もう一つの世界
ラスボスに負けた用エンディングが残っていました。
一応、RPGを意識した作品なので、投稿しておきます。
◆原初の闇(神と呼ばれるもの)に負けた場合のエンディング
辺り一面が深い闇に覆われ、お互いの姿すら見えなくなる司る者たち
ヒューマ:「サーラ!」
手を伸ばしサーラを探すヒューマ。ヒューマの手がサーラの手を探し出し、しっかりと手を握るが、サーラの手もサーラ自身の姿も見えない
ヒューマ:「サーラ?」
ジェス:「みんな、どこ行った?」
暗闇の中で1人のジェス
ジェス:「こんな闇、俺の拳で消し去ってやる」
濃密な闇に拳をふるうジェス。
ジェスの姿が闇に飲まれ、風のブレスレットだけが残される
ベルタ:「この闇は、どこまで続いているの」
闇の中を歩くベルタの足下
頭の方からベルタの存在が消えていき、ブーツからアンクレットが滑り落ちる
セレン:「このような深い闇は見たことがありません」
観念したようにたたずむセレン
セレン:「ルナよ、すまない。兄さんは月のように輝けなかった」
闇にのまれていくセレン
ミラン:「負けちゃったんだね私たち」
闇の中、ぺたんと座り込むミラン
ミラン:「こんな暗いんじゃ、私の火でも明るくならないね」
黒い炎に飲み込まれていくミラン
フレイ:「こんな闇!こんな闇!」
どこまでも続く闇の中を駆けるフレイ
フレイ:「ミラン!どこにいるんだ!」
流星となって闇に消えるフレイ
サーラ:「ヒューマ・・・」
ヒューマの手の感触だけが伝わってくる
サーラ:「あなたと、もっとヒューマと一緒にいたかった・・・。でももう無理なんだね・・・」
サーラの頬を伝う涙
闇に弾けると同時にサーラの姿も消える
サーラの手の感触が消えて、力を込めると拳を握ってしまうヒューマ
ヒューマ:「サーラ?」
サーラの手を握っていたはずの、自分の手を残りの手で包み込むヒューマ
ヒューマ:「サーラ。ごめん。俺、太陽になれなかったよ・・・」
原初の闇:「案ずるな太陽の子よ」
ヒューマ:「・・・・」
原初の闇:「お前も、大地の乙女も風の旅人も、月も水も火も星も、お前たちは私と一体化して新しい世界を創るのだ」
ヒューマ:「新しい世界?」
原初の闇:「お前たちの世界は終わりを告げる。次は神が統べる世の中になる。新しい世界ではお前たち『司る者』は一つになるのだ」
ヒューマ:「俺とサーラ、みんなが一つになるのか・・・」
手にした剣を降ろすヒューマ
ヒューマ:「そうか、俺たちはみんな一緒になるのか・・・・それもいいのかもな」
ヒューマの手から剣が離れる
剣は回転しながら闇を越え、星の世界を越え、雲を越え、空を越えて落ちていき、地面に突き刺さる。
その剣の柄を生まれたばかりの人類が掴み、剣を天高く構える
剣の切っ先と、生まれたばかりの太陽の光りが重なって全てが光りに包まれる
【バッド エンディング】
バックミラーに映る、男女が近づいてきて、左右に分かれてフレームアウトする
同じカメラアングルのまま、バックミラーに映っていた男女が車に乗り込む
どこまでも続いているような一本道を走っているバイクにトラックイン
バイクのバックミラーに車が近づいてくるのが見える
バイクのタイヤと、車のフロント部分越しに見える海を望む崖
空撮で崖の上に立つ三人の男女を捉える
空撮はそのまま海へトラックしてゆく
波間が巨大な空母にぶつかり、そのまま甲板にトラックする
発射準備の慌ただしい甲板
複座のジェット戦闘機
操縦席の男と火器管制の女
クレーンサインを出す男女
エンジンが燃焼し、甲板クルーがゴーサインを出す
カタパルトから発射され、大空に飲み込まれていくジェット戦闘機
【暗 転】
宇宙ロケット発射場の遠景
管制センターで指示を出す大柄な男
発射を待つパイロット
カウントダウンが終わり、宇宙ロケットが地上から離れる
強烈な重力に耐えるパイロット
ロケット発射場近くの農場
手を休めて、宇宙に消えていくロケットを見つめる麦わら帽子の農婦
宇宙空間を漂う衛星
パイロットのヘルメットに新しい朝陽が映り込む
青い星の向こうの宇宙から、新しい太陽が顔を出す
【太陽が昇らない国の物語(仮) おしまい】
読了ありがとうございました。
5か月に渡って投稿してきました、太陽が昇らない国の物語(仮)完結でございます。
読んでくださった皆様、感謝申し上げます。
ありがとうございました。




