの浅部には、俺たち以外にも小さな生物が生息しているらしい。


「これで今日の食事は確保だな!」


俺は満足そうに笑い、捕まえた獲物をみんなで分け合った。ゴキブリ族もネズミ族も、初めての狩猟で見事に成果を上げた。


農業と狩猟の成功――新しい生活の始まり


こうして、俺たちは新しい隠れ家での農業と狩猟を順調にスタートさせた。キノコ栽培も成功し、狩猟も上手くいったおかげで、これからは安定した食料を確保できるだろう。


「さぁ、これからは俺たちの新しい生活が本格的に始まるんだ!」


俺は仲間たちに声をかけ、これからの未来に希望を抱きながら、新しい隠れ家での生活を楽しんでいくことにした。

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― 新着の感想 ―
ゴキブリとネズミの連合にスケルトンが加わって農業チート開始…。 シュールだけど何故か応援したくなる光景です…。
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