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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第13章

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521回目 誰もやってくれないから、自分でニート生活を作ってるのだ 4

 トモルが見つけた魔術の仕組み。

 それによって作られる新たな魔術。

 それも人々の生活に様々な恩恵をもらしていく。



 科学によって一旦は隅に追いやられた感のある魔術。

 だが、より強力な、より効果的な術が作られていくにつれ、価値を見直されていく。

 魔術が持つ本来の利点を。

 それは決して科学に劣るものではない。



 魔術の利点は、道具を用いずに様々な事が出来る事だ。

 火をおこすといった事は、科学が発達してきたトモル領においても役に立つ。

 単純にマッチやライターとして使うなら便利だ。

 このように、道具に頼らずともそれなりの事が出来る。

 これが魔術のもつ利点である。



 また、遠方を見る、顕微鏡のように小さなものを見る。

 望遠鏡や顕微鏡のような事も出来る。

 携帯電話や通信機を持たずとも、遠距離の会話が出来る。

 どこになにがあるのかを探知・捜索する事も出来る。



 ある程度の効果を得るには、それなりにレベルをあげねばならない。

 それが道具よりも不便な所ではある。

 だが、ある程度のレベルになれば、何も持たなくても様々な事が出来るようになる。



 このあたりが魔術の利点になる。

 ただ、科学が発展するにつれて、こういった事は顧みられなくなった。

 道具を使った方が早いからだ。

 いちいち魔術のレベルをあげる必要もない。

 しかし、新たに作られる魔術はこの考えを変えていく。



 これまでの魔術は、効果がそれほど高いものではなかった。

 あるいは、効率が悪かった。



 言ってしまえば、低レベルで威力の低いもの。

 それしかなかった。

 より強力な魔術というものがない。

 しかし、仕組みが分かってきた事で、より強力な魔術も作られていく。



 戦闘においては、一人で大砲や爆弾並の威力を発揮する。

 研究開発においては、原子分子などの仕組みや意味を見いだせる。

 それだけの効果をもたらすようになっていく。

 こうなると、様々な分野で魔術を用いる機会も増える。



 また、効率も格段によくなった。

 今までは多くの魔力を消費する割に威力が低かった。

 それが、仕組みが分かる事で無駄が省かれていく。

 以前と同じ魔術を使っても、消費する魔力は減った。

 これにより、利便性が格段にあがった。



 こうして魔術が再び復権していく。

 生活に便利な程度ではあるが、魔術を身につけ始める者も増えた。

 そのほとんどが、マッチやライターの代わりに。

 懐中電灯代わりに。

 擦り傷を治す程度に。

 失くし物や落とし物を探すのに。

 そういった事に用いる程度ではある。

 だが、生活において便利なものではあった。



 また、高レベルの魔術を身につけた者は、やはり重宝される。

 科学が作り出す道具や機械ではまだ解明できない部分。

 それを魔術が補っていく。

 それに、科学が解明した世の仕組みも魔術を強化していく。

 それぞれ互いに足りない部分を補いあうようになっていく。



 トモル領の発展は、こうして更に進んでいく。

 科学においては宇宙に向かい。

 魔術においては、心霊・霊界に向かっていく。

 これらもトモルの手を離れ、研究者達が事を進めていく。

 おかげでトモルは、時折思いつきを発表するだけで良かった。

 それらも研究者達が受け取って、新たな何かを生み出していく。

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