わたくしパニックでございます。
早速、家族会議(?)せな!と、意気込み自室から勢い良く飛び出した...はずやねんやけど...
「はい。これで終わりよ。
で、そんなに慌ててどうしたのよ?猪でも飛び出して来たかと思ったわ。」
「うぅ...ありがと...あ!そうよ!わたくし、急いで!家族に伝えなくては!」
ウチが飛び出そうとした瞬間にドアが勝手に開いてもうて、手を伸ばしドアノブを掴もうとした手が、スカッてなって、そのままバランスを崩して、勢い良く転がる様に転けちゃうっていう...
こんなダサい事しちゃうなんて、ウチめっちゃ恥ずかしいやん!コントやん!ヤバいやん!
っと、まぁ、そんなこんなで、ウチより先にドアを開けた人物であるアナリスに手当てしてもろてるっていう...
しかも、転けた衝撃でうっかり目的も忘れてしもてたわ!
早く家族に伝えなくてはならんよ!
再び慌てて立ち上がって行こうとしたんやけど
「ちょっと?!落ち着きなさいよ?エレナ様は今日で7歳、少しは淑女らしくしなくっちゃ!」
「わわっ?!」
アナリスに腕を掴まれ元の椅子に座ってしまってる。
急がなアカンのに!今の家族にその時が来た時、迷惑掛へん為にも、早く...
前世のウチと、今のわたくしとの思いが、ごっちゃになってパニくってたら、両頬に温もりを感じた瞬間、頬をぶにゅっと潰され
「...にゃにしゅるにょ?」
「ふふっ...面白い顔ね。落ち着いたかしら?」
何やってんねん?と、アナリスを見詰めれば、笑われたわ...
えー?アナリスがやったんやん?自分でボケて、自分でウケるみたいな感じやん?アナリス、ちょっと痛い子みたいやで?
でも...
「...ありがと...」
「で、そんなに慌ててどうしたの?」
頬から手を離してくれたアナリスに、色んな意味を含めてありがとうを伝えたら、優しくウチの頭を撫でながら小さい子に言う様な感じで解せへん。
大きく息を吸いて吐いて、うん。落ち着いたわ。
改めて目の前のアナリスを見詰め
「アナリス...信じて貰えないかも知れないけれど、わたくしは、前世の記憶持ちなの。」
「え?エレナ様......夢を見たのでは...」
「...だったら良かったのだけれども...多分、夢ではないと思うの。」
「そうですか...エレナ様がそう言うなら、私も信じるわ。」
「アナリス...ありがとう」
半信半疑やったアナリスは、ウチの言葉を直ぐに信じてくれた。
なんか、メイド見習いでもあるんやけど、姉妹の様な親友の様なアナリスに信じて貰った事が、めっちゃ嬉しい!
「でも、今まで前世持ちだって素振りは全く無かったわよね?」
「えぇ...今日、夢で突然思い出したのよ...」
「成る程ねぇ...
前世持ちを思い出して、何故そんなに慌ててたのよ?前世で何かやらかしたの?前世は前世、エレナ様はエレナ様でしょう?別に慌ててご家族に報告しなくても良いんじゃないかしら?」
「それは...思い出した前世の中に、わたくしエレナに関係するモノがあったの...」
「そう...慌てる程重大なのね?」
「えぇ。」
ごっつ感動しとったら、アナリスは小首を傾げ気になった事を質問してくる。
それに答えとったら最終的に何やら考えてる素振りをして
「分かったわ。色々聞きたいけれども、重大な事なら先ずはご家族に話すべきよね。」
「アナリス...!ありがとう!」
「もー、エレナ様、泣かないの!」
アナリス!心の友やで!感動して涙出るわ!ってか、もうでてるんやけどな!
そんなウチの涙をハンカチで拭ってくれるアナリスに、感極まって抱き付いて、ぎゅうぎゅう圧迫しちゃうでー!
「ちょっとー苦しいわよ?
ふふっ、私と数ヶ月しか変わらないのに、エレナ様は妹みたいですね?」
「うぅ...」