表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/12

序章 運命の輪に導かれし少女

―――あれは、夏休みのある日の事でした。


▪▪▪


「「お疲れ様でしたー!」」

高校の部活動を終え、奈々美は荷物を持って学校を出た。


片田舎の高校に通っており、家までは歩きで40分位はかかる。


「……今日は、近道を通ろうかな」


学校から10分程歩くと、林の中へ進む道と車が通る道がある。

普段は車の道路を使うのだが、たまには林側を通ってもいいかもしれない。


(昼間でもちょっと薄暗いけど、たまにはいいよね)


覚悟を決めて、林の中へと入っていった。


▫▫▫


「うー……」

日が入りにくい林の中を、早歩きで歩いていく。


(やっぱり、入るべきじゃ無かったかなあ)


今ならまだ引き返せる、そう思った瞬間。

目の前に大きな『破れ目』のようなモノが見えたのだ。


(……!!)


危険を察知して、後退りする。

後ろへ振り向こうとしたその時、見覚えのないヒトが『破れ目』から現れて手を伸ばし始めた。


「逃げなきゃ」


部活動の後で体力は余り無いが、走るしかない。

元の道を一目散に、走り出す。


(……わっ!)


走り出してから半分が過ぎた頃、奈々美は何かに躓いて転んだ。

それを見逃さないと、ヒトの手が足を掴んだ。


『貴女は、導かれし運命です』


その声が聞こえたかと思うと、『破れ目』に向かって引っ張られた。


「き、きゃぁぁっ!」


奈々美が『破れ目』に吸い込まれた後、それは閉じられてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ