表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第8章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

324/531

324回目 より大規模なモンスターの間引き、巣の破壊

 そうした知識部分だけではない。

 領内の拡大発展の為に、障害を排除もしている。



 まだまだ広大なモンスター領域。

 そこを平定し、被害を減らさねばならない。

 なので、暇を作ってはあちこちにあるモンスターの巣を破壊していっている。

 これは以前からやっていた事だ。



 だが、王族をとりこんでからは、よりいっそうこれに集中出来る。

 領地を留守にしても問題があまり発生しないからだ。

 じっくりと腰を据えてモンスターを駆除していける。

 今までだと、モンスターを倒してる最中に危険信号を感知する事もあった。

 その都度領地に転移で戻っていたのだ。



 それが無いというだけでかなりモンスターの巣を破壊していける。

 おかげで、進出できる地域が拡大していく。

 そのほとんどにはまだ手が出せないが。

 確保できた広大な地域に進出できるほど人がいないのだ。



 何十年もすれば、人口は更に拡大するだろう。

 そうなった時には、モンスターを駆逐して手にした土地が役に立つ。

 だが、まだ何十年も先の話だ。

 トモルの孫の世代、その孫の子供の世代あたりになるだろうか。

 そういった先の先の話である。



 もちろん、流入してくる者達はいる。

 冷や飯食いの立場の者達の活動場所は欲しい。

 しかし、トモルが確保してるのは、それ以上に広大な土地だ。

 使おうにも使い切れないでいる。



 それでもモンスターの巣を破壊してる理由は一つ。

 トモル自身の強化である。



「もっとレベルを上げておかないと────」

 それが最近のトモルの口癖だった。



 今の段階でも他を圧倒する強さである。

 そもそも、レベル上昇における能力値の伸びが他の者を圧倒する。

 トモルの1レベル上昇による能力値の上昇は、他の者達の数倍だ。

 単純に1レベルで他の者達の数レベル分の伸びになっている。

 その能力によって、次々にモンスターを倒し、巣を破壊している。



 そんなトモルは、既に常人が到達出来ない程のレベル上昇をしている。

 通常の人間はレベル5くらいが人生における最大到達値になる。

 モンスターとの戦闘を繰り広げる冒険者でも、レベル10から15くらいだ。

 英傑と呼ばれる者達がレベル20を超える。

 レベル30以上は滅多にいない。

 そんなレベル30をトモルはとっくに超えている。



 それでも経験値を稼ぎ、レベルを上げている。

 全ては今後を考えての事だ。



「もっとレベルを上げないと────」

 今でも十分人間離れしてる。

 それでもなお強さを求める。

 その理由は一つ。



「中央と戦争しても勝てるくらいに」

 トモルはそれを覚悟している。

 もう既に中央の貴族達に喧嘩を売ってるのだ。

 このままで済むわけがない。

 だからこそ、対抗できる力を手に入れようとしている。



 その為にも、まずは自分が強くなる必要がある。

 だからレベルを求める。

 更なる強さを求める。

 敵に負けないくらいの。

 一瞬にして殲滅出来るくらいの。



 それが実現可能な強さを。

 だから、モンスターの巣を見つけて突進する。

 その中にいるモンスターを駆逐し、巣の中枢を破壊していく。

 そうして出来るだけ多くの経験値を手に入れる。



「まだまだ、全然足りない」

 そう思いながら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 ファンティアへのリンクはこちら↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 投げ銭・チップを弾んでくれるとありがたい。
登録が必要なので、手間だとは思うが。

これまでの活動へ。
これからの執筆のために。

お話も少しだけ置いてある。
手にとってもらえるとありがたい。


_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ